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銀行のテラーの転職先とは?転職活動で活かせる強みも解説

銀行のテラーは安定した仕事である一方、業務の忙しさやノルマへの精神的負担から転職を考える人も少なくない。しかし、「銀行のテラーから転職できる先はあるのだろうか」、「転職で活かせるスキルがない」と不安を抱いている人も多いだろう。

そこで本記事では、銀行のテラーからの転職先や、転職活動で活かせる強みについて解説していく。

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目次

銀行のテラーが転職活動で活かせる強み

銀行のテラーで身につくスキルや経験は、転職活動で活かせるものも多い。具体的には次のような強みが挙げられる。

・事務仕事の正確性

・チームで仕事を進める協調性

・基本的な接客応対

・自己研鑽に励む力

それぞれ詳しく解説していこう。

事務仕事の正確性

現金を取り扱う銀行のテラーでは、仕事の正確性が何より大切だ。顧客から預かった伝票を間違いのないよう正確に処理することは、テラーの基礎でもある。よく「銀行は1円でも合わなかったら帰れない」というが、これはその通りで、現金が合わなければ原因が分かるまでとことん追求しなければならない。

また、銀行のテラーの事務では正確性以外に、内国為替の通信時間に合わせて事務を進めるスピード性も求められる。現金が絡む仕事は一歩間違えば大きなトラブルにもつながりかねないため、テラーは常に緊張感を持って仕事に取り組む姿勢が身につく。

銀行で取り扱う事務は経理事務のように他の仕事で応用が利くものではないが、身につけた事務の堅確さやスピード感は他業種でも重宝されるものである。

チームで仕事を進める協調性

銀行のテラーの仕事では、周囲との協調性も必要だ。「自分が窓口で受け付けた仕事だけを淡々と進めればいい」というわけではなく、常に窓口全体に気を配りながら、「他のテラーが複雑な案件を受けていればローカウンターへ誘導する」、「新人テラーのフォローをする」、「重要な法人顧客が来店されていれば、法人担当者へ声をかける」といった気遣いが求められる。

このような洞察力や協調性は目に見えるスキルではないものの、どの業界でも活かせる強みだ。常に周りに気を配りながら円滑に仕事を進める力は、どのような職場でも歓迎されるだろう。

基本的な接客応対

銀行のテラーでは、接客応対のスキルも身につく。現金を取り扱う銀行業務は、顧客からの信頼がなければ成り立たない。その顔ともいえるテラーは、常に丁寧な応対が求められる。新入行員の研修では、接遇応対について厳しい研修を受けた経験がある人も多いだろう。

基本的な接客応対スキルが身についているテラーは、転職活動で与える印象も良い。特に接客業へ転職する場合は、「銀行で働いてた人ならマナーは問題ないだろう」と好意的に受け取ってもらえる可能性が高い。

自己研鑽に励む力

銀行のテラーでは、常に自己研鑽に励む姿勢も欠かせない。例えば、本人確認ひとつを取ってみても法改正による事務手順の変更など、業務のフローが変わることは日常茶飯事である。もちろん上司や先輩から変更点の共有はあるものの、自ら積極的に業務を学ばなければ銀行の業務にはついていけない。

また、銀行業務検定など資格の取得も求められる。そのため「週末は勉強漬け」ということも珍しくなく、「学生の時より勉強している」と感じることもあるほどだ。銀行で取得した資格は、金融業界内でなければ活かせないものも多いが、常に最新の情報を取り入れ、勉強に励む意識は、他の業界に転職した場合でも大いに役に立つといえる。

銀行のテラーからの転職先

銀行のテラーで得たスキルや強みを活かす転職先には、次のような例が挙げられる。

・一般企業の事務職

・公務員

・保険会社

・証券会社

・IFA

それぞれ詳しく解説していこう。

一般企業の事務職

銀行のテラーで身につけた事務の正確性は、一般企業の事務職で活用できる。銀行業務で得た知識が、経理事務や会計事務に直接活かせることは少ないものの、細かいところまでチェックする意識や、正確な帳簿付け、丁寧な伝票処理などは、他の業界でも役に立つスキルである。

「接客のない仕事が良い」、「黙々と取り組む仕事が向いている」という人は事務職への転職を検討してみよう。

無形商材の営業職

銀行にもよるが、テラーでも金融商品の販売を取り扱っていることが多い。リテール営業と同じようにノルマが与えられることもあり、窓口業務をこなしながら金融営業に取り組むテラーも大勢いる。

投資信託や保険商品などの金融商品の営業経験は、同じ無形商材の営業職で活用できる。「目に見えない商品を販売する」というのは、そう簡単なスキルではない。特に金融商品のようにリスクがあるものであれば、その難しさはなおさらだ。

「商品の魅力を分かりやすく伝える力」や「顧客との信頼関係を築く力」に自信がある人は、ITサービスや広告、コンサル業などの無形商材を取り扱う業界にチャレンジしてみるのもよいだろう。

公務員

銀行のような安定性を求める人は、公務員への転職を選ぶ人も多い。「堅い仕事で働きたい」「ノルマのない仕事がいい」という理由から、公務員へ転職する人が多いようだ。

公務員への転職は公務員試験をクリアする必要があるが、日ごろから勉強する習慣が身についている銀行員は、公務員試験の勉強も苦にならないだろう。

保険会社

銀行のテラーからの転職は、金融業界内も視野に入れることがおすすめだ。銀行で身につけた知識を直接活かせることが多く、企業風土にも似通った点が多いため、転職後にギャップを感じることがあまりない。

例えば、銀行窓販で保険商品を取り扱っていた人は、保険会社への転職もひとつの選択肢である。保険の提案・契約業務は既に身についていることから、転職後に「仕事の内容が難しい」「なかなか仕事が覚えられない」と苦戦するリスクも低い。

「金融業界で働き続けたい」、「金融営業で身につけた知識を活かしたい」という人は、保険会社への転職を検討してみよう。

証券会社

金融業界内での転職の選択肢として、証券会社も挙げられる。保険会社と同様に、金融商品の販売フローは既に身についているため、転職後の業務に馴染みやすいメリットがある。

ただし、証券会社ではよりシビアなノルマが課されることは覚悟しておこう。銀行でもノルマは課されていたものの、「今月は窓口が繁忙期だったから」と言い訳できる面があったかもしれない。しかし、証券会社に転職すれば数字がすべてと言ってもよいほどだ。これまで以上に数字に追われる仕事になることは、しっかり理解しておく必要がある。

IFA

金融業界内での転職として、最近ではIFAも注目を集めている。IFAとは「独立系ファイナンシャルアドバイザー」と呼ばれ、特定の金融機関に属することなく金融商品を販売する職種である。

銀行で金融商品を取り扱っていると、ノルマありきの営業に疑問を感じたことがあるかもしれない。手数料優先の営業が横行しているのを見ると、「本当に顧客のためになるのだろうか」と心を痛めることもあるだろう。

その点、IFAにはノルマが課されないため、真に顧客目線での営業が可能となる。「金融営業の経験を活かしたい」、「顧客に寄り添った営業がしたい」という人は、IFAへの転職を検討してみよう。

強みを活かして転職活動に取り組もう

銀行のテラーは専門的なスキルや知識が身につかないと思われがちだが、仕事の正確さやビジネスマナー、自己研鑽への意識は転職活動で十分活かせる強みである。

転職活動へ取り組む際は、自分が銀行で培ったスキルや経験をよく理解して取り組む必要がある。まずは、「自分の強みは何か」「どのような業界で強みを活かせるか」といったことをしっかりと考えてみよう。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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