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30代におすすめの転職エージェントとは?|失敗しない選び方と活用術

先に結論
  1. 30代の転職エージェントは目的別に2〜3社の併用が基本
  2. 4人に1人は年収が下がっており、エージェントの選び方と使い方で差がつく
  3. ランキングではなく「勝率を上げる運用手順」を整理

「とりあえず登録」の代償は、鳴り止まない通知と、埋もれていく好条件求人だ。

手当たり次第に登録すると、「さばく作業」に忙殺され、転職活動そのものが停止する。

30代前半の転職者の4人に1人は年収が下がっている(厚生労働省「雇用動向調査」、減少24.2%)。転職すれば自動的に年収が上がる時代ではない。この差を分けるのがエージェントの選び方と使い方だ。

ランキングは載せない。「勝率を上げる運用手順」だけをまとめた。目的別の組み合わせ、初回面談の準備、年収交渉の失点回避、合わないときの断り方まで——忙しい30代が損をしない手順を整理している。

30代転職の「勝ちパターン」
  • 総合型+特化型の2〜3社を目的別に回すのが基本
  • 型の選び方 → 5つの判断基準 → 年代別の戦い方 → IT業界の注意点 → 面談準備&断り方テンプレ
目次

転職エージェントおすすめ30代は目的別に2〜3社で決める

4社以上の並行は、スケジュール調整だけで回らなくなる。同じ企業に別エージェントから重複応募してしまえば、社内で「管理できない人」と見なされ、優先度を下げられる可能性がある。

基本セットは「総合型1社+特化型1社」。そこにスカウト型を1社足せば、取りこぼしはなくなる。

なぜ2〜3社がちょうどいいのか

転職エージェントには大きく3タイプある。総合型=幅、特化型=深さ、スカウト型=待ち。それぞれの詳細はH2-2で扱うが、まずは「なぜ併用するのか」を押さえる。

総合型だけでは「深さ」が足りない。特化型だけでは「広さ」が足りない。だから2社を組み合わせる。最初の2時間を惜しんで、合わない求人に数ヶ月を費やすのは割に合わない。

「通知地獄」は、最初の5分で防げる

登録した翌日から通知が止まらない——30代の転職で最もよく聞く不満だ。ただ、連絡の主導権はこちらが握れる。初回面談の最後に、以下のルールを「条件」として提示するだけでいい。

連絡ルール テンプレ
  • 連絡手段:メール or LINE
  • 電話:平日○時以降なら対応可能
  • 希望頻度:週1〜2回のまとめ連絡
  • 返信目安:翌営業日中
  • 求人紹介:希望条件に合うものだけ

黙っていると、エージェントは「暇な求職者」と判断し、連絡の嵐を浴びせてくる。最初の5分でルールを伝えるだけで、その後の数ヶ月が変わる。

スカウト型で「自分の値段」を知る

スカウト型は「待ちの転職活動」ができる仕組みだ。日曜朝の30分だけスカウトを眺める。それだけで「自分の値段」が見えてくる。

スカウト型の価値は「求人探し」よりも「相場観」という武器の獲得にある。どんな企業から、どの年収帯で、どんなポジションのオファーが届くか。2〜3週間観察するだけで、自分の経歴がどう評価されているかがわかる。この感覚を持って総合型・特化型の担当者と話せば、条件交渉の土台が変わる。

スカウトには大量一斉送信型と個別送信型がある。文面に自分の経歴への具体的な言及があるかどうかで本気度を見分けられる。返信する義務はなく、興味がなければ無視していい。

「目的→型→セット」3分フロー

STEP
目的固定

「年収」か「やりがい」か、1つに絞る

STEP
型の選択

幅なら「総合」、深さなら「特化」

STEP
セット完了

総合1+特化1で開始。合わなければ入れ替える

総合型・特化型・スカウト型——何が違い、どう使い分けるか

3タイプにはそれぞれ得意と不得意がある。何を補い合うのかを具体的に見ていく。

総合型=想像しなかった選択肢に出会える

総合型の強みは、非公開求人(企業が採用戦略上、転職サイトには掲載せずエージェント経由だけで募集する求人)の母数が多い点にある。営業職にコンサルを、経理に経営企画を。自分では検索すらしない職種が提案される。

