「三井住友銀行からIFAへ ルールは自分で作っていく」
新卒で三井住友銀行に入社され、一般事務や富裕層向けの事業承継や相続コンサルを経験したのち、現在はIFAとして活動されている土方さんにお話をお伺いしてみました。
これまでのキャリアを教えてください。
土方氏2008年に三井住友銀行に入社をし、約7年間地元熊本で事務を経験した後、総合職に職種転換いたしました。転換後は関東へ異動し、富裕層の個人のお客様や法人オーナー様を中心に、事業承継や相続コンサルに従事しておりました。
その後、2021年に三井住友銀行を退職して、スタートアップの企業に役員として転職いたしました。そこで1年間経験を積み、翌年にIFAとして独立いたしました。
現在はIFAとして、総合的なファイナンシャルコンサルティングを行っております。
IFAに転身されたきっかけを教えてください。
土方氏きっかけは、私はスピーディーに臨機応変にお客様が求められるものを用意して、提供したいという希望が強くありました。しかし大企業はその逆で、決済段階が、何段階にも積み重なっているので、良いか悪いかという判断を貰うだけでも時間がかかってしまい、結果判断が出ないことが多くありました。
そこにフラストレーションを感じてしまい、自分自身で自由に動けるようなポジションは何かと考えた時に、IFAの存在を知りました。
転職する際に不安だったことはありましたか。
土方氏一つ、銀行時代はメガバンクの看板の元で仕事をしていたのですが、IFAは個人の名前で動くようなものなので、そこに対してお客様が今後もお付き合いしていただけるのかという不安が大きかったです。
結果的には今、お付き合いいただいているお客様はバックの会社というよりも私個人にお付き合いいただいており、独立してから余計に応援してくださる方が多く、その不安は割とすぐに解消されました。
銀行時代のお客様の属性を教えてください。
土方氏法人オーナー様を中心として、オーナー様からご紹介いただいた役員の方や従業員の方々を担当しておりました。銀行時代は個人のお客様しかご担当できなかったのですが、IFAに転身してからは法人もご担当できるようになり、現在は個人と法人合わせてご担当させていただいております。
アドバイザーナビとの出会いを教えてください。
土方氏ネットで探している中でアドバイザーナビの存在を知りました。
IFA業界のことはよく知らなかったですし、知らないことはプロに聞くのが一番と思っているので、アドバイザーナビの存在を知って、気軽に相談してみようと思いました。
実際、サポートしていただいてIFA法人の報酬体系やコンプラ体制、会社の雰囲気などネットではわからないことをお教えいただき、私の重要視したいポイントを抑えた会社を的確に何社か出していただけたのですごくよかったです。
その中でCSアセットを選んだ理由は何でしょうか。
土方氏やはり歴史がある会社なので、体制がきちんと整っていて営業だけに集中できるという点がいいと思いました。会社の人数も多く、コンプラ体制もしっかりしてます。
私は将来、独立するかわからないですが、独立の支援を積極的にしているという点も選んだポイントでした。
IFAとして独立して銀行時代と変わったことはどんなところですか。
土方氏良くも悪くもセキュリティが銀行よりも緩いので、業務の上でやって良いこと、悪いことのバーがかなり大手に比べると緩いことです。
良いことで言うと、銀行では業務中しかお客様には連絡できず、窮屈に思うこともありました。
しかしIFAにはそういった縛りがないので、お客様や私も気にせずに個人的な連絡や仕事の連絡をすることができています。
IFAはルールは自分である程度作れば良いので、私にとってはすごくやりやすいです。
お客様にはどのようなご提案をされていますか。
土方氏私が得意としているのは、保険やライフプランニング、富裕層のお客様には相続コンサルです。
銀行時代には事業承継や相続コンサルを行っておりましたので、相続対策で保険を活用するというのはもちろんのこと、ライフプランニングというのは、有価証券よりも保険をメインに考えております。
今後は、お客様層も法人のオーナー様を中心に総合的なコンサルティングをしたいと考えています。また、ライフプランニングに加え、事業承継や資産承継対策、法人の福利厚生として従業員の方向けのライフプランセミナーなど会社の中の一員のような存在で取り組みたいと思っております。
士業の方とも連携をしながら相続対策などのコンサルティングも行っていきたいです。
今後、IFAとしてどのような存在になりたいですか。
土方氏お客様からは私一人に聞けばどんなことでも解決できる存在になろうと思っております。
銀行時代は、ファーストコールバンカーと言って一番に声がかかるようになるということを目標にしておりました。
そのように、金融周りのことは私に聞けばわかるという、ファーストコールのかかるようなIFAになっていきたいというのが今の目標です。
ですので、お客様の保険や資産管理のこと、相続対策や事業承継をきちんと把握することで、長いお付き合いができるようにしていけたらと思っております。
ありがとうございました。