男性が転職するときに有利な資格4選　求められている業界も解説

「転職につよい資格をとりたい」
「転職に有利な資格をとりたいが、どの資格がよいのだろうか」という男性の方。

資格をもっていると、転職の選択肢が広がる。中には、特定の資格の保有が必須の職業もある。

そして、資格を取得するには事前の勉強が必要だ。
難易度が高く、膨大な学習時間を求められる難関資格もあれば、そうでない資格もある。中程度の難易度でありながら、多くの企業から好まれる資格もある。

そこで、この記事では資格選びに悩む男性に向けて転職に有利な4つの資格を紹介する。
さらにそれぞれの資格の難易度や勉強法についても解説する。

まずはこの記事で転職に有利な資格の種類とその勉強法について押さえよう。

本当に資格は転職に有利なの？

資格には種類がある

資格には、国家資格、公的資格のほか民間資格がある。国家資格の中には、司法試験や、公認会計士などがある。権威性も高いし業務独占資格も多い。業務独占資格とは、特定の業務に就くにあたって必須条件の資格のことだ。たとえば公認会計士や、弁護士などがあげられる。

公的資格資格とは、省庁が認定しているものの、民間会社や公益財団法人などが実施している資格だ。英検（実用英語技能検定）、簿記（日本商工会議所簿記検定）がそれにあたる。

民間資格は、民間企業が実施する資格試験のこと。インテリアコーディネーターや、食生活アドバイザー、証券アナリストなどさまざまな資格が該当する。

国家資格と比較すると権威性は劣るが、業界内では必須であったり業界内での権威性を発揮できる資格もある。

資格は転職先を広げてくれる

業務独占資格でなくても、資格は転職先の選択肢を広げてくれる。

また、採用面接においてほぼ同様の能力をもった候補者どうしでどちらか一人しか採用できない場合などは、資格が決めてになることもあるだろう。

資格だけで積極的に採用されることは少ないが、資格だけで採用に進むことはなくても、資格取得は何につけ転職には有利にはたらく。

男性におすすめ　転職に有利な資格4選

宅地建物取引士資格試験宅建（宅建）

宅建は土地建物取引士、宅建士とその試験を指す。土地や建物の売買時に義務付けられている「重要事項の説明」は宅建士にしかできない。

不動産・住宅業界は当然として、信託銀行、銀行など金融業界でも求められる。将来的には、不動産業者としての独立も視野に入れている男性にもピッタリの資格だ。

難易度は中程度。書店には多種多様な宅建関連の参考書・問題集が並んでいる。しっかり学習すれば独学でも合格は可能だ。

もちろん、通信講座などを使えば効率的に学習できる。宅建の資格取得について詳しくしりたい方は記事「宅建の難易度と学習のポイント」をご覧いただきたい。

ファイナンシャルプランナー（FP技能検定、AFP・CFP）

ファイナンシャルプランナーの資格には国家資格の「FP技能士」と民間資格の「AFP」「CRPⓇ」の2種類がある。両社とも権威性は同等だ。一般的に就職に有利になるのは「2級FP技能検定」および「AFP」以上といわれている。

求められる業界は、金融、保険、不動産・住宅業界などが中心だ。推奨資格として位置づけられ、取得者には資格手当として月額数万円が支給される会社も多い。事前に取得しておくことで、転職の際には有利になる可能性が高い。

この資格のよいところは、学んだ知識を自分の生活に活かせることだ。現状住宅ローンなどは男性名義で組むことが多い。
自分の生活に活かせることはもちろん、資産アドバイザー業務に就く場合は、専門家目線と、利用者目線の両方にたってアドバイスができる。

難易度は「2級FP技能検定」「AFP」は中程度であるのに対し、「1級FP技能検定」「CFPⓇ」は難しい。
出題範囲は法律から会計、証券分析、ライフプラン作成と広域だ。通信講座やスクールに通っての学習をおすすめする。

ファイナンシャルプランナーの資格取得について詳しく知りたい方は記事「AFPとは？　資格のメリットや試験概要を解説」をご覧いただきたい。

マイクロオフィススペシャリスト（MOS）

MOSは、WordやExceltなどのソフトの習熟度を示す資格だ。試験は、株式会社 オデッセイ コミュニケーションズが実施している。Word、Excelなどソフト毎に、2013、2016、2019とバージョン別のテストになっている。

難易度は一般的なレベル（スペシャリストまたはアソシエイト）と上級レベル（エキスパート）の２種類ある。
マイクロソフト社のソフトを使った事務処理能力の高さをアピールできる。

極めて汎用性の高いソフトの資格試験であるため、求められる業種・職種は極めて多岐わたる。

MOSホルダーは、入社後PCノウハウについて質問を受けることが多いだろう。業務についての知識を上司や同僚から受け取り、PCノウハウについてアドバイスすることも可能だ。入社初期から建設的なコミュニケーションができる。

一般レベルの難易度は、独学レベルでも事前勉強をしておけば合格可能だ。上級レベルは難易度が高い。通信講座などを使い効率的に学習することをおすすめする。

転職後は、資格を活かして活躍しよう

資格を活かして転職を果たした後は、新しい会社での活躍を目指そう。そもそも転職は人生をよりよくするための手段の1つだ。転職そのものが人生の目的ではない。転職に役立った資格は、業務にも活かして、よりよい人生を手に入れよう。

資格が活きる仕事の例　ファイナンシャルプランナーとIFA

IFAとはIndependent Financial Advisorの略で、独立系金融アドバイザーのことだ。特定の金融機関に所属せず、中立的な立場からのアドバイスがお客さまに好評で、近年は人数も増えている。

転勤がないので、一人のお客さまと長く付き合える。その間、資産形成のアドバイスをしたり、ご家族が増えたり、相続を受けたりなどいろいろな人生のシーンに遭遇する。その都度適切なアドバイスを求められるのがIFAだ。

ファイナンシャルプランナーの資格が無くてもIFAにはなれる。しかし、業務は資格取得の学習内容が存分に発揮できる内容なのだ。

IFAに必要な資格とスキルについて詳しくしりたい場合は、以下の記事をごらんいただきたい。

IFAへの転職は、転職エージェント利用を推奨する。なぜなら、IFA法人の情報は少なく比較検討をしたり、希望の条件とあうかどうかを自分で調べるのは大変だからだ。

IFA転職エージェントへの登録は、下の「転職のご相談はこちら」に入力すればよい。IFAに少しでも興味がある方は、下記フォームのご利用をおすすめする。