弱点は、業界特有の面接対策がやや浅くなりがちなこと。方向性が固まっていない人、異業種も検討したい人、地方在住者は、まず総合型から始めるのが安定する。

特化型=面接の通過率が変わる

IT、金融、コンサルなど、その業界の「共通言語」が通じるエージェントだ。アドバイザー自身がその業界の出身者であることも多い。

差がつくのは面接対策で、「過去にこの質問で落ちた人がいる」といった合否直結の内部情報が出てくる。総合型の汎用的なアドバイスとは、情報の解像度がまるで違う。

弱点はカバー範囲の狭さ。紹介求人が少なければ、その特化型は切り替え時だ。総合型で母数を補えばいい。

スカウト型=市場価値の測定ツール

詳細は前述の通り。ここでは補足だけ。スカウトは「量」ではなく「質」で読む。経歴を読んだうえで「あなたに合うと思った理由」が書かれた個別スカウトの比率が高いほど、それが今のあなたの「リアルな市場価値」だ。

担当者との相性問題——初回面談で見極める

正直に言うと、どのエージェントを選ぶかと同じくらい、「誰が担当になるか」で体験は変わる。あなたが入社すれば、年収の約35%がエージェントに入る。あなたは彼らにとって「数百万円の商品」だ。その前提で付き合う必要がある。

初回面談での見極めポイントは3つ。

  1. 聞く時間と提案する時間のバランス:ヒアリングもそこそこに求人を出す担当者は、件数をこなすことしか考えていない
  2. 紹介理由の具体性:「合いそうなので」ではなく「あなたの○○の経験が、この企業の○○ポジションと合う」と言えるか
  3. 希望と違う求人への対応:「とりあえず見てください」で終わるか、別角度から論理的に説明できるか

2つ以上に違和感があれば、担当変更を依頼する。担当変更は「裏切り」ではない。成功のための「最適化」だ。具体的な文面はH2-7にテンプレートを用意してある。

3タイプ早見表

スクロールできます
使いどころ落とし穴向く人
総合型まさかの求人に出会える担当者の当たり外れが大きい方向性未定・異業種志望・地方
特化型合否直結の内部情報が手に入る求人の数は限られる業界確定・面接対策重視
スカウト型自分の「値段」が見える質の低いスカウトも大量に届く多忙・相場把握が先

30代の転職エージェント選びで外せない5条件

思考停止でランキング1位に登録しても、自分に合うかはわからない。以下の5条件を初回面談後にチェックし、3つ以上クリアしなかったエージェントは入れ替える。

5条件チェック
  1. 求人数:初回で希望に合う求人が3件以上あるか?
  2. 納得感:紹介理由に頷けるか?
  3. 支援範囲:年収交渉・退職サポートまで明言したか?
  4. 30代実績:同年代の成功事例が即答で出るか?
  5. 連絡体制:頻度・手段の希望に合意したか?

①求人の幅——サイト上の「総求人数」に意味はない

非公開求人(エージェント経由でしか応募できない求人)にアクセスできるかどうかは、エージェントを使う最大のメリットだ。ただし非公開=好条件とは限らない。確認すべきは「初回面談で、自分の希望に合う求人を何件紹介されたか」という実感値だけだ。

②担当者の相性——面談は「こちらが評価する場」

「とりあえず希望を聞かせてください」という御用聞き営業なのか、それとも——

  • 「前職でいちばん手応えがあったプロジェクトは」
  • 「転職で絶対に避けたい条件は」
  • 「5年後にどんな状態でいたいか」

——と掘り下げてくるか。質問が具体的であるほど、その担当者は紹介の精度を上げようとしている。

③支援範囲——「年収交渉」と「退職サポート」の2点を問いただす

この2点について、具体的にどう介入してくれるかを初回面談で確認する。「お任せください」とだけ返す担当者より、「ここまでは対応し、ここからは対応外です」と明確に線引きしてくれる担当者のほうが信頼できる。

注意したいのが「急かし」だ。「早く決めたほうがいいですよ」と焦らせてくる担当者がいたら、「もう少し検討する時間がほしい」と伝えること。

④30代の実績——言葉を濁されたら、実績がない証拠

「30代に強い」と掲げるエージェントは多いが、実態はさまざまだ。以下の質問を直接ぶつける。

  • 「30代の転職で最近どんな成功事例がありましたか」
  • 「私の希望業界でどのくらいの紹介実績がありますか」

「先月も同年代の営業職の方を3名支援しました」と即答が出ればOK。「幅広い年代を支援しています」と言葉を濁されたら、その担当者は30代の実績がない。

⑤連絡体制——H2-1のテンプレを使う

テンプレートはH2-1に掲載済み。初回面談の前にコピーしておこう。

30代前半の転職エージェントは「可能性を広げる」が戦略

未経験職種への切符がつかめるのは、30代前半が最後の窓だ。現在の年収からどこまで伸ばせるか、あるいは業界チェンジで一時的に下がる覚悟が必要なのか——この見極めが、30代前半の転職で最も問われるところだ。

