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IFAの転職エージェントとは?利用するメリットとおすすめ4選を解説

昨今では、独立系ファイナンシャルアドバイザーであるIFAへの注目が集まっている。クライアントへの価値提供の在り方や自身の働き方を見直すなかで、IFAへの転職を検討する人も増えている状況だ。しかし、転職の相談先に悩んでいる方も多いだろう。そこで利用したいのがIFAの転職エージェントである。

この記事では、IFAの転職エージェントを利用するメリットや、おすすめのエージェントを厳選して紹介している。

IFAへ転職する人が増えている背景や、IFAになるまでの障壁についても解説しているので、IFAへの転職を検討している人はぜひ参考にしてほしい。

IFAを検討する際のおすすめの転職サイト

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目次

IFAへ転職する人が増える背景

そもそもIFAとは、個人向けに資産運用などの金融サービスを提供する担い手の形態の一つである。

IFAは、証券会社などの金融機関に所属せず、一定の独立した立場で活動しており、所属機関の営業方針に縛られず、クライアントの利益を優先した提案を行える点が大きな特徴だ。

IFAとして活動するには金融商品仲介業者であるIFA法人に所属するのが一般的で、特定の金融機関とは独立した立場で、より自由でクライアントに寄り添った働き方を目指したい人から注目を集めている。

IFAの人数推移を見ると、2004年6月は30名程度であったが、2007年には2,000名を突破し、2023年には6,544名まで増加している。

なお、2012年頃から2018年まではほぼ横ばいであったが、2019年を境にIFAの数は急増しているのも特徴的だ。

IFAとして働く人が増えている状況であるが、その背景を詳しく見ていこう。

大手証券会社の動向

新型コロナウイルスによる生活様式の変化により、大手証券会社も大きな打撃を受けている。オフラインの対面による営業を強みとする従来型の大手証券会社は売上が減少傾向にある一方、ネット証券のシェアが拡大している状況だ。

手軽に情報を入手できるようになった昨今では、オンラインで手続きを完結させたいユーザーも増えており、手数料を抑えられるネット証券を利用する流れになりつつある。

こうした背景もあり、大手証券会社では営業部門の業務縮小に着手している状況だ。証券会社に勤める営業部門の社員にとって、今後のキャリアについて考えざるを得ない状況と言えるだろう。

今後もサービスの効率化や利便性を求める動きは加速するものと予測され、大手証券会社では、いかにして付加価値を提供していけるかが鍵を握る。

「金融商品の売買を仲介する」だけではなく、金融・資産運用のプロとして、クライアントのライフプランに合った適切な資産運用のサポートを提供するスキルが各個人に求められている。

IFA業界の拡大

IFAの数に関して、近年の伸び率を加味して2030年には11,000人を超えるとの予測もなされている。

そもそも、IFA業界が立ち上がったのは比較的最近であり、業界内のさまざまな需要と供給をマッチングするプラットフォーム・インフラの整備が整っていない状況だ。

  • IFAに投資家の営業リードを提供する営業支援会社
  • 投資家の資産管理業務を効率化する業務支援会社
  • IFA法人と求職者との間でマッチングをサポートする転職支援会社

上記を中心にIFA業界のインフラが整備されつつある状況で、IFAになりやすい環境が整うのはむしろこれからである。

また、先ほど解説した大手証券会社の動向を踏まえると、IFA業界に人材が流れる見込みも高く、業界はさらに拡大していくだろう。

IFAになるまでの課題

IFAになる方法は、大きく分けて以下の2種類ある。

  • IFA法人と雇用契約や業務委託契約を結んで社員として働く
  • 金融商品仲介業者として独立する

結論として、IFAの経験がない状態から独立するのは非常に困難であるため、これからIFAになりたい場合は、IFA法人に所属して経験を積むのがベターだ。

IFA法人に所属するなら雇用契約または業務委託契約を締結することになるが、それぞれの特徴は下表のとおりだ。

契約形態特徴
雇用契約今までの仕事と同じような環境で働ける

固定給や手当を受け取って働くのが一般的で、一部歩合制を採用するケースも多い
業務委託契約原則として完全歩合制を採用している個人事業主として、営業活動やバックオフィスもすべて自分で行う必要がある

収入を青天井に高められる可能性もある

IFAになるまでの流れは上記のとおりだが、IFA法人への所属を検討するにあたって、さまざまな課題がある。以下で、それぞれの課題について詳しく解説するので参考にしてほしい。

顧客との関係性

IFAとして活躍し続けるには、顧客とのつながりや関係性を深めていくことが最も重要である。

IFA法人に転職した場合、転職先によって集客を完全に会社が行うケースもあれば、営業活動はIFAが各自で行うこともある。業務委託契約の場合は、顧客への営業活動はすべて自分で行わなければならない。

IFAに転職して間もない間は当然ながら実績や顧客とのつながりがないため、活動の基盤づくりに苦労することが多いのが実情である。

そのため、IFAとして最終的に独立したいと考えている場合でも、まずはIFA法人に転職して、クライアントとの関係性を醸成させたほうがよいだろう。

また、IFA法人の営業方針も慎重に判断すべきだ。可能であれば集客を法人が行う方針のところに転職し、IFAとしての活動をスタートさせやすい環境を探すのがおすすめである。

