信用金庫出身者は転職エージェントを使うべき？メリット・デメリットを解説

信用金庫からの転職活動では、エージェントを活用する人も多い。転職活動は自分で進めることも可能だが、エージェントを利用することにはどのようなメリットがあるのだろうか。

そこで本記事では、信用金庫出身者が転職エージェントを利用する際のメリット・デメリットについて解説していく。

信用金庫出身者が転職エージェントを使うメリット

信用金庫出身者が転職エージェントをすることには、次のようなメリットが挙げられる。

・キャリアプランの形成をサポートしてくれる ・非公開の求人情報を紹介してくれる ・自分で気が付いていない強みを引き出してくれる ・企業とのやり取りを代行してくれる

それぞれ詳しく解説していこう。

キャリアプランの形成をサポートしてくれる

信用金庫からの転職を考えるとき、まず始めに行いたいのがキャリアプランの形成だ。「金融業界内で転職するのか」、「異業種にチャレンジするのか」、「どのようなビジネスパーソンになりたいのか」など、多くのことを考える必要がある。

「新卒で信用金庫に入って初めて転職活動を行う」という人の中には、「このまま信用金庫で働いていくつもりだったので、長期のキャリアプランについてあまり考えたことがなかった」という人もいるだろう。

転職エージェントでは、キャリア・コンサルタントがそれぞれに合ったキャリアプランの形成をサポートしてくれる。「これまで考えたことがなかった」という人にも丁寧にアドバイスをくれるため、転職活動への不安も解消されるメリットがある。

非公開の求人情報を紹介してくれる

転職エージェントでは、非公開の求人情報を保有していることがある。

特に、好条件の求人情報については一般公開されず、クローズドな環境で紹介されることが多い。一般公開すると、募集が多く集まりすぎてしまい、採用選考に時間がかかるためだ。

そのため、好条件での求人情報は公にされることなく、一部の限られた人にだけ紹介される仕組みとなっている。「信用金庫からキャリアアップを狙いたい」と考えている人は、転職エージェントを活用して、非公開の求人情報を得ることがおすすめである。

自分で気が付いていない強みを引き出してくれる

転職エージェントでは、キャリア・コンサルタントによる自己分析のサポートも受けられる。転職活動に取り組むにあたって、信用金庫で築いたスキル・能力、経験について振り返り、自分の強みを理解しておく必要がある。

例えば、「自分は信用金庫での融資業務を通じて、中小企業の財務分析スキルを磨いた」という強みを把握できていれば、そのスキルを活かした転職先を見つけやすい。自分自身の強みが分かっていなければ、どのような企業を選べばいいか分からないだろう。

転職エージェントでは、キャリア・コンサルタントとの面談を重ねる中で、自己分析も行っていく。その過程で、「自分にはこんな強みがあったんだ」と新たな気付きを得られることもある。「第三者から見た自分の評価を知りたい」という人は、ぜひ活用したいサービスだ。

企業側とのやり取りを代行してくれる

転職エージェントは、企業側とのやり取りを代行してくれることもメリットである。面接の日程調整や交渉を代行してくれるため、求職者の負担が軽減される。

特に、信用金庫では不正防止の観点から、営業室内に私用の携帯電話の持ち込みを禁止していることもある。平日の日中に企業側との連絡が取りづらいとなると、思うように選考が進まないこともあるだろう。

その点、転職エージェントでは、企業側とのやり取りを代行してくれるため、「今日は企業からの電話に出られないかもしれない」と心配する必要もない。

信用金庫出身者が転職エージェントを使うデメリット

一方、信用金庫出身者が転職エージェントを使うデメリットも存在する。

・キャリア・コンサルタントと打ち解けられないことがある ・気軽には利用しにくい ・転職活動があっという間に進む ・受け身な転職活動になることがある

それぞれ詳しく解説していこう。

キャリア・コンサルタントと打ち解けられないことがある

転職エージェントでは、キャリア・コンサルタントが担当としてついてくれるが、中には上手く打ち解けられないケースもある。「希望に沿わない企業ばかり紹介される」、「連絡がつかない時間帯にばかり電話してくる」など、「この人とは上手く話が進まない」と感じることもあるだろう。

その場合は、担当者の変更を依頼することも可能である。キャリア・コンサルタントとの相性は、転職活動を進める上で重要なポイントだ。「そりが合わないな」と感じたら、遠慮して我慢するのではなく、きちんと自分の意向を申し出たうえで変更をお願いしよう。

気軽には利用しにくい

キャリア・コンサルタントの担当がつく転職エージェントは、気軽には利用しにくいデメリットもある。「キャリア・コンサルタントとの面談がある」と聞くと、「まだそこまでは良いかな」と気おくれしてしまうこともあるだろう。

「ちょっと求人情報を見てみたいだけ」、「自分の市場価値を知っておきたい」という人にとってはハードルが高く感じるかもしれない。

転職活動があっという間に進む

キャリア・コンサルタントがついて転職活動を進めると、スピード感を持って転職活動が進んでいく。「早く信用金庫から転職したい」と考えている人にとってはメリットとなるが、「まだ信用金庫から転職すると決めたわけではない」という人にとっては、転職を急かされているように感じることもあるだろう。

「ゆっくり自分のペースで進めたい」という人は、キャリア・コンサルタントにその旨を伝えておくことがおすすめだ。「すぐに信用金庫を辞めるわけではない」と伝えておけば、キャリア・コンサルタントとの間に齟齬が生まれることもない。

受け身の転職活動になることがある

転職エージェントを利用する場合、受け身の転職活動になってしまうケースもある。「紹介されたから面接を受けてみるか」と何となく選考が進んでしまうことになり、流されるように転職してしまう例も見られる。

転職後に「よく考えずに転職先を決めてしまった」、「信用金庫の方が良い環境だった」と後悔することのないように、キャリア・コンサルタントに任せっきりにしないことが大切だ。ただ選んでもらった企業を受けるだけでなく、自分の転職活動の軸をしっかりと持っておこう。

情報収集には転職エージェントがおすすめ

信用金庫からの転職活動では、情報収集をしっかりと行うことが重要である。信用金庫での経験を活かせる企業・業界や、信用金庫からのキャリアアップを狙う方法など、多くの情報を得るほど、理想の転職が実現できる。

忙しい信用金庫の業務と並行しながら情報収集を行うためには、転職エージェントを活用することがおすすめだ。転職エージェントでは非公開の求人情報を保有していることもあるため、「好条件での転職先を探したい」という人は、ぜひ利用を検討しよう。

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信用金庫からの転職をお考えの方は、ぜひお気軽にIFA転職へご相談ください。