キャリアアップを狙った転職先として人気が高い外資系銀行。しかし、「外資系銀行で実力が通用するか分からない」、「行内の雰囲気に馴染めるだろうか」と不安を抱いている人も多いかもしれない。
そこで本記事では、外資系銀行へ転職するメリットや、転職活動を成功させるポイントについて解説していく。
外資系銀行へ転職するメリット
外資系銀行への転職には、次のようなメリットが挙げられる。
- 年収アップが狙える
- 自分の実力を試せる
- 海外勤務のチャンスがある
それぞれ詳しく解説していこう。
年収アップが狙える
国内銀行の給与体系は固定給であることが一般的だが、外資系銀行ではインセンティブ制度が採用されていることが多い。自分の努力が給与に直結するため、国内金融機関と比べて年収がアップする可能性がある。
国内金融機関では営業成績によって給与が大きく変動することは少ないため、「自分の頑張りが報われない」と感じたことがある人もいるのではないだろうか。インセンティブ制度の給与体系は「毎月の給与が安定しない」という一面があるものの、「分かりやすい形で営業努力が評価される」という点は大きなメリットともいえる。
自分の実力を試せる
外資系銀行は、国内銀行と評価体系も大きく異なる。
外資系銀行では、国内銀行よりも実力主義の風土があるため、自分の成果や能力によっては、年齢に関係なく役職を与えられるケースもある。「年功序列で昇給していくのではなく、自分の実力を試してみたい」と考えている人にとっては、ピッタリの職場環境だろう。
ただし、企業風土については各銀行で大きく異なる。外資系銀行であっても、日本で事業を展開してから長い歴史を持つ場合は、国内の銀行とそれほど企業風土が変わらない場合もある。
外資系銀行への転職を検討する際は、「自分がどのような環境で働きたいか」ということを考えて転職先を選定するとよいだろう。
海外勤務のチャンスがある
外資系銀行は、海外勤務のチャンスがあることも大きなメリットだ。日本以外にも各国で事業を展開していることが多いため、語学力に長けていれば海外勤務を命ぜられることもある。
海外でのキャリアを築けることから、「将来的には海外現地の金融業界で働きたい」「海外の駐在経験を活かして、さらなるキャリアアップを狙いたい」という人には大きな糧となるだろう。
外資系銀行への転職活動におけるポイント
外資