条件交渉

IFA法人への転職でネックになるのが、転職先との条件交渉だ。

この点はIFA法人に限った話ではないが、現職の待遇と比較して、よりよい条件で転職したいと誰もが考えるだろう。

IFA法人の場合、報酬体系や在籍料、クライアントをどれくらい紹介してもらえるのかなど、業界独特の決め事があるため、条件交渉が難航することもある。転職エージェントなどのサポートを受けずに転職活動をすると、求職者の知識が乏しいことからIFA法人に主導権を握られてしまうケースも多いようだ。

IFA法人への転職を希望する場合は、第三者のサポートを受けて条件交渉を代行してもらったほうがスムーズに話を進められるだろう。

退職交渉

IFAになるにあたって最後の障壁になるのが、現職の退職交渉である。

盲点になりがちだが、現職の退職が難航することもあるため、無事にIFA法人への転職が決まっても安心できない。

現職で要職についていたり、多くのクライアントを抱えていたりする場合は、適切な引き継ぎはもちろん、上司への早めの相談・報告が何より重要だ。

スムーズに転職活動を終えられるよう、現職に対するケアも慎重に進めておこう。

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転職エージェントに相談するメリット

IFA法人への転職を検討するなら、転職エージェントは積極的に活用すべきだ。

ここでは、転職エージェントに相談するメリットを3つ紹介する。

  • フラットな意見を聞くことができる
  • 条件交渉に入ってくれることもある
  • 業界特有のトラブルに詳しい

それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

フラットな意見を聞くことができる

転職エージェントを活用すれば、プロのキャリアアドバイザーからフラットな意見を聞けるため、自身のキャリアを考える際の参考になるだろう。

自分一人で転職活動を進めると、どうしても主観的になってしまい、選考を受けているIFA法人を客観的に評価・判断できない可能性もある。

  • どのようなIFA法人に転職すべきか
  • 自分に向いているIFA法人の特徴は何か
  • IFA法人に対する客観的な評価
  • 自身のIFAに対するそもそもの適性

転職エージェントに相談すれば、求職者の立場に合わせて上記のことなどをフラットな目線でアドバイスしてくれる。

一人で転職活動をしている際にはなかった視点を取り入れられるため、IFA法人への転職に対する後悔もなくせるだろう。

条件交渉に入ってくれることもある

転職エージェントを利用すれば、IFA法人との雇用契約に関する条件交渉に入ってくれることもあるため、大きな安心感を得られるのもメリットとして挙げられる。

自身の経験やスキル、IFA法人の報酬形態に合わせて条件交渉を進めてくれるため、市場価値にふさわしい転職を実現できるだろう。

条件交渉だけでなく面接の日程調整も含めて代行してくれるため、転職活動に関する煩わしさから解放されるのは大きなメリットだ。

  • 自身でIFA法人の採用担当者などと条件交渉するのがネックに感じている
  • 自身の市場価値を適切に伝えるのが苦手
  • IFA業界の知識が乏しいためうまく交渉できる自信がない

上記に該当する人は、転職エージェントを活用してスムーズに条件交渉を進めてほしい。

業界特有のトラブルに詳しい

転職エージェントを活用すれば、IFA業界特有のトラブルにも詳しいため、よりスムーズに転職活動を進められるのも大きなメリットだ。

IFAとして活動をスタートすると、IFA法人との間で以下のようなトラブルが頻発する。

  • 報酬形態が改悪された
  • 在籍料やシステム使用料が上がった
  • IFA法人がクライアントの紹介をしてくれなくなった

いずれも、IFAとして活動していくにあたって死活問題と言えるような内容だ。この点、転職エージェントを利用して条件交渉を済ませておくと、契約内容も明確にできるためトラブルが発生する可能性はほぼないだろう。

転職エージェントは業界に精通しているため、転職後によくあるトラブルも理解している。優秀なエージェントであれば、求職者が気づいていない注意点やトラブルを回避できるようにリードしてくれるだろう。

転職エージェントを利用する際の注意点

転職エージェントの利用はメリットだけでなく、注意すべき点もいくつかある。

なかでも、以下の3点はあらかじめ覚えておこう。

  • エージェントによって強みや相性が異なる
  • 転職の軸を先に決めておく
  • 求人情報の比較や情報を処理しきれない場合がある

それぞれを理解したうえで、転職エージェントをうまく利用することが大切だ。

エージェントによって強みや相性が異なる

IFA法人への転職に強みがある転職エージェントはいくつかあり、それぞれに強みが異なり、所属エージェントとの相性も異なる点には注意が必要である。

転職エージェントの方針によっては思っていたサポートを受けられない場合もあり、なかには高圧的な態度をとるエージェントがいるのも事実だ。また、エージェント自身の報酬目的で、求職者のニーズに沿わない求人を紹介するケースもある。

