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IFAを副業で始めるという選択。副業に向いている理由と始め方を解説

この記事で解決できるお悩み

✔︎ IFAの仕事とはどんなものか?
✔︎ 副業でIFAはできるのか?

IFA(独立系ファイナンシャルプランナー)は、独立した立場で中立的に顧客の資産運用のアドバイスを行う。IFAは多くの場合は個人事業主として業務委託を受けた上で活動をするため副業から始めることもできる。

実際に「副業でIFAをしたい」というお問い合わせも非常に多い。
「どのような人が副業でIFAができますか?」との質問が多いが、結論としては過去に金融機関(特に証券会社)で資産運用アドバイス業務をしていた方であれば副業で働くことが可能である。

目次

IFAの仕事内容や実態

IFAの仕事内容

IFAの仕事内容は、顧客への資産運用のアドバイスを基本とし、顧客のニーズや自身の知識・得意分野を活かして金融資産全般をサポートすることだ。また、金融商品(株式、債券、投資信託)の仲介のみならず、保険代理店や不動産仲介のサービスを行うIFA法人も多く、提供できるサービスは多岐に渡る。

どうやってIFAになるの?

IFAとして副業を開始するには金融商品仲介業を開業(起業)するか、IFA法人(金融商品仲介業者)に所属するという2つの選択肢がある。実務上は後者のIFA法人に所属することが通常である。

IFA法人の雇用形態

IFA法人に所属する場合は、社員雇用と業務委託契約という2つの選択肢がある。

業務委託契約の場合は、完全歩合制で出社義務が無いなど、フレキシブルな勤務形態にいていることが多く、副業に向いている雇用形態と言えるだろう。昨今ではM&A仲介会社や不動産会社、保険会社の方の金融商品仲介業の登録が増加しており、働き方や相乗効果を生むことで注目されている。

IFAは手数料収入

IFAは金融商品の仲介の手数料収入(お客様に頂いた手数料)が報酬になる。
例えば1,000万円の投資信託の取引仲介で3%の手数料の場合は30万円が売上だ。
業務委託契約の場合は、そこから、証券会社のシステム利用料やIFA法人への按分を除いた50-60%程度、つまり15万円程がIFAの報酬となる。

IFAの平均年収

業務委託契約のIFAの平均年収は1,000万円を超えると言われている
副業で始める場合でも中には月収100万円を稼ぐ人もいる。
その理由は、業務委託契約の報酬形態にある。
業務委託契約の報酬は、ご自身が達成した金融商品、保険契約、不動産仲介などの手数料のうち50%-60%が相場と言われている。大きな金額の取引が発生すれば、短期的に収入を確保することができるだろう。一方で、収入は安定しておらず、波がある業界とも言える。

IFAに向いている人

所属するIFA法人の取り扱いサービスに関して、既に金融商品の販売経験がある人は始めやすいだろう。
具体的には証券会社に勤務したことがあり、証券外務員資格を保有している方は、その資格を引き継いで金融商品仲介業が出来るので有利と言える。

また、銀行や保険代理店などで金融商品の営業経験がある方などもその経験を生かすことが可能だ。

初心者でも始められる

未経験からIFAを副業として始めて収入を得ることができる人もいるが、実際はかなり難しいのが実態だ。
IFAの場合、資産運用のニーズがある潜在顧客とのネットワークと、資産運用に対する提案スキルが必要だ。
特に株、投資信託などの変動商品をメインに扱うため知識、スキル、経験が必要である。もし将来IFAになることを考えている未経験の人は一度、証券会社等に転職してスキルを身につけることをおすすめする。

IFAが副業に向いている理由

IFAを副業で始めるという選択。副業に向いている理由と始め方を解説 IFA転職コラム

IFAとはどのような職業か書いてきたが、ここでは、IFAが副業に向いている理由を掘り下げていく。

IFAは自由な働き方

業務委託契約で働くIFAは、自身が個人事業主となってIFA法人と業務委託契約を結ぶということだ。出社や勤務時間などの制約は無く、顧客とのスケジュールが合えば比較的自由に活動できる。

また、ノルマや営業方針に縛られることなく自身のペースで働けるのも魅力だ。さらに、最近は証券会社よりリモートシステムを貸与されているIFA法人もあり、自宅での注文発注や顧客管理が可能となっている。

