転職エージェントは使わない方がいいってホント？向いている人の特徴を紹介

転職活動を行う際は、「転職サイトから自身で企業に応募する方法」と「エージェントを利用して企業を紹介してもらう方法」がある。もちろんその他にも方法は挙げられるが、近年では上記の2つの方法が多い。

しかしインターネットなどで検索すると、「使わない方が良い」と掲載されている記事もある。とはいえ、人それぞれ向き不向きがあるため、個人によって意見が異なるのである。本記事ではエージェントを使わない方が良い人と、利用すべき人を解説する。

利用しない方が良い人の特徴

初めに利用が向いていない人の特徴を3つ紹介する。

流されやすい人

話に流されやすく、自分の意見を言えない方は使わない方が良い可能性もある。エージェントは求職者の希望や人柄から適した企業を斡旋する一方で、押しが強い人もいることも確かだ。

「この企業は良いですよ」「今の職場を活かせる職場です」などと言われた際、「そう言うなら応募しよう」というタイプの人間は、成功する確率が低くなる。最終的な判断は自分の責任だ。

そのため見極めが苦手な人や流されやすい人は、意見を鵜呑みにしてしまう可能性も高いため注意してほしい。

断れない人

断れない人は紹介された企業を、ただただ受けてしまう可能性も高いことから利用しない方が良い。紹介された企業は、もちろん求職者に合う会社であるが、「どのような職場状況であるのか」、「人間関係に問題はないのか」を伝えられる前に応募することにもなりかねない。

結果、自分に合わない会社に転職するため、断ることが苦手な人は慎重に利用を検討してほしい。

行きたい企業が既に見つかっている人

行きたい企業が既に見つかっているのであれば、わざわざ利用しなくても良い。自ら応募し、面接の段取りも既に完了しているのであれば、不要だ。企業の人事とエージェントは常に情報交換と人材情報を提供していることから経由して応募した方が、面接に有利に働くこともある。

お互いに信頼度が高くなっていることから、面接においてプラス要素になることもある。もちろん一概には言えないが、他にもさまざまなメリットが挙げられるため、詳しく知りたい方は「転職エージェントとの面談は何をする？利用するメリットと準備する3つのポイントとは」を確認してほしい。

利用した方が良い人

一方で使った方が良い人は、以下の3つのいずれかに該当する方である。

今の仕事に悩んでいる人

今の仕事を続けるべきか悩んでいる人は利用すべき。エージェントは転職先を斡旋することが仕事であるのとともに、今の職場環境の悩みを聞いてくれる。仕事に対するアドバイスもしてくれるため、悩んでいる方はぜひ相談した方が良いだろう。

もちろん最終的なゴールは転職先の斡旋であるが、今すぐにというわけではなく、求職者のタイミングに合わせてくれるため、利用すべきだ。

やりたいことも見つからない人

今の仕事に不満もなければ満足なく、やりたいことも見つかっていない人は利用してみてほしい。人生において多くの割合を占める仕事。仕事が楽しくなければプライベートも楽しくないと感じる方も多い。しかし面談すれば、求職者に合う企業を紹介してくれる。

その結果「やりたい仕事に出会った」「仕事が楽しく感じるようになった」という方も多いため、ぜひ相談してみても良いだろう。

転職するのに不安を持っている人

転職に対して不安を抱いている人もいるだろう。「一から仕事を覚えられるか不安」「新しい環境になることが怖い」と感じる方も多い。

しかし利用することで応募する企業の職場環境や社員の方のコミュニケーション能力を把握できる。企業の人事と常に情報交換を行っているため、応募する企業の実態を把握することが可能だ。さらに面接の練習や履歴書の添削など、総合的なサポートも行ってくれるため、安心して転職することが可能となる。

手間暇かけたくない人

「自分で応募するのが面倒」「探す時間がない」という方に向いている。めんどくさがりは、転職さえしたくないと思うだろう。しかし重い腰を上げて活動したものの、結局面倒と感じ、途中で断念する人も多い。そのためスケジュールなどを管理してもらうことで、無事転職できたという人もいる。

また普段仕事に追われている人にも向いている。家に帰ってすぐ寝てしまい、探さずに一日が終わる人もいるだろうが、一任できるところも魅力だ。

おすすめの3社

数多くある中で、ここではおすすめする3社を紹介する。

doda

求人数も多く、未公開求人も取り扱っているdoda。エージェントも多数在籍しており、総合的なサポートを行ってくれる。適性診断などのサービスもあるため、自分に合う職種や業種を見つけたい方に向いている。また地方の企業への求人も多数取り扱っているため、全国的に働く場所を選ぶことが可能となる。

dodaに関しては「転職サイトdoda利用者から聞いた！使ってみた人の評判を紹介！」でも解説しているため、ぜひ確認してみてほしい。

リクルートエージェント

求人数が業界No1の企業。さらに転職成功率も厚生労働省「人材サービス総合サイト」の発表では、最も高いと評価されている会社だ。幅広い業種を取り扱っていることから、未経験の業界へも転職ができる。

ビズリーチ　

近年人気が高いビズリーチ。その特徴は高収入の求人が多いこと。今の給料に満足していない方でも、年収アップを高い確率で見込むことができることから、上記の2社に引けを取らないほど優秀な会社。企業の応募から面接の段取り、履歴書の作成など、さまざまな対応を無料で行ってくれるうえ、依頼すれば優良企業や大手企業への転職もできるだろう。

まとめ

今回は、エージェントを使わない方が良い人と、利用すべき人を紹介した。求職者にあった企業を斡旋してくれる一方、「断れない人」や「流されやすい人」には向いていない場合もある。もちろんエージェントと求職者の相性もあるため、一概には言えないだろう。

一方で、今の仕事に不満を抱いている人や、やりたいことも特にない人にとっては、適切なアドバイスを行ってくれる。その結果自分に合う会社を紹介してくれるだろう。とはいえ、どこに相談したらよいか分からない人は、本記事で紹介した3社を検討してほしい。