転職活動は各企業によって選考プロセスが異なるが、最終面接が終われば後は結果を待つだけである。しかし、最終面接が終わって結果が知らされるまでは、もやもやした日を過ごさなければならない。
手ごたえを感じていたはずなのに、なかなか結果が連絡されない日が続き、不安に感じてしまう人もいるだろう。最終面接は、なぜ連絡が遅くなってしまうのかを解説する。さらに、連絡が担当者から来ないと合否に何らかの影響があるのかについても、併せて見ておこう。
転職活動の最終面接はなぜ結果が遅い?
最終面接の結果は、なぜ連絡が遅くなる場合があるのだろうか。考えられる理由には、以下の5つがある。
- 採用担当者が忙しい
- 他の候補者の面接がまだ終わっていない
- 他の候補者と比べている
- 採用担当者が忘れている
- 他の候補者の返答を待っている
それぞれ最終面接ではよくある理由である。各項目について、確認していこう。
採用担当者が忙しい
採用担当者が忙しく、連絡できていない可能性がある。企業の規模にかかわらず、担当者は採用活動を日々行い、通常業務もこなしながら対応すると、連絡が遅くなる可能性もある。
採用担当者が多忙な可能性もあるので、あまりにも早くから面接結果を催促するのは避けた方がいいだろう。面接結果が来ない場合は、採用担当者が忙しくてすぐに連絡できない状況かもしれないので、1週間程度は待つと良い。
他の候補者の面接がまだ終わっていない
他の選考が終わっていないので、結論を出せていない可能性も考えられる。採用を予定している全員と最終面接が終わっていなければ、当然だが結果は伝えられない。
同じタイミングで受けている候補者が他にいた場合は、結果の連絡が遅くなると認識しておくと良い。
他の候補者と比べている
候補者の選考がまだ済んでおらず、誰を採用しようか結論を出している段階であれば、結果の連絡も遅くなる。最終的な内定を出す候補者を絞り込んでいる、または決裁者の承認が下りていない場合は連絡ができない。
企業側も絞り込みを終えて、決裁者からの承認をもらうまでは時間がかかると想定しておくと良いだろう。
採用担当者が忘れている
すでに連絡したものと勘違いしていて、連絡を失念している場合もある。その場合、同じく1週間程度は連絡を必ず待つようにする。間違っても、採用担当者に催促しないように注意が必要である。
2週間ほど連絡がない場合は、確認の連絡を入れてみると良い。
他の候補者の返答を待っている
他の候補者の内定承諾の連絡を待っている可能性もある。内定を出している人が承諾するかどうか結果を待って、自分に連絡をする流れを取っているため、時間がかかっているかもしれない。
全ての項目に共通しているのは、連絡がなくても2週間は必ず待つようにする点である。先方の事情や都合を無視して、焦って結果を聞こうとしないように注意が必要だ。
転職で最終面接の結果連絡が遅い場合の対処法
転職活動で、もし最終面接の結果の連絡が遅い場合は、どのように対応するべきかを解説する。連絡がない場合、企業側に選考結果を確認するために連絡を入れる必要がある。
ただし、連絡を入れる方法が応募ルートで異なるので、これから解説する項目ごとに把握しておく。
転職エージェントを利用している場合
転職エージェントであれば、エージェントから確認してもらうと良いだろう。転職エージェントは、応募者の代わりに、求人募集に必要な対応や手続きについて、全て対応してくれる。
転職エージェントを通じて応募している企業であれば、個別に連絡せずに転職エージェントからの連絡を待てば良い。連絡が遅い場合は、気軽に転職エージェントに相談して確認してもらおう。
企業に直接応募している場合
企業に直接応募している場合は、採用担当者に直接連絡をする。連絡手段は、メールでのやり取りが無難である。メールは件名に自分であることが分かるようにして、選考結果を確認したい内容を本文に入れて連絡すると良いだろう。
最終面接の結果が出るまでの過ごし方
転職活動では、最終面接まではすぐに連絡を受けるケースがある。中には、面接中に選考通過を知らせてくれる担当者もいるので、比較的早めに結果を把握できる。しかし、最終面接は、これまでより時間がかかってしまう可能性がある。
そのため、採用されたのか焦る人や、不安に思う人がいるだろう。最終面接を終えてからの過ごし方について解説する。
- ネットの転職に関する情報はなるべく見ない
- 他に応募している企業の活動に集中する
- 焦って連絡をもらおうとしない
それぞれの項目について確認していこう。
ネットの転職に関する情報はなるべく見ない
ネットの情報は、なるべく見ないように過ごすことが大切である。転職活動中は、あらゆる情報に振り回されてしまいやすい。特に、面接での質問の内容によって合否が影響している情報や、結果の連絡のスピードが合否に影響するといった情報である。
こうした情報で、自分の感情が一喜一憂してしまうと、転職活動や仕事にも影響が出てしまう恐れがある。そのため、できるだけネットに出回っている情報は見ないようにすると良いだろう。
他に応募している企業の活動に集中する
他に応募している求人に集中するのも手だ。適度に転職活動を続ければ、最終結果の連絡をただ待つだけではないので、落ち着いた気持ちで結果を待てるだろう。もし、選考途中の企業がない場合は、本業の仕事に集中して忙しくする。
最終結果を待つ間も、他の求人に応募するなどして、忙しく活動しておくと良い。
焦って早めに連絡をもらおうとしない
やってはいけないのが、焦って担当者から早めに連絡をもらおうとする行為である。採用担当者も、日々の採用活動と日常業務を抱えていて、連絡ができないほど忙しいかもしれない。
また、採用するかどうかまだ決まっていなくて、自分に面接結果を送れない可能性も考えられる。先方の都合を無視していると思われるような早めの催促は避けるべきだろう。担当者の印象も悪くしてしまう可能性があるため、待てる間は焦らずに待つと良い。
採用担当者に配慮した転職活動を心がけよう
面接結果の連絡が遅くなる理由と、焦らずに済む過ごし方について解説した。候補者の選考が済んでいないケースや、採用担当が忙しくて連絡ができないケースなど、さまざまな理由が考えられる。
先方にも事情があると配慮して、目安の期間でもある2週間が過ぎたら連絡をする。落ち着いて結果を待てるように、連絡は遅くなると思っておくと良いだろう。IFA転職は、金融機関が使いたい転職サービスNO.1である。非公開求人も数多くあるので、まずは相談フォームより気軽に自分にぴったりの求人がないか確認すると良い。