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先物取引の特徴や活用方法、口座開設の方法まで解説

「先物取引」、言葉自体を耳にすることはあっても実際にどういうものかと聞かれるあまり馴染みがない方が多いと思います。

例えば、経済ニュースで「日経225夜間先物の価格は200円上昇しました」、「OPECの会合を受けてWTI原油先物が100ドルを突破しました」といった話が流れるのを聞いたことがありますか。あるいは「昔に親戚が先物取引で大損した」みたいな話を聞いたことがあるかもしれません。いったい「先物取引」とはどういったものなのでしょうか。

目次

先物取引とは

 先物取引とは、デリバティブ(派生商品)のひとつで、「ある商品について、将来の定められた時点においてあらかじめ決められた価格で売買することを約束する取引」のことです。ここでいう商品には小麦・トウモロコシといった農産物、原油・ゴムといった資源、金・銀・プラチナといった貴金属、株価指数・国債といった金融商品まで様々なものが対象になります。

先物取引の特徴

標準化された取引である

 先物はJPX(大阪取引所・東京商品取引所)といった取引所で取引されることが一般的です。各取引所が商品ごとに各契約の満期(限月:げんげつ)、取引時間、呼値(よびね)、取引単位などの条件を標準化しています。取引を標準化することで市場参加者が取引条件を速やかに把握し、円滑な取引を行うことが出来ます。

取引できる期限が決まっている

 例えば、株式取引では、その企業が倒産するなどの特別な事情がない限りいつまでも株式を保有しておくことが出来ます。一方で、先物取引は取引の期間(限月)があります。つまり、先物取引では期間内であればいつでも売買できますが、期限(満期)になれば自動的に決済されます。

売りと買いの両方から取引できる

先物取引では、相場が上昇すると予想したときは「買い」から、反対に相場が下落すると予想したときは「売り」から取引を始めることが出来ます。

差金の受渡で決済する

 買建価格(売建価格)と転売価格(買戻価格)の差額で決済します。買建価格(売建価格)を転売価格(買戻価格)が上回って(下回って)いれば利益になります。反対に買建価格(売建価格)を転売価格(買戻価格)が下回って(上回って)いれば損失になります。また転売・買戻といった反対売買をせずに先物が満期を迎えた場合は、買建価格(売建価格)と満期時点における清算値との差額で決済を行います。

 なお商品先物については満期時点において現物決済が可能な場合もあります。例えば、金先物を買い建てていた場合、受渡日にあらかじめ決められていた価格(買建価格)を支払うことで金塊を受け取ることも可能です。しかし、現物決済は商品の輸送・保管費用、決済手数料等の追加コストがかかります。そのため現物決済は商社、メーカーといった投資目的ではない実需の参加者に限られる場合がほとんどです。

参考:受渡制度 | 日本取引所グループ (jpx.co.jp)

取引には証拠金が必要になる

現物取引では10万円の商品を買う場合、原則として10万円の資金が必要となります。これに対して、先物取引は、取引開始時に取引金額(想定元本)の全額を用意しておく必要がありません。その代わり、「証拠金」と呼ばれる担保を差し入れて取引を行います。

一般的に、証拠金の額は想定元本の数分の1から数十分の1の水準となります。言い換えると手持ち資金に対して数倍から数十倍の規模の取引をできることになります。これをテコの原理になぞらえて「レバレッジ効果」といいます。

先物取引ではこのように資金効率の高い運用ができる反面、相場が想定と反対に動いた際の損失も大きくなる点は注意が必要です。

先物取引の活用事例

資金効率を高めた高レバレッジ取引

先物取引では手元資金の数倍から数十倍の規模を行うことができます。例えば、日経平均株価指数先物(日経225先物)の場合、約20倍のレバレッジをかけることが出来ます。1000万円の元本で2億円相当のポジションを組むことができるイメージです。

この場合、日経平均株価が1%上昇すれば、200万円(=2億円×1%)の利益になります。投資元本に対する収益率は20%(=利益200万円÷元本1000万)にもなります。逆もしかりで日経平均株価が1%下落すれば200万円の損失、元本に対する損失率は-20%になります。

リスクヘッジ

 例えば、石油会社が今年1年間で合計100万バレルの原油生産を予定しているとします。現在の原油価格は100ドル/バレルであり、原油価格が100ドル/バレルのままであれば十分な利益が出る想定です。

しかし、原油価格が70ドル/バレルを下回ると赤字になってしまいます。そこで1年後が満期の原油先物をあらかじめ100ドル/バレルで売り建てしておけば、実際の原油価格に関わらず事前に利益を確定することが出来ます。

裁定取引(アービトラージ)

 裁定取引(アービトラージ)とは、同一の価値を持つ商品の一時的な価格差(歪み)が生じた際に、割高な方を売り、割安な方を買い、その後、両社の価格差が縮小した時点それぞれの反対売買を獲得しようとする取引のことです。

機関投資家などが、リスクを低くしながら利ざやを稼ぐ際に利用する手法です。株価指数等の現物価格と先物価格を利用した取引などが代表的です。

先物取引口座の開設

 ネット証券で先物取引口座を開設することが出来ます。日経225先物等のメジャーな商品であればほぼ全ての証券会社で取り扱いがあります。しかし、日経VI先物、長期国債先物、海外商品先物といったマイナーな商品については証券会社によって取り扱いが異なります。

 対面証券会社の場合、そもそも先物取引の取り扱いがなかったり金融資産1億円以上の富裕層のみ先物取引口座の開設が可能であったりと先物取引の取り扱いに対して消極的な傾向があります。

 また現物株式や株価指数先物等の金融商品を取り扱わず、商品先物取引のみを扱う事業者も存在します。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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