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証券会社への転職を成功させる!役立つ資格と求められるスキル

証券会社への転職を希望する場合、特定の資格やスキルなどが求められる。株式や投資信託、債券などの金融商品を取り扱うため、金融の知識はもちろん、経済や市場の動向、金融関連の法令・ガイドラインを把握しておかなければならない。年齢を重ねるほど、求められる能力は高くなる。

それでは、転職会社へ転職するためには、どうすればよいだろうか。この記事では、証券会社への転職を成功させるために、証券会社の仕事内容や役立つ資格と求められるスキルを解説する。

目次

証券会社への転職で役立つ資格

証券会社は金融機関のなかでも、実力があれば高収入を得られる業界である。証券会社で活躍するためには基礎知識が必要であり、資格取得を目指すことでカバーできる。証券会社への転職で役に立つ資格を紹介する。

証券外務員一種・二種

証券外務員一種・二種は、証券会社で働くために必要で、基本的に取得しなければならない資格だ。二種外務員保有者は現物株式や投資信託、国債などを取り扱うことができる。一種外務員は二種外務員の上級資格で、取り扱える金融商品に信用取引やデリバティブ取引などリスクの高い商品が加わる。証券会社に勤めるなら証券外務員一種まで取得しなければならない。

応募条件に証券外務員一種必須と記載されていることもあり、あらかじめ取得しておけば、応募範囲は広がる。入社してから取得できる旨の記載も見かけるが、未経験で証券会社への転職を希望する場合は、アピールポイントとして取得しておいてもいいだろう。

証券アナリスト(CMA)

証券アナリストは、企業情報をもとに、リターンやリスクを算出し、投資対象として分析する。また分析結果をもとにレポートを作成し、投資家に対する助言やサポートを行う。

証券アナリスト試験には一次と二次があり、合格率は年度によって違うが、おおよそ50%前後である。試験の実施団体である日本証券アナリスト協会によると、2022年の第二次合格者数が所属している金融機関について、1位が野村證券(132名)、2位がSMBC日興証券(95名)、以下、みずほ銀行(75名)、大和証券(73名)、三菱UFJ信託銀行(65名)と続く。

証券アナリストは、証券会社だけでなく、銀行や生命保険会社、投資アドバイザーなど活躍できる場所は幅広い。またCMAだけが受験できる国際公認投資アナリスト(CIIA)もある。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、個人の目標や夢をかなえるために資金計画を立て、家計に関わる幅広い知識をもとに、サポート&アドバイスするお金の専門家である。学習内容は6分野に分かれ、そのうちの一つに金融資産運用がある。金融以外では、不動産資産設計や相続・事業承継、生命保険や社会保険制度など幅広い知識を身につけられる。

証券会社とは直接関係のない分野もあるが、顧客に提案する際などに長期的・総合的な視点でアドバイスできるようになる。

証券会社での主な業務・仕事内容

証券会社は、資金を調達するために株式を発行する企業と資産運用をしたい投資家とをつなぐ仲介役として活動している。公的年金制度だけでは十分な老後資金にならない可能性があることから、投資に関心を持つ個人は増えている。

では、実際に証券会社ではどのような業務が行われているのか、おも仕事を紹介する。

営業

個人や法人に株式や投資信託などの金融商品を販売したり、資産運用などのアドバイスをしたりする。証券外務員一種・二種の資格は必須で、ファイナンシャルプランナーの資格があれば、多角的な提案が可能となる。一般的に個人向けのリテール部門と法人向けの法人部門に分かれている。

ディーリング(自己売買)

自社の資金で、株式や債券、為替などの金融商品を売買し、利益を追求する。国内外の情報を収集し、分析・判断しなければならない。つまり、ディーラーである。ディーラーの転職は経験者のみで、一般的な募集広告には掲載されないため、専門的なサイトを経由するのがよい。

営業事務

営業事務はおもに営業のサポートをし、顧客の情報管理やスケジュール管理などを行う。また証券会社にはさまざまな法令やガイドラインがあり、法令が遵守されているかどうかのチェックも行う。そのため、金融商品取引法や取引所定款・諸規則などについて問われる証券外務員一種・二種の取得が重要となる。

証券会社への転職に必要な能力・スキル

証券会社への転職に必要な能力やスキルをまとめる。求められる能力やスキルは、身につけていれば転職面接での強みとなる。ここで紹介する能力やスキルを、どのようにアピールするかを検討しよう。

金融知識・法律知識

どの部門・部署でも必要となるのが金融知識・法律知識である。金融知識は普段からニュースに触れたり、金融商品の仕組みを調べたりして少しずつ身につく。ファイナンシャルプランナーや証券外務員の取得を目指しながら体系的に習得する方法もある。法律知識についても出題範囲に含まれている。

情報収集力

金融に関するニュースは毎日のように発信されている。毎日情報に触れるマメさが必要である。特に金融業界の経験が浅いと、顧客のほうが詳しいことはよくある。最新・話題のニュース、税制改正の内容など広くアンテナを張っておく必要がある。

判断力・分析力

おもにディーラーに求められる能力である。あらゆる情報を収集・分析して、投資判断しなければならない。利益を追求できる判断力・分析力は日々の努力による積み重ねで身につく。

証券会社への転職を成功させるために

証券会社への転職を成功させるために、転職アドバイザーに相談する方法もある。この記事で紹介した相談者の希望やスキルなどをもとに、求人情報を提供してくれる。

特にIFA転職の転職アドバイザーは、証券会社をはじめとする金融機関の転職に特化したサービスである。IFA転職の求人情報は完全非公開で、金融機関への転職を希望する人のみサービスを受けられる。

「どのような資格をとればよいか」「面接にどのように振舞えばよいか」「希望する年収を得られるか」などの疑問や不安に対して、金融機関への転職ならではの回答をしてくれる。早めに相談するほど、有効活用できるので、気になる人は問い合わせてみよう。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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