「野村證券からIFAへ お客様にプロだと思っていただける」
昨年IFAとして独立された西澤さん。今回は大手証券会社を2社経て、YSKライフコンサルタンツのIFAとして所属した経緯や西澤さんがどうしてIFAになったのか、じっくりお話を聞いてみました。
まず西澤さんのキャリアから教えていただけますか。
西澤氏新卒で当時の和光証券、今で言うみずほ証券に入社し、2003年に早期定年退職で退職をしました。
その後、キャリアアップの為2004年に野村證券のファイナンシャルアドバイザー(FA)としてリスタートし、約17年間、野村證券でファイナンシャルアドバイザーとして富裕層の個人のお客様を中心に資産管理業務を行っていました。
2021年からはYSKライフコンサルタンツに所属するIFAとして独立し、お客様の資産運用管理に従事しております。
独立するにあたってなぜIFAを選んだのですか。
西澤氏きっかけは、会社の制度変更になります。元々我々(FA)は出来高払いの社員だったのですが、その制度がなくなるということで、会社から継続するか否かという決断を迫られました。
私は固定給与ということに関して、長く勤めることによって証券業界がどちらかというとコンプライアンス重視で、お客様のパフォーマンス重視でなくなっている点も、非常に危惧していました。
組織ではなく、お客様目線で仕事ができるというのはどんな仕事なのかと考えていた時に、IFAへの話を聞き、退職をして独立という形になりました。
証券会社時代に新規開拓はされていましたか。
西澤氏和光証券を退職後、最後はみずほ証券でしたが、野村證券の再就職の際には一切和光証券のお客様に当たりませんでした。
リスタートはゼロから新規開拓を始めて、お客様に恵まれ、軌道に乗れたというのがあります。結果的にみずほ証券時代のお客様に当たらなかったことが、良かったのかなと思っています。実際その当時、新規開拓してできたお客様とは今でも付き合いがあります。
その中で現在までお付き合いがあるお客様はいらっしゃいますか。
西澤氏担当しているお客様は個人のお客様が多いですね。資産家と言われる方々で、地主さんや会社経営者だった方、リタイアメントされた方などです。
野村證券時代に自分の足で自分の能力でお客様になっていただいた方とは、今でもお付き合いいただいており、かれこれ20年近くお付き合いになりますね。私がIFAになる時も応援していただき、ご縁というのを強く感じることができています。
おかげさまで、最近はご紹介を頂いただき日々新しい出会いも増えてきています。
なぜ株式会社YSKライフコンサルタンツを選んだのですか。
西澤氏圧倒的に自由度が高いからです。業務委託契約を志望しており、自由度が高いことを望んでおりました。
YSKライフコンサルタンツでは自由に仕事をすることができます。
以前は雇用されていたので会社からのプレッシャーを感じながらお客様に提案しておりましたが、私が自分のペースで仕事ができること=お客様に負荷をかけないことに繋がると考え、選びました。
アドバイザーナビとの出会いは何ですか。
西澤氏浪川さんの「証券会社がなくなる日」という本がありますよね。あれをたまたま読んでいたのです。そこでアドバイザーナビの存在を知りました。転職を考えていた時に転職サイトに申し込んでいて、その時に、たまたま松岡さんと出会うことができて、何か深いご縁を感じたので、そこに乗っかったという感じです。
初回面談の時は本を振って「読みましたよ」とアピールしてました。
アドバイザーナビを利用してよかった点はありますか。
西澤氏やはりアフターフォローです。昨年末に開いていただいた懇親会で何人かのIFAの方とお知り合いになれて、その後も連絡を取り合ったりもしています。
また、マーケットの急変時に、資料提供や情報提供を都度いただけることはとても助かっています。どうしてもIFAは、孤独なのです。同じ社内でも、出社が決まっていないのでそんなにコンタクトを取れないのです。ですから、そういう意見交換ができる機会や情報をいただけるところはありがたいです。非常に感謝しております。
IFAになってよかったことは何ですか。
西澤氏経営者の方とお話していると誰が継ぐとか継がないとか、そんなご相談や愚痴を聞くことが多いです。その時に思ったのは、「こういうことがたぶん仕事なのかな」と。
お金の話ではなくて、お客様の嫌なこと、辛いこと、嬉しいことに共感できて、そこで私の気づきを伝えてあげる。
例えば、運用や税制の話をしてあげることが「プロだな」と思っていただけると思っています。野村證券の時は、証券の話しかしていないので、スピードが要りましたし、日々の数字に追われていました。
しかしIFAになると、そういうストレスがない。それこそお茶を飲んで、帰るだけとか、近くに行ったので雑談をして帰るとか、そんなことを結構普通にしています。私にとってもお客様にとってもよかったことだと思っています。
ありがとうございました。