未経験転職は「ポテンシャル枠」の有無がカギ

将来不安や給与への不満が動機なら、業界チェンジという選択肢も視野に入る。ただし未経験転職の難易度は上がる。企業が30代の未経験者を採用する場合、「ポテンシャル枠」——つまり「意欲を買ってくれる枠」で設けていることが多い。20代に比べてこの枠は減るため、あるかないかを事前に確認することが成否を分ける。

異業種を狙うなら、総合型の「数」に頼るしかない。特化型でもIT業界なら未経験エンジニアの育成支援を行っているケースがあるため、最初から除外せず「未経験にも対応しているか」を聞いておくといい。エージェント経由で求人が出てこなければ、転職サイトの直接応募も視野に入れておくことだ。

担当者に伝える条件は「Must / Want」の2段階で

「何でもいい」と伝えれば、条件外の求人が大量に届く。それは「何でもいい」と言った自分の責任だ。逆に条件を10個並べて「すべて満たすもの」と言えば紹介ゼロになりかねない。Must(絶対に譲れない)とWant(できれば叶えたい)の2段階に分けて伝えるのが基本。

例:業界軸+年収軸

  • IT業界またはSaaS企業
  • 年収は現職と同額以上
  • 通勤片道60分以内

Mustは2〜3個に絞る。5個以上になると条件を満たす求人がなくなる。たとえば「保育園の送迎」が絶対条件なら、それはWantではなくMustだ。同じ条件でも生活環境によって重みが変わる。この背景まで担当者に伝えれば、紹介の精度が上がる。

書類添削と面接対策で「伝え方」を磨く

30代前半は「ポテンシャルもあるが即戦力としても期待したい」という企業の目線を意識する必要がある。このあいだを埋めるのが「再現性のある実績」の見せ方だ。

職務経歴書には「何をして、どんな結果を出したか」を数字で書く。

  • ✗「営業を担当した」→ ✓「法人営業で新規開拓を担当し、年間売上を前年比120%に伸ばした」
  • ✗「マーケティングに携わった」→ ✓「Web広告の運用を担当し、CPAを30%改善した」

数字がないのではなく、数字に置き換える技術がないだけだ。だからプロ(エージェントの書類添削)を使う。自分では当たり前と思っていた業務が、第三者の目には大きな成果に映ることがある。

面接対策も同様だ。過去の自慢話ではなく、「未来の貢献」を語れるか。この「接続」の練習は、担当者との模擬面接で格段に精度が上がる。

実績の棚卸し5項目

  • 担当業務:何を任されていたか(職種・役割・プロジェクト名)
  • 成果:売上・コスト削減・改善率など。小規模でも書き方次第で武器になる
  • 工夫:どんな課題をどう乗り越えたか
  • 規模:チーム人数・担当予算・影響範囲
  • 再現性:その成果を出せた理由と、次の職場でも活かせるスキル

30代後半は転職エージェントでハイクラスを狙える?

30代後半の転職はハイリスク・ハイリターンの戦いになる。成功すれば大幅な年収アップもあり得るが、失敗すればキャリアの袋小路だ。

単なる「高年収」ではなく、「働き方の持続可能性」を買うフェーズでもある。親の介護、子どもの進学、自分の体力——年収だけで測れない判断軸が増える時期だ。

職務経歴書は「数字」が武器——小さな実績でも書き方次第

ハイクラス求人で企業が見ているのは、端的に言えば「この人を採用すると、いくらの利益が見込めるか」だ。だからこそ職務経歴書には定量的な実績を盛り込む。

小規模な実績でも、経営視点に「翻訳」すれば武器になる。

  • プロジェクトの期間を予定より○ヶ月短縮した
  • チームの残業時間を月20時間削減し、人件費を年間○百万円浮かせた
  • 新人研修プログラムを設計し、独り立ちまでの期間を半分にした

次の2つを並べると差は歴然だ。A:「営業部で新規顧客の開拓に注力した」。B:「新規顧客開拓を担当し、年間12社を獲得。部門の新規売上を前年比135%に引き上げた」。同じ経験でも、数字の有無で読み手のインパクトはまるで違う。

マネジメント経験が浅くても、戦い方はある

「マネジメント経験3年以上」という求人票を見て「自分には無理だ」と感じた人もいるだろう。ただ、役職がなくても、「人を動かして成果を出した経験」はすべてマネジメントだ。

  • プロジェクトのリードや進行管理
  • 予算管理(部門・プロジェクト単位)
  • 後輩・アルバイトの育成、OJT担当
  • 他部署との調整・折衝
  • 外注先のディレクション・品質管理
  • 評価面談の代行や査定への関与

