IFAファーム
TOPインタビュー

「プライベートバンクとして全方位に対応する」

ASSETBANK株式会社 代表取締役 杉浦 一馬氏
聞き手:平 行秀(アドバイザーナビ株式会社代表取締役社長)

リテール営業の経験者と、投資銀行の経験者が手を組んで設立されたのが、ASSETBANK株式会社です。金融商品仲介業にとどまらず、幅広い顧客ニーズへの対応を目指している同社代表の杉浦一馬氏に、お話を伺いました。

まず杉浦社長のキャリアから教えて下さい。

杉浦SMBC日興証券に入社して本店に配属された後、大阪の御堂筋本町支店に転勤。リテール営業を担当した後、クレディ・スイス プライベートバンキング部の大阪拠点に移籍しました。それが今から4年前です。 SMBC日興証券からクレディ・スイスに移籍した理由は、転勤があるからです。日本の大手証券会社は4、5年に一度は転勤させられます。すると、それまで築いてきたお客様とのリレーションが途切れてしまいます。それが嫌でした。お客様と長いお付き合いをしていきたいと考えていた時、クレディ・スイスからオファーをいただいたので、そこに加わることにしたのです。 もちろんクレディ・スイスの仕事は面白かったのですが、今後の金融がどうなるのか、お客様のために何をすべきかなど、同期の藤井と議論するなかで意気投合し、一緒にクレディ・スイスを辞めて、昨年12月にASSETBANKを立ち上げました。

社名の由来は何ですか。

杉浦ASSETは「資産」です。BANKは「銀行」と言いたいところですが、私たちはこれを「インフラ」と解釈しました。つまり資産の総合的なソリューションを提供するインフラをつくるのが、私たちのミッションです。 資産の意味は非常に広く解釈しています。具体的には有価証券や不動産はもちろんのこと、経営者にとっては会社も資産のひとつですし、アートやワイン、スーパーカーなどのコレクションも資産になります。こうした広範な意味合いを持つ資産すべてをカバーして、最適なソリューションを提供するということで、ASSETBANKという社名を付けました。

藤井さんは共同経営者になるのですか。

杉浦そうです。藤井は三和銀行からキャリアをスタートさせて、グループ証券会社を経て、みずほ証券の投資銀行部門で関西拠点の立ち上げメンバーでした。2016年に私と同じくクレディ・スイスの大阪拠点に移籍してきました。 キャリアからもお察しの通り、私はリテール中心でしたが、藤井は投資銀行がバックグランドです。なので、藤井は上場企業オーナー、私は未上場企業オーナーを得意としており、属性が全く異なります。その2人が一緒になることで相乗効果を期待しています。 あと、今年6月にもうひとり、河原という者が加わりました。彼はSMBC日興証券で商品企画やデータマネジメント、金融庁対応を担当していただけでなく、大使館での勤務経験もあり、私や藤井とはまた別のスキルを持っています。

クレディ・スイスのプライベートバンカーとしてキャリアを積む選択肢もあったと思いますが、なぜ独立したのですか。

杉浦プライベートバンカーはお客様の伴走者です。そのうえで、私たちのお客様は上場、非上場に関係なく、自ら起業した事業オーナーが大半ですから、その伴走者であり続けるためには、究極的なところで私達も起業しないと想いをひとつに出来ないと思い、独立開業することにしました。 そのなかでIFAを選んだのは、独立的な立場から、自由にお客様へアドバイスできるからです。 大手証券会社の営業は常に営業ノルマとの闘いになります。もちろん、発行市場における安定消化という重要な目的のためにも営業ノルマがあるのは重々承知しています。しかしながら、年次が上がるにしたがって営業ノルマが非常に厳しくなってくるため、どうしてもお客様本位ではないところで営業してしまうことがありました。そのような状況で私は10年以上、藤井は20年以上も仕事をしてきたわけですが、そろそろプロダクトプッシュではなく、お客様からのニーズに対応した提案をしていきたいという気持ちが強くなり、IFAを選んだのです。

御社の特徴は何ですか。

杉浦プライベートバンクを掲げていることです。お客様のニーズには全方位で対応できます。有価証券運用はもちろんのこと、不動産コンサルティングから相続・事業承継、アートやワイン、スーパーカーなど、幅広い資産のソリューションを提供できます。



これまで証券会社や外資系でのキャリアを積んできたなかで、IFAの仕事を始めて何かギャップを感じることはありましたか。

杉浦管理部門の大変さですね。コンプライアンスもあるので、内部管理責任者は大変だと思います。またIFAの人たちも自由である反面、自分で自分を律するメンタリティが一層必要になります。この大変さは、実際にIFAになってみないと分かりませんね。

IFAに求める人物像は何ですか。

杉浦やはり人に興味を持てるかどうかが大事ですね。お客様に対して興味を持てなくなったら、この仕事を続けていくことはできません。IFAに限らず、対面で行う仕事はすべて、お客様に興味を持てるかどうかが起点です。あとはプロ意識ですね。24時間、365日自己研鑽できる人が向いていると思います。

最後にIFAになりたい人、すでにIFAとして頑張っている人も含めてメッセージをください。

杉浦今、金融機関で働いていて、いずれIFAを目指す人はこれから増えると思います。恐らく、今の職場に比べて収入面の期待値も上がると思いますが、特に大手証券会社で働いている人は、その看板が外れた時、信用を補完する意味でも自分自身をブランディングできるかどうかを考えてから、独立を検討した方が良いと思います。あとは常に勉強ですね。お互いに高め合えるメンバーがいるかどうかは大事です。 クレディ・スイスでは、プライベートバンカーは60歳になって一人前と言われました。それだけ自分が今までどういう人生を歩んできたかということが問われます。だからこそ一生、自己研鑽し続けられることも、IFAとしては重要になってきます。

ありがとうございました。

会社紹介

商号
ASSETBANK株式会社
住所
大阪市中央区北久宝寺町三丁目6番1号 本町南ガーデンシティ7階
代表
代表取締役 杉浦 一馬
登録番号
近畿財務局(金仲)第423号
会社HP
http://assetbank1.com
株式会社Innovation IFA Consulting