近年、実店舗を持たないネット銀行が利用者を増やしている。
地方銀行やメガバンクの将来性に不安を感じ、今後の拡大を見込めるネット銀行への転職を考えている人も多いだろう。
この記事では、人気のネット銀行「PayPay銀行」で募集されている職種や転職方法、成功率を高めるポイントを解説する。
PayPay銀行で募集されている職種
PayPay銀行の中途採用では、2022年12月時点で以下の職種が募集されている。
- ITエンジニア
- 事業企画
- 事務企画
- カスタマーサポート
- コーポレート
それぞれの職種の特徴を確認し、自分のスキルに合った職種への転職を目指そう。
ITエンジニア
PayPay銀行では、ITエンジニア関連の職種が募集されている。
システムの開発・運用保守やスマホアプリの企画開発など、さまざまなプロジェクトに携わる職種だ。
いずれの求人でも経験が求められ、IT関連のスキルは必須となる。
システム開発やアプリ開発の経験を活かしてキャリアアップを目指したい人におすすめの職種だ。
事業企画
事業企画は、商品の企画やマーケティングなどを行う職種だ。
法人企業への決済・融資サービスの提案や、個人向けのWEBマーケティングなどを行う部署がある。
マーケティングの経験を活かした転職先を探している人に適した職種だ。
また、ビジネスローンや住宅ローンの商品企画や融資の実行を行う部署もある。
金融機関で法人融資に携わった経験を活かしたい人は視野に入れておこう。
事務企画
事務企画では、市場運用業務やバックオフィス業務などが募集されている。
また、口座開設の事務企画やCX(顧客体験)の推進業務などの部署も求人に掲載されている。
幅広い業務内容が募集されているため、自分のスキルに合った職種を探せるだろう。
カスタマーサポート
カスタマーサポートは、カスタマーセンターに配属されて顧客対応をする職種だ。
電話やチャットなどのツールを活用した顧客対応の改善や、顧客からの意見を分析してサービスの改善を行う部署である。
他部署と連携を取りながらサービス改善を行う部署であるため、社内での調整力も求められる。
金融機関で顧客満足度向上に向けた取り組みをしてきた経験がある場合は、PayPay銀行のカスタマーサポートが転職先として視野に入ってくるだろう。
コーポレート
PayPay銀行では、法務・コンプライアンス関連や経営企画に携わるコーポレートの部署も募集している。
企業が健全に利益を上げていくために法律面からサポートしていく職種だ。
例えば、提携企業との契約業務や各種法律への対応、コンプライアンス勉強会の企画・運営などを行う。
企業法務やコンプライアンス対応の経験がある場合は、コーポレート関係の部署に応募しよう。
PayPay銀行への転職方法
PayPay銀行に転職する方法として、主に以下の2つが挙げられる。
- 公式サイトから応募
- 転職エージェントに登録
それぞれの転職方法について見ていこう。
公式サイトから応募
PayPay銀行では、公式サイトに「新卒採用」と「キャリア採用」のページが設けられている。
キャリア採用のページから希望する職種を選び、必要事項を入力することで応募が完了する。
応募時の入力内容は氏名や住所、生年月日などの基本情報に加え、学歴・職歴などが必要だ。
履歴書・職務経歴書もアップロードする必要があるため、事前に必ず準備しておこう。
また、キャリア採用のページには企業概要や社長メッセージ、社員インタビューなども掲載されている。
面接時の参考になる内容も多いため、目を通しておくと良いだろう。
転職エージェントに登録
転職エージェントを経由してPayPay銀行の求人に応募する方法もある。
さまざまな面で転職支援を受けられ、利用料金が一切かからないことが特徴だ。
転職エージェントを利用するメリットとしては、以下のような点が挙げられる。
- 利用者限定で応募できる「非公開求人」を紹介してもらえる
- 業界に精通したキャリアアドバイザーに相談できる
- 提出書類の添削や面接対策、日程調整などのサポートも受けられる
- 内定後に企業と給与等の条件を交渉してくれる
初めての転職活動であっても、転職エージェントに登録しておけばさまざまなサポートを受けられる。
PayPay銀行への転職を成功させるためにも、転職エージェントに登録しておくことをおすすめする。
転職成功率を高める3つのポイント
PayPay銀行への転職成功率を高めるためには、以下の3つのポイントが重要になる。
- 転職先で実現したいことを明確にする
- 自分のスキルや経験を整理する
- 質の高い転職エージェントを見極める
各ポイントをしっかりと押さえ、準備を進めていこう。
転職先で実現したいことを明確にする
まず、「転職して何を実現したいのか」という点を明確にすることが重要だ。
転職する目的を明確にし、面接でのアピール材料を用意しておこう。
例えば、PayPay銀行のITエンジニアに応募する場合は「自分のITスキルを活かしてシステム運用に携わり、ネット銀行の拡大に貢献したい」などの理由が挙げられる。
転職活動のモチベーションアップに繋がると同時に、説得力のある志望動機の作成にも活かせる。
場合によっては、PayPay銀行以外の転職先が視野に入ってくる可能性もあるが、それはそれで問題ない。
「本当にPayPay銀行に転職したいのか」を見極めるためにも、実現したいことを明確にした上で転職活動を始めよう。
自分のスキルや経験を整理する
前職での経験や培ったスキルを整理することも重要だ。
自分を採用するメリットを論理的に伝えられれば、内定獲得の可能性が高まるだろう。
例えば、前職でWEBマーケティングの経験がある場合、「成約率を○%改善した」という実績は強力なアピール材料となる。
具体的なエピソードを添えて説明できれば、企業側も採用するメリットを感じる可能性が高い。
自分のスキルや経験を整理し、具体的な数値・エピソードなどと合わせて論理的にアピールしていこう。
質の高い転職エージェントを見極める
転職エージェントを利用して転職しようと考える場合、サービスの質を見極めることも重要だ。
選ぶサービスによっては、希望条件の求人を取り扱っていなかったり、サポートが不十分だったりするケースがある。
例えば、IT業界には強いものの金融には精通していないサービスの場合、PayPay銀行の求人を取り扱っていない可能性がある。
また、担当したアドバイザーが高圧的でストレスを感じるケースもあるだろう。
PayPay銀行に転職したい場合は、大手や金融に強いサービスを複数登録しておくことをおすすめする。
実際に使ってみて「使いやすい」と感じたサービスを見極めよう。
まとめ
PayPay銀行では、ITエンジニアや事業企画、カスタマーサポートなどの職種の募集が行われている。
公式サイトからの応募や転職エージェントへの登録で面接を受けられるため、積極的にチャレンジしよう。
また、転職を成功させるためには、転職先で実現したいことやスキル・経験を明確にし、質が高い転職エージェントを見極めることが重要だ。
本記事で紹介したポイントをしっかりと押さえ、PayPay銀行への転職を成功させよう。