本業との相乗効果がある

先にもいくつか本業との相乗効果がある業界を述べたが、M&A仲介業、不動産販売、保険販売を行っている方にとっては親和性が高い業種だ例えば、M&A仲介をされている方であれば会社を売却したオーナーの方に資産運用コンサルティングを行うことが可能だ。
また、不動産を含めた資産のコンサルティングや保険の商品性とも相性が良い。中には、副業として始めたIFAが本業の収入より高くなるというケースも稀にある。副業でのIFAは、収入面だけではなく、仕事の幅を広げ、本業にとってもプラスになるだろう。

ネットやオンラインを活用

ビデオ会議やオンラインチャットが当たり前になってきたことは、IFAの活躍の幅を広げている。顧客の方も気軽にオンラインで相談にのることができるため、多くのIFA法人に問い合わせが増えている。

昨今、投資家とIFAをつなぐプラットフォームが台頭し、証券会社では難しいとされるオンラインによるマーケティングも注目されている。

また、投資家の目線から会社員や経営者は、資産運用の相談をしたくても、銀行や証券会社が空いている平日の日中は時間が取れない、という悩みがあった。オンラインを活用していつでも気軽に金融アドバイザーに相談できる状況に満足されている投資家の方が多く存在する。

さらに、土日や平日の夜にも対応できることがIFAの人気に繋がっており、土日にも働きたい人にとってはメリットのひとつだろう。

副業としてのIFAの始め方

IFAを副業で始めるという選択。副業に向いている理由と始め方を解説 IFA転職コラム

副業としてIFAを始める場合は、働く場所や時間を選べる業務委託契約が最適と言える。業務委託契約でのIFAの始め方を3つのポイントにまとめた。

IFAの取り扱いサービスを把握する

まずは、IFAがどのような商品、サービスを取り扱っているかを知る必要がある。金融商品、生命保険の販売が中心となるので、副業として相応しいかどうかを見極める必要があるだろう。

業務内容に合わせた資格を取得する

業務内容によっては、以下のような資格が必要となるので、事前に確認しよう。

資格が必要な業務

  • 金融商品の仲介業務・・・証券外務員資格
  • 生命保険の営業・・・生命保険の募集人資格

資格が必要ない業務

  • ファイナンシャルプランニング
  • 不動産仲介(※所属IFA法人が宅地建物取引業免許を取得しており、宅建主任者が在籍している場合。)
  • M&A仲介

所属するIFA法人を決める

IFA(金融商品仲介)の業務を行うには証券外務員登録が必要であり、証券業協会の協会員、つまりIFA法人経由で登録を申請してもらう必要がある

IFAを募集しているIFA法人に問い合わせた上で、業務委託契約を締結し、証券外務員登録の手続きを完了させることでようやく業務が可能となる。

自身に合ったIFA法人を選ぼう

IFAを副業で始めるという選択。副業に向いている理由と始め方を解説 IFA転職コラム

様々な背景から、IFAは副業に向いている職業のひとつと言われており、現在は求人が活発な状況だ。

とはいえ、副業として成功を納められるかどうかはそれぞれのIFA次第と言える。副業として継続的に収入を確保するためにも、IFA業界を深く知り、自身にあった所属IFA法人を選ぶことが大切だ

だがIFAになる際に、基本的にはどこかの法人に所属する形を取ることになる。しかし、全国には約650社ものIFA法人があり、情報を取ることや比較することが難しい。実際には

「どのぐらい収益があれば生活が安定するのか?」
「皆どのようなビジネスをしているのか?」

等、IFAになること自体に対する不安の声も多い。

IFAへの転職に悩んでいる方は、ぜひIFA特化型の転職エージェント「アドバイザーナビ」に相談してみて欲しい
外資系プライベートバンカー、大手・中堅証券会社のリテール、銀行の資産運用担当者(FA・FP)の方まで多数の支援実績があり、業界のことを非常に熟知している。

また、弊社のメンバーは大手証券出身者であるため実務に関しても非常に詳しい。まずは情報収集をしたいといったカジュアルな形からでも無料で面談ができるので、お気軽に相談してみてほしい。

もし、IFAになることにご関心がある場合はまずは、下記フォームから無料のキャリア相談のお申し込みを

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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