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税理士の転職先5選 メリットデメリットも説明

今の事務所で働き続けるのもよいが、もう少し業務の幅を広げたい
会計事務所ではないところでも、働いてみたい

と考えている税理士の方。転職はキャリア構築の強力なツールだ。

違う業務へのスイッチ、年収UP、プライベートを重視するためのキャリアチェンジ・・・。転職で自分が描く働き方が実現できる。とはいえ、転職にはリスクも伴う。

こんなはずじゃなかった
条件はよいが、業務のすすめ方が非効率すぎる

といった事態は、なるべく避けたい。

そこで、今回は税理士の転職先5つを取り上げ、それぞれのメリットデメリットを紹介する。転職成功への足掛かりにしてほしい。

目次

税理士としてのキャリアを重ねることのメリット・デメリット

税理士の転職先

税理士としてのキャリアを重ねることのメリット

職業としての税理士の大きなメリットは、自分らしい働き方を実現できることだ。税務に関しては税理士の独占業務。日本全国でその専門性が発揮できる。

また、転職することで、新たなキャリアの可能性が広がる。税理士事務所から、事業会社の経理担当へ。経理担当者からベンチャー企業のCFOへといったように。同時に、転職による年収UPも可能だ。

税理士業務のデメリット

顧客や自分の都合ではなく、毎年のように発生する税制の変更を理解・対応しなければいけないことは税理士の仕事のデメリットだろう。例えば2023年10月から開始されるインボイス制度などは税理士にとっては手間が増える変更に違いない。

また、繁忙期と閑散期とのギャップが大きい。年間を通して同様の負荷で働きたい人にとって、この特徴は大きなデメリットだ。

税理士の転職先5選 メリット・デメリットは?

税理士の転職先

国際的な仕事も手掛ける「BIG4税理士法人」

  1. PwC税理士法人
  2. デロイトトーマツ税理士法人
  3. KPMG税理士法人
  4. EY税理士法人

上記4社がBIG4税理士法人と呼ばれている。主なクライアントは大手企業。税務書類や報告書などを作成する。さまざまな国際税務などを担当することも可能。それゆえ、語学力が高い税理士を求める。チームで仕事をすることが多い。

メリットは20代でも高い給与水準であること、ネームバリューが高くその後の転職に有利に働くことが多いこと。

デメリットは、大手企業の要望に応じて、時に形式的な作業が膨大に発生する、細分化された業務のみを担当する傾向があることだ。

名だたる企業がクライアント「BIG4会計事務所」

  1. EY新日本有限責任監査法人
  2. 有限責任あずさ監査法人
  3. 有限責任監査法人トーマツ
  4. PwCあらた有限責任監査法人

上記4社がBIG4会計事務所と呼ばれている。主な業務は監査であるものの、税理士の需要も相応にある。主なクライアントは大手企業。

メリットは、名だたる企業の税務・監査に携わることができること。その後の転職にBIG4での勤務経験が有利に働くことだ。

デメリットは、大企業が求めるクオリティに応えるため、仕事量が多く長時間労働になる傾向があることだ。

幅広く税務を担当できる「中小税理士事務所」

中小の税理士事務所は、税理士を極めたいと考えている税理士にとって最適な場所といえるだろう。なぜなら、仕分け、決算、納税など一気通貫して担当できるからだ。経営者の話しを直接聞ける機会が相対的に恵まれている点も大手とは異なる魅力だ。

メリットは、幅広い分野に携われること。大手事務所と比較し、クライアントの経営者、意思決定権者との距離が近いこと。30代以降はBIG4より高い年収の可能性があることだ。

デメリットは大手事務所に比べて教育体制が確立されていないこと。業績評価基準が不明瞭な傾向がみられることだ。

経営に関する重要資料”財務諸表”の専門家になる「事業会社」

事業会社は、財務諸表の経験を積みたい税理士にとって最適な選択肢になる。事業会社では、業績の指標として、また次年度の計画を立てるための情報源として、財務諸表は大変重要な書類だ。また、昨今は連結会計、組織再編など高い技量が求められるようになっている。事業会社ではたらく企業内税理士は会社内に少人数であることが一般的だ。

メリットとしては、財務諸表についての知見が深められる点。社内において税務の専門家としての確固たるポジションを構築できる機会に恵まれることだ。

デメリットとしては、社内に仲間が少ないこと。収入が税理士としての業務の成果ではなく会社業績に左右されやすいことだ。

主計?資産税?大別すると2種類の業務「金融機関」

金融機関において税理士には2種類の仕事がある。

1つは主計と呼ばれる、金融機関自身の税務申告や国際税務に係る仕事だ。金融機関の決算は事業会社とは異なる。希少性の高い業務に携われる。

他方は、顧客の相続税や固定資産税などの資産税を取り扱う業務だ。

税理士が金融機関ではたらくメリットは、高い年収を獲得できる可能性が高いこと。主計業務の場合は専門性の高い特殊な業務に携われることだ。

デメリットは、労働時間が長くストレスが高まる可能性があること。主計業務の場合、他業界への転職が難しくなることだ、

税理士の転職先は転職エージェントと共に探そう

税理士の転職先

税理士の転職は、転職エージェントを利用して探すのが効率的だ。なぜなら、転職エージェントは、求職者のスキルや経験に合った仕事をスムーズに紹介してくれるからだ。

また、提出書類の添削や面接対策もしてくれる。これは、とくに「会計事務所から事業会社へ」など業態を変更を希望する場合はかなり有効だ。アピールすべき実績や、志望動機などの作成へのアドバイスをしてくれる。

転職エージェントについてはこちらの記事をご覧いただきたい。

業界初IFAに特化したエージェントサービス「IFA転職」

なお当社アドバイザーナビはIFAに特化して転職エージェントサービス「IFA転職」を運営している。IFAとは、独立系金融アドバイザーのことであり、お客様に対して資産運用のアドバイスや売買の仲介をする仕事だ。

最近は税理士法人がIFA法人を立ち上げる例なども見られる。なぜなら、富裕層や企業経営者は相続や事業継承など税務と深く関わっているからだ。

税理士としてのキャリアを活かせ、お客様から感謝していただけるのがIFAという仕事だ。IFAに興味をお持ちの方は下の「無料キャリア相談お申込みフォーム」をご利用いただきたい。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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