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証券会社からの転職相談は誰にすべきなのか?

証券会社に勤めている人は、厳しいノルマや職場の人間関係によって転職をしたいと考えているケースも多いだろう。

しかし、転職を検討している段階では「何から始めるべきか」「どういう業界に転職できるか」が分からず、相談したいと考える人も少なくない。証券会社からの転職相談ができる方法を見つけ、転職についての不明点を解消することが大切だ。

この記事では証券会社からの転職を相談できる方法や、よくある転職理由について解説する。

ぜひ本記事を参考に転職の相談をし、今後のキャリアについて考え直す機会を設けよう。

目次

証券会社からの転職相談をする方法

証券会社から転職を考えている場合、相談方法としては主に以下の3つが挙げられる。

  • 転職相談会への参加
  • すでに転職した先輩への相談
  • 転職エージェントの利用

それぞれの方法について見ていこう。

転職相談会への参加

転職サイトや転職エージェントを運営している企業などは、転職相談会を主催しているケースが多い。証券業界出身者向けの転職・キャリア相談会も多く実施されているため、有効に活用することをおすすめする

専門のキャリアアドバイザーが、証券業界の転職動向の紹介やキャリアプランの設計サポートなどをしてくれるため、今後のキャリアプランを明確にできる。

さらに、希望に応じて具体的な求人の紹介や転職活動に向けたアドバイスを受けることも可能だ。もちろん「転職を決めているわけではない」「今後のキャリアについての相談だけしたい」というケースでも相談はできる。

証券業界出身者向けの相談会を活用し、これからのキャリアについてのイメージを膨らませると良いだろう。

すでに転職した先輩への相談

証券会社の同僚や上司だった人がすでに転職しているのであれば、相談してみても良いだろう。自身が経験した内容をもとに、実態に即したアドバイスをもらえる可能性が高い。

同じ証券業界からの転職とはいえ、大手証券と中堅証券では転職先の業界や転職活動の難易度が異なる。

そのため、インターネット上などで見られる転職経験談は参考にならないケースは少なくない。

しかし、元同僚や上司は自分と同じ会社からの転職を経験しているため、自分の状況に適したアドバイスをもらえる可能性が高いだろう。

もし、元同僚・上司にすでに転職した人がいるのであれば、転職相談を頼んでみることも視野に入れよう。

転職エージェントの利用

転職相談をしたいのであれば、転職エージェントの利用もおすすめだ。

専任のキャリアアドバイザーが自分のスキルや経験をもとに、今後のキャリアについて適切なアドバイスをしてくれる。

また、実際に転職活動を始めることになった場合、面接日程の調整や給与の交渉、面接対策、提出書類の添削など、あらゆる面で充実のサポートを受けられる。

さらに、一般に公開されていない「非公開求人」の紹介を受けられるケースもあり、魅力的な求人に出会える可能性がある点もメリットだ。

求職者側は転職エージェントを無料でサービスを利用できる。

「今後のキャリアについて相談したい」「転職活動のサポートを受けたい」という場合は、転職エージェントへの登録をおすすめする。

証券会社勤務者の方のよくある転職理由

証券会社からの転職相談をする方法|よくある転職理由も解説 IFA転職コラム

証券会社からの転職を相談する人が挙げる転職理由として、主に以下の3つが多い。

  • ノルマが厳しい
  • 職場の人間関係が合わない
  • 顧客本位の営業ができない

証券会社に勤めている人は、上記の悩みを抱えているケースもあるだろう。

それぞれ解説していくので、自分が該当すると考える場合は転職相談会への参加や転職エージェントの利用を検討してみよう。

ノルマが厳しい

証券会社の働き方の大きな特徴として「高いノルマを課せられる」という点が挙げられる。

株式や投資信託などの販売手数料のノルマだけでなく、預かり資産や募集物にも厳しいノルマが課されるため、仕事がきついと感じる人は多いだろう。

とくに募集物のノルマについては、各支店や営業社員ごとに決められた配分が割り振られ、期日までに売り切らなければならない。売買手数料のノルマなどと並行しながら、毎月のように訪れる募集物のノルマをクリアしていくことは精神的・肉体的に大きな負担となる。