転職エージェントは基本的に無料で利用できるため、一つに絞らず複数サービスを利用するのがおすすめだ。また、最初に紹介された担当者との相性がイマイチだと思ったら、早めに交代を依頼しよう。

相性の悪いエージェントを利用すると理想のIFA法人に出会えない可能性が高まってしまうため、法人に対するフィーリングだけでなく、エージェントとの相性にも注意を払うことが重要だ。

転職の軸を先に決めておく

IFA法人への転職を目指す際は、エージェントを利用する前に転職の軸を決めておくべきだ。

転職エージェントを利用すると、求職者におすすめな求人をさまざまな角度で紹介される。その際、自分に明確な軸がないと志望先を見極められず、どの法人への選考を希望するか判断が難しくなってしまう点には注意が必要だ。

転職エージェントが勧めるままに選考を受けてしまうと、違和感を抱いた状態で転職を決めてしまう可能性もあるため、必ず自分の軸は明確にしておこう。

求人情報の比較や情報を処理しきれない場合がある

転職エージェントを利用すると、ヒアリングした内容を踏まえておすすめの求人が紹介されるため、さまざまな選択肢から求人情報を比較することは難しくなる。

逆に、エージェントによっては次から次へと求人を紹介するケースもあるため、追加で寄せられる情報を処理しきれない場合もあるだろう。

転職エージェントを利用することで面接日程の調整や条件交渉を代行してくれるのは大きなメリットであるが、情報過多になることも多い点には注意が必要だ。

複数の転職エージェントを利用すると担当者の数が純増するため、最も信頼できそうな転職エージェントを探し、そのなかで担当者との相性が合わなければ交代を依頼して転職活動を進めることをおすすめしたい。

おすすめの転職エージェント

ここでは、IFA法人への転職におすすめしたい転職エージェントを4つ紹介しよう。

  • 証券転職
  • リクルート
  • ビズリーチ
  • IFA転職(アドバイザーナビ)

それぞれの詳細を踏まえ、自身に合いそうな転職エージェントを利用してみてほしい。

証券転職

「証券転職」は、証券会社への転職に強みがある転職支援サービスだ。

証券業界に精通したプロのキャリアコンサルタントが求職者一人ひとりとヒアリングしたうえで、希望に合った求人の紹介や面接日程の調整などをトータルサポートしてくれる。

利用はもちろん無料であり、自身のキャリアに悩んでいる人はもちろん、現在の自身の市場価値を確かめる目的としても利用する価値は高いだろう。

リクルート

リクルートエージェントは、金融業界の求人を多数揃えている転職エージェントだ。

公開・非公開の求人を合わせると合計60万件近くあり、好条件の求人を見つけやすいだろう。

全国に対応しているのはもちろん、あらゆる年齢の求人が豊富に用意されており、未経験からIFAに転職する際も安心できるはずだ。

転職エージェントとして知名度や規模も最大級であり、利用も無料なので登録してみて損することはないだろう。

ビズリーチ

ビズリーチは、ハイクラスな転職を目指したい人に特におすすめな転職エージェントだ。ビズリーチの場合、プロフィールを登録すると企業から直接スカウトを受けられる制度が大きな特徴で、現職が忙しい人は効率よく転職活動を進められるだろう。

転職して年収アップを実現させた人も多く、全国に限らず海外の求人も取り扱っているため選択肢は豊富だ。

IFA法人の中でも、よりハイクラスで高年収を狙いたいビジネスパーソンは、ビズリーチの利用がおすすめである。

IFA転職(アドバイザーナビ)

IFA転職(アドバイザーナビ)は、IFAへの転職に特化したエージェントサービスを提供している。

IFAを経験したキャリアアドバイザーと面談しながら転職活動を進められるため、疑問点や不安点がある際はその場で解決できるだろう。

提携しているIFA法人も多数あり、求職者とのヒアリングを通じて希望に合う法人の紹介を受けられる。もちろん、面接の日程調整や条件交渉もキャリアアドバイザーが代行してくれるため、IFA法人への転職を希望する人に特におすすめだ。

また、IFAに転身した後の顧客開拓や営業もサポートしている点が特徴である。利用も無料なので、今すぐ転職を考えていない場合も、キャリアの選択肢を検討する際に活用できるだろう。

IFAの転職に特化した転職支援や求人紹介を受けたい場合は、「IFA転職」を利用しよう。

まとめ

IFAになるのは簡単ではなく、業界特有のトラブルや条件交渉に難航することもあるため、転職エージェントを利用したほうが効率よく転職活動を進められる。

転職エージェントを活用すれば、フラットな目線で意見をもらえたり条件交渉や面接の日程調整を代行してくれたりするが、相性が合わない・求人の質を担保できないなどの注意点もある点は覚えておこう。

IFAへの転職におすすめなエージェントを紹介したが、利用するならIFAの転職に特化したサービスがおすすめだ。

「IFA転職」なら、専門的な知識を持つキャリアアドバイザーが求職者の希望に合う求人の紹介だけでなく、転職後のサポートも提供している。

IFA法人への転職を検討している人は、IFA転職にまずは無料相談することから始めてみるとよいだろう。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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