メガバンクからの転職を考えている方のなかには、「転職をして後悔しないか」という不安を抱えている方も多いだろう。
転職して後悔する事例を確認した上で、後悔せずに転職するためのポイントを押さえておくことが大切だ。
この記事では、メガバンクから転職をして後悔するケースや後悔せずに転職するためのポイントについて解説していく。
近年人気を集めている働き方「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」についても紹介するので、ぜひ本記事を参考に転職活動を進めていこう。
メガバンクから転職して後悔するケース
メガバンクは、厳しいノルマや将来性への不安などを理由に転職する人も多い。
しかし、転職後に後悔するケースも多いため、事前に確認することが大切だ。
転職後に後悔するケースとして、主に以下の3点が挙げられる。
- 収入が下がった
- 福利厚生の内容が悪化した
- 社会的信用が落ちた
メガバンクからの転職を検討している方は、上記3つのケースをそれぞれ確認しておこう。
収入が下がった
転職後に後悔する理由で最も多いのが、以前よりも収入が下がったという点だ。
若手のうちから高収入を得られるメガバンクを経験していると、ほかの業界の給与水準が低く感じる人が多い。
例えば、メガバンクの一角である三井住友銀行の平均年収は、2022年3月31日時点で826.9万円だった。
国税庁の「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は433万円だ。
メガバンクは平均給与の倍近い収入を得ているため、転職後に収入が下がってしまうケースは多いだろう。
福利厚生の内容が悪化した
メガバンクは、ほかの業界・企業と比べて福利厚生が手厚いことが特徴だ。
違う業界や企業に転職すると、福利厚生の内容が悪化するケースは多いだろう。
例えば、通勤手当や家賃補助、家族手当などの福利厚生はメガバンクでは充実している。
しかし、企業によってはあまり手当を受け取れない可能性があり、給料が同じでもお金の貯まりやすさが違う。
転職先企業を探す際には、給料だけでなく福利厚生の内容もしっかりとチェックしておこう。
社会的信用が落ちた
メガバンクに勤めている人は社会的信用が高く、住宅ローンや自動車ローンなどの審査も比較的通りやすい。
しかし、転職先の職業や収入によっては社会的信用が落ちてしまい、ローン審査に通りにくくなる可能性があるため注意が必要だ。
また、仮にローン審査を通過しても、銀行員時代よりも高い金利が設定されるケースも多い。
安定して高収入が得られるメガバンクは、与信判断で有利になるのだ。
ローンやクレジットカードを申し込む予定がある場合は、転職前に済ませておく方が良いだろう。
後悔せずに転職するためのポイント
メガバンクから後悔せずに転職するためには、以下のポイントを押さえることが大切だ。
- 転職する理由を明確にする
- スキルを活かして年収アップを目指す
- 転職エージェントを活用する
それぞれのポイントを確認し、転職活動を成功に近づけよう。
転職する理由を明確にする
「なぜ転職したいのか」という理由を明確にした上で、転職活動を始めることが大切だ。
理由がはっきりしないまま転職してしまうと、後悔する可能性が高い。
例えば、直属の上司からパワハラを受けていて悩んでいるケースの場合、人事に相談して部署移動などの対応をしてもらえば解決できる。
「1人の上司と合わない」という理由だけで転職をしてしまうと、年収が下がったり、やりたい仕事ができなくなったりする可能性がある。
一方で、銀行の業務自体にやりがいを感じない場合、転職を検討すべきだろう。
「どうすればやりがいのある仕事に転職できるか」をじっくりと分析し、次のステップを考えることが重要だ。
転職したい理由を明確にすることで、次にやるべきことも見えてくる。
まずは「なぜ転職したいのか」という点を自己分析していこう。
スキルを活かして年収アップを目指す
後悔せずに転職するためには、メガバンクで培ったスキルを活かせる転職先を探すことが大切だ。
経験を活かした転職先を見つけられれば、収入アップを目指すことができる。
例えば、銀行勤務で培った金融知識・営業力などを活かし、外資系金融機関に転職するルートなどが考えられる。
高い語学力も必要となるが、大幅な年収アップが期待できるだろう。
収入を下げずに転職したいのであれば、スキルを活かせる業界・企業を見つけることが重要だ。
転職エージェントを活用する
後悔しない転職のポイントとして、転職エージェントの活用も挙げられる。
仕事で忙しい銀行員であっても、スムーズに転職活動を進めることが可能だ。
転職エージェントであれば、専任のキャリアアドバイザーがスキルや経験にマッチした求人を紹介してくれる。
面接対策や提出書類の添削などにも対応してもらえるため、効率的に転職活動を進めることが可能だ。
なかには、ハイクラスな求人を厳選して取り扱う転職エージェントもある。
自分が希望する求人を取り扱っているサービスを利用し、効率良く転職活動を進めていこう。
メガバンクからIFAへの転職も視野に入れよう
メガバンクからの転職先として、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)がおすすめだ。
IFAとは、既存の金融機関から独立した立場で顧客の資産運用をサポートし、金融商品の販売仲介を行う専門家である。
ここでは、IFAをおすすめする理由や転職エージェントの利用について解説する。
銀行員時代のスキルを活かせる
IFAは、顧客のライフプランに合わせて適切な金融商品を提案する業務がメインとなる。
そのため、メガバンクで培った商品知識や金融市場の分析スキルなどを活かせる点がメリットだ。
未経験の分野に飛び込んで働く場合、一から勉強してスキルを身に付けなければいけないため、収入が下がるケースが多い。
しかし、IFAであれば銀行員時代のスキルをそのまま活かして活躍できるため、大きく収入を下げずに済むだろう。
メガバンクで培ったスキルを活かしたいのであれば、IFAへの転職を視野に入れよう。
成果に応じて高収入を得られる
IFAには、大きく分けて「正社員型」と「業務委託型」の2種類がある。
正社員としてIFA法人に所属するか、個人事業主としてIFA法人から業務委託契約を受けるかという違いがある。
業務委託型のIFAとして働く場合、歩合制の報酬体系になることが多い。
商品の売買手数料から50%〜70%が還元されるため、成果を上げるほど収入が増える仕組みだ。
場合によってはメガバンク時代の収入を上回るケースもあるだろう。
自身の営業スキルを活かして高収入を目指したい場合は、IFAへの転職がおすすめだ。
IFAに強い転職エージェントがおすすめ
IFAへの転職を希望しているのであれば、IFA業界に強い転職エージェントの利用をおすすめする。
業界特化のサービスであればIFA求人を多く取り扱っている上に、業界に詳しい担当者に相談できるためだ。
弊社アドバイザーナビ株式会社の「IFA転職」は、IFA専門のキャリアアドバイザーが転職をしっかりとサポートする。
100以上のIFA法人と提携しており、魅力的な非公開求人に出会える可能性も高い。
さらにIFAに転職してからも、顧客紹介や営業サポートなどを対応しているため、転職後も安心して活躍できる。
IFA業界に興味をお持ちの方は「IFA転職」の無料相談を利用してみてはいかがだろうか。
まとめ
メガバンクからの転職で後悔するケースとしては「給料が下がる」「社会的信用が落ちる」などのパターンがある。
後悔せずに転職するためには、転職エージェントを活用しつつスキルを活かした転職先を探すことが大切だ。
また、メガバンクからの転職先には銀行員時代のスキルを活かせるIFAをおすすめする。
IFA業界に特化した転職エージェントを活用し、効率的に転職活動を進めていこう。