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4月入社の転職で源泉徴収票が必要になる理由|手元にない場合の対処法も解説

年末や退職時に受け取る「源泉徴収票」は、転職先で提出が求められる書類のひとつである。所得税額の算出に必要な書類であるため、忘れずに前の職場から受け取っておくことが大切だ。

本記事では、転職先から源泉徴収票の提出を求められる理由や手元にない場合の対処法について解説する。

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目次

4月入社の転職先には源泉徴収票の提出が必要

年度が始まるタイミングである4月に入社する場合であっても、源泉徴収票を提出しなければならない。

ここでは、源泉徴収票が転職先で提出が求められる理由や確定申告について解説していく。

源泉徴収票とは

源泉徴収票は、1年間の給与総額(給与・ボーナス)や天引きされた社会保険料、所得税の額が記載されている書類のことだ。

書類を見れば、会社が自分に代わって納付してくれた所得税額や収入を確認できる。

通常、源泉徴収票は年末調整の計算後に交付されることが一般的だが、従業員の退職時も交付が義務付けられている。

転職等で会社を退職する際には、前の職場から忘れずに源泉徴収票を受け取ろう。

なぜ源泉徴収票を転職先に提出するか

転職時に前の職場での源泉徴収票の提出を求められる理由は、前の職場分の収入や納付した所得税額などを把握しなければならないためだ。

例えば4月入社の場合、1〜3月の給与を転職先の企業は当然把握していない。

年末調整では1〜12月分の給与額をもとに計算を行うため、1〜3月分の収入を把握しておく必要があるのだ。

転職時には源泉徴収票を必ず受け取り、紛失しないように保管しておこう。

確定申告にも源泉徴収票は必要になる

「転職先の会社が年末調整を行う」という方法以外に、自分で確定申告を行うケースもある。

確定申告にも源泉徴収票は必要になるため、忘れずに受け取っておこう。

例えば、会社員であっても年収2,000万円以上の場合は、自分で確定申告をしなければならない。

また、副業による所得が年間20万円以上ある場合も同様だ。

いずれにしても源泉徴収票は必要な書類であるため、退職時に忘れずに受け取っておこう。

源泉徴収票がない場合はどうする?

企業は、従業員の退職後1ヶ月以内に源泉徴収票を交付することを義務付けられている。

そのため、基本的には転職時に源泉徴収票は用意できるだろう。

しかし、場合によっては紛失してしまったり、期日までに前の職場から交付されなかったりするケースがあるため注意が必要だ。

ここでは、手元に源泉徴収票がない場合にどうするべきかを解説していく。

前の職場が交付してくれない場合

退職後1ヶ月が経過しても前の職場が源泉徴収票を交付してくれない場合、まずは前職の総務・経理に連絡しよう。

担当者が手続きを忘れていたり、行き違いが生じていたりする可能性がある。

基本的には連絡をすれば交付してもらえるが、それでも手続きが行われない場合は税務署に相談しよう。

「源泉徴収票不交付の届出書」を提出することで企業に行政指導が入り、交付を促してもらえる。

また前の職場が倒産してしまっている場合も、届出書の提出で対処できる。

また、転職先の企業には前の職場が交付してくれずに提出が遅れていることを説明しておこう。

源泉徴収票を紛失した場合

源泉徴収票を紛失してしまった場合は、前の職場の総務・経理に再交付の依頼が必要となる。

余計な手間をかけさせることについてしっかりと謝罪した上で再交付を依頼しよう。

基本的には1ヶ月程度で再交付してもらえるが、場合によっては12月の年末調整に間に合わない可能性もある。

年末調整までに再交付を受けられない場合は、翌年の2月〜3月に自分で確定申告を行わなければならない。

まずは源泉徴収票を紛失しないように大切に保管しておき、仮に紛失した場合は速やかに前の職場に連絡しよう。

転職の不明点は転職エージェントに相談しよう

初めて転職をする場合、必要な書類が分からなかったり、手続きをどうするべきか不安に感じたりするケースが多い。

そんなときは転職エージェントを利用することをおすすめする。

転職エージェントを利用すべき理由として、主に以下の4つの点が挙げられる。

  • プロに不安な点を相談できる
  • 非公開求人を紹介してもらえる
  • 内定後もしっかりとサポート
  • 相談だけの利用も可能

それぞれのポイントについて確認していこう。

プロに不安な点を相談できる

転職エージェントに在籍するアドバイザーは、数多くの転職を支援してきたプロばかりだ。

転職に関するさまざまな悩みをプロに相談できる点は、大きなメリットと言える。

例えば、転職時に必要な書類や手続きなどで分からないことがある場合、アドバイザーに相談すれば丁寧に教えてもらえる。

ほかにも志望先業界の特徴や自分の今後のキャリアなど、さまざまな悩みを相談可能だ。

転職について悩みがある場合は、転職支援実績が豊富な転職アドバイザーに相談しよう。

非公開求人を紹介してもらえる

一般に公開されていない「非公開求人」に応募できる点もメリットとして挙げられる。

転職エージェント側が条件を満たしていると判断した場合に、非公開求人を紹介してくれるケースがあるのだ。非公開求人は、他社に知られたくない新規プロジェクトの立ち上げメンバーなどを募集しているケースが多い。

高度な専門性を有する人物を集める必要があるため、通常の求人よりも好条件を提示される可能性が高い点が魅力だ。スキルを活かしてキャリアアップを目指したい方は、転職エージェントの非公開求人を狙ってみよう。

内定後もしっかりとサポート

転職エージェントでは、内定獲得までを支援してくれるだけでなく、内定後まで充実のサポートを受けられる。次の企業に入社するまで献身的なサポートを受けられる点も魅力のひとつだ。

例えば内定後のサポートとして、入社日や雇用条件の交渉を代行してくれる点が挙げられる。多くの人は給与等の条件を企業と交渉してきた経験がないため、転職時に提示された条件をそのまま受け入れるケースが多い。

しかし、転職エージェントでは希望の条件をアドバイザーに伝えておくだけで、アドバイザーが条件交渉を代行してくれる。

初めての転職活動で不安を感じている方は、専門のアドバイザーに入社までサポートしてもらうことをおすすめする。

相談だけの利用も可能

転職エージェントは、登録したからといって必ず求人に応募する必要はない。

相談だけの利用もできるため、漠然とキャリアに不安を感じている方にもおすすめのサービスだ。

例えば、アドバイザーとの面談を通じて転職についてのイメージが膨らみ、「もう少し今の企業で頑張ってから転職をしよう」と考えるケースは少なくない。

また、あらゆる企業・業界について話を聞く過程で、現在の職場の魅力を再確認する可能性もあるだろう。転職エージェントは基本的に無料で利用できるため、複数のサービスに登録していても経済的な負担がかからない。

各サービスでアドバイザーの意見を聞き、自分のキャリアをイメージすることが可能だ。

転職を迷っている方や相談だけしたい方も、積極的に転職エージェントを利用してキャリアをイメージしよう。

まとめ

源泉徴収票は所得税額の算出に必要な書類であるため、転職前に必ず準備しておかなければならない。交付してもらえない場合や紛失してしまった場合は、速やかに前の職場の総務・経理に連絡しよう。

また、転職時に必要な書類や手続き面で不安を感じる場合は、転職エージェントの利用をおすすめする。

転職支援のプロに不安な点を相談し、効率的に転職活動を進めていこう。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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