厳しいノルマに対して「耐えられない」「達成感を感じない」という人が転職を検討しているのである。

職場の人間関係が合わない

職場での人間関係が自分の性格と合わないことを悩んで転職する人も少なくない。

証券会社は体育会系の雰囲気が強い職場が多く、厳しい上下関係や頻繁に行われる飲み会などで精神的・肉体的苦痛を感じるケースがあるだろう。

例えば、高い営業ノルマをクリアするために上司から厳しく詰められたり、営業成績が振るわないときに叱責されたりすることなどが転職したい理由として挙げられる。

業界全体でみるとパワハラなどが減ってきてはいるものの、一部の支店では未だに厳しい雰囲気が残っている。

自分の性格と職場の雰囲気が合わないのであれば、転職を検討した方が良いだろう

顧客本位の営業ができない

証券会社の営業スタンスに疑問を持ち、転職を考えるケースも見られる。

本来、証券会社は顧客の資産運用をサポートするために、株式や投資信託などの提案を行う。

しかし、証券会社は前述したとおり厳しいノルマが課されているため、ノルマ達成のために自社の利益を優先する場面が少なくない。

特に募集物の場合、「顧客にとって適切でない」と考える商品であっても、ノルマ達成のために買ってもらうことが多いだろう。自社の利益やノルマのためと割り切れる人は良いが、自分を信頼してくれる顧客とノルマの間で苦しむ人にとってはつらい働き方だ。

「顧客本位の営業をしたい」「証券会社の営業スタンスに心が痛む」という人は、転職で違う業界を目指すべきだろう。

証券会社勤務者の方におすすめの転職先

証券会社からの転職を考えているのであれば、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)への転職もおすすめである。

金融機関から独立した立場で顧客の資産運用をサポートする専門家だ。

ここでは、IFAに転職するメリットやIFA特化の転職エージェント利用について解説する。

IFAに転職するメリット

IFAに転職するメリットとして、以下の3つの点が挙げられる。

  • 中立な立場で運用のアドバイスができる
  • 高収入を目指せる
  • 顧客と長期的な関係を築ける

IFAは特定の金融機関に所属していないため、中立な立場から顧客にアドバイスをできる。

証券会社で顧客本位の営業ができないと悩んでいる人は、IFAへの転職がおすすめだ

また、多くのIFAは業務委託型の働き方をしており、完全歩合制の報酬体系が大半である。成果を上げるほど収入を得られる仕組みであるため、高いモチベーションを保てる点もメリットと言える。

さらにIFAには転勤がないため、顧客との長期的な関係を築ける点も特徴だ。数年おきに転勤する証券会社とは違い、ライフプランに合わせた長期目線での運用サポートができる。

証券会社で身に付けたスキルを活かせるため、転職を考えている人はIFAも視野に入れてみよう。

IFAに特化した転職エージェントの利用がおすすめ

IFAへの転職を検討している場合は、IFAに特化した転職エージェントの利用をおすすめする

業界を熟知した専任のキャリアアドバイザーに相談ができ、転職に向けたサポートを受けることができる。

IFAは日本での知名度がまだ低く、業界に対しての理解が深くない人も多いだろう。業界特化の転職エージェントであれば、IFAの雇用形態やビジネスモデルなどを共有してもらえる。

また、転職後のサポートが充実しているケースもあるため安心してIFAに転職できる。

証券会社からIFAに転職したいのであれば、IFA業界に特化した転職エージェントを利用しよう。

まとめ

証券会社からの転職相談をしたい場合、転職相談会への参加やすでに転職した人への相談、転職エージェントへの相談などの方法がある。

厳しいノルマや職場の人間関係に悩んでいるのであれば、今後のキャリアを見つめ直すためにも転職相談することをおすすめする。

また、金融機関から独立した立場で運用のアドバイスができるIFAへの転職もおすすめだ。IFA業界に特化した転職エージェントを活用し、証券会社からの転職活動を成功させよう。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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