エージェントの担当者に「マネジメント経験が弱い」と正直に伝えたうえで、「代わりにこういう経験がある」と材料を提示すれば、マネジメント不問のポジションやプレイングマネージャー枠を紹介してもらえることがある。弱みを隠すのではなく、別の角度で自分の価値を見せる戦略を持つこと。

年収交渉はエージェント経由で「失点」を減らす

年収交渉を「お金の話」と遠慮する人は多い。だが、これはビジネス取引だ。遠慮した分だけ、手取りが減る。エージェントは企業との間に入って年収交渉を代行し、「このポジションなら年収○万円は交渉の余地がある」「この企業は基本給よりもストックオプションで調整するタイプだ」と、自分だけでは得られない情報をもとに動いてくれる。

前述の通り、スカウト型で集めたオファーの年収帯を交渉のベースラインにすれば、根拠を持って条件を詰められる。

年収交渉で避けたい言い方がある。

  • ✗「前職の年収が低かったので上げたい」→ 企業が知りたいのは「あなたを採用する価値」
  • ✗ 個人的な支出事情を持ち出す → 交渉材料にならない
  • ✓「自分のスキルと実績が○○万円の価値がある」→ 市場価値と入社後の成果で語る

額面年収だけで判断すると損をする。固定残業代、退職金、住宅手当まで含めた「トータルパッケージ」で比較しないと、転職後に「思ったより手取りが少ない」という事態になりかねない。エージェントにはこれらもまとめて確認してもらおう。

ITの30代は転職エージェントの専門性で年収が変わる

この章はIT業界で転職を考えている人向けだ。IT以外の業界を志望する方はH2-7に進んでほしい。

ITエンジニアの転職は、担当アドバイザーが技術スタック(使用する言語・フレームワーク・インフラの組み合わせ)を理解しているかどうかで紹介の質が根本から変わる。「バックエンドのGoエンジニアとして働きたい」と伝えたのにフロントエンド案件を大量に紹介される——そんな事故は、担当者の技術理解が浅い場合にほぼ確実に起きる。

担当者の技術理解を初回面談で見極める

IT特化型を検討すべき最大の理由は、技術スタックの理解度に基づいたマッチングを受けられる点だ。初回面談では以下の質問が使える。

  • 「私のスキルで、いま市場価値が高いのはどの部分ですか」
  • 「この求人の開発チームの技術構成は?」
  • 「この業界で今後年収に影響しそうな技術領域は?」

専門用語に対して「専門用語で返ってくるか」。これがリトマス試験紙だ。一般論で終わるなら、担当変更かIT特化型への切り替えを検討する余地がある。

開発環境のリアルは求人票だけではわからない

「モダンな開発環境」と書いてあっても、実態は千差万別だ。開発の自動化が整っているか、コードレビューの文化があるか、テストを書く習慣があるか——こうした現場のリアルは、IT特化型のエージェントなら事前に聞き出せることがある。

確認しておきたい項目を挙げる。

  • 使用言語とフレームワーク
  • サーバー環境(自社管理かクラウドか)
  • テスト・デプロイの自動化状況
  • コードレビューの頻度と方法
  • 障害対応の体制

エージェントが答えられないなら、面接でエンジニア同士として話せばいい。むしろその方が「技術への関心」をアピールできる。

ポートフォリオは「設計思想」が見られている

エンジニアの転職では、ポートフォリオやGitHubが「もうひとつの職務経歴書」になる。ただし面接官が見ているのはコードの品質だけではない。「なぜその技術を選び、どうビジネスに貢献したか」。コードそのものより、この「設計思想」が評価される。

「なぜ別の技術を選ばなかったか」まで語れると、技術的な意思決定ができる人材として一段上の評価を受けられる。

公開できるリポジトリがない場合は、過去の業務経験を匿名化して「どういう判断で、どんな技術を選び、どんな成果を出したか」をNotionやGitHubのREADMEにまとめておくだけでも面接の軸になる。

SES・自社開発・SaaS——業態の違いを知らないと入社後に後悔する

IT業界の転職で最もトラブルになりやすいのが業態のミスマッチだ。

  • 働き方:クライアント先に常駐。案件ごとに現場が変わる
  • やりがい:幅広い技術に触れられる。多様な業界を経験できる
  • 年収傾向:中間マージンが発生するぶん手取りが圧縮されやすい
  • 注意点:常駐先によって環境差が大きい。経験が断片化しやすい

どの業態が「良い・悪い」ではなく、自分の志向に合っているかが判断基準だ。エージェントの担当者に「SESと自社開発の具体的な違いを教えてください」と聞いたとき、実例を交えて説明できるかどうかも担当者の質を測る指標になる。

転職エージェントの初回面談で30代がやるべき準備

初回面談を「とりあえず話を聞いてみる場」にすると、紹介される求人の質が下がる。面談の30分〜1時間で担当者はあなたの経歴・志向・温度感を評価しており、その評価が紹介の優先度を左右するからだ。

ただ、身構える必要はない。事前に3つ——職務経歴書のたたき台、Must/Wantの整理、聞きたい質問——を用意しておくだけで十分だ。

職務経歴書は30%の完成度で持っていく

100点の経歴書を仕上げてから面談を受けよう——と考えると、いつまでも登録できない。30点の「たたき台」で十分だ。そこからプロが仕上げてくれる。

最低限書いておくのは3つだけ。

  1. 職歴の時系列(会社名・在籍期間・ポジション)
  2. 各社での主な業務内容(箇条書きで十分)
  3. 数字で示せる実績が1つでもあればなお良い

完成度30%で持っていき、面談後のフィードバックで50%、書類添削を経て80%。未完成の状態でフィードバックをもらうほうが、結果的に良い書類が早くできる。

Must/Wantは面談前にテキストで整理する

詳細はH2-4で解説済み。面談後に「本日お伝えした条件をまとめます。Must:①年収○万円以上 ②勤務地○○エリア。Want:①リモート可 ②残業月○時間以内」とメールで送っておくと、認識のズレを防げる。

断り方と担当変更のテンプレート

遠慮は無用。合わない求人に「NO」と言わない限り、似たような求人が届き続ける。

コピペ用テンプレ

■ 求人を断る:
「ご紹介いただいた○○株式会社の求人ですが、○○(年収・勤務地・業界など具体的な理由)のため、今回は見送らせてください。引き続き○○の条件で探していただけると助かります。」

■ 担当変更を依頼する:
「大変恐縮ですが、○○業界に詳しい別の担当者の方にもお話を伺いたいと考えています。可能であれば担当の変更をお願いできますでしょうか。」

退会は、メールで「転職活動の方針を見直すため、一旦利用を終了したい」と伝えるだけで完了する。再登録は基本的に可能だ。

全体の流れを3フェーズで把握する

Phase

準備

たたき台・条件整理

Phase

面接

5〜10社並行

Phase

回収

内定・条件交渉

トータルの目安は2〜3ヶ月。30代は引き継ぎに時間がかかり4〜5ヶ月になるケースも珍しくない。すぐに転職する必要がなくても、情報収集として登録するだけで十分価値がある。求職者の費用負担はゼロだ。

これだけは聞くべき3つの質問

  1. 「私の経歴で、どの業界・職種の紹介が多くなりそうですか」——守備範囲と提案力がわかる
  2. 「30代の転職で最近の成功事例を教えてください」——実績の具体性がわかる
  3. 「年収交渉はどのタイミングでどう進めますか」——支援範囲の本気度がわかる

まとめ

エージェントを「使いこなす側」に回れるかどうかで、30代の転職は結果が変わる。担当者の提案を鵜呑みにせず、自分の判断軸で取捨選択する。その準備が、ここまでの内容だ。

準備は整った。今すぐスマホのメモを開き、職歴を箇条書きにすることから始めよう。今日動かなければ、1ヶ月後も同じ場所で悩んでいるはずだ。

転職エージェントの担当者と合わない場合は?

担当変更を依頼して問題ない。多くのエージェントに変更の仕組みがあり、珍しいことではない。メールで「別の担当者にも相談したい」と伝えれば対応してもらえるケースがほとんどだ。テンプレートはH2-7に用意した。

転職エージェントとスカウト型は併用できる?

併用可能で、むしろ推奨される組み合わせだ。エージェントは担当者が紹介する「プッシュ型」、スカウトは企業からオファーが届く「プル型」で役割が異なる。ただし同じ企業に別経路から重複応募しないよう、応募状況は週1回チェックすること。

登録したらすぐに転職しないといけない?

その必要はない。初回面談で「すぐの転職は考えていないが市場の状況を知りたい」と伝えれば、それに合わせた対応をしてくれるエージェントがほとんどだ。

出典一覧

この記事を書いた人

平 行秀のアバター 平 行秀 代表取締役社長

野村證券に新卒入社。国内営業部門で多数の役員表彰等を獲得しロンドンへ特別研修生として留学。2019年にアドバイザーナビを創業し、累計100名以上のIFAへの転職を支援。得意な担当領域は外資系プライベートバンク、ウェルスマネジメント、大手証券の次席・次長・筆頭クラスからIFAへの転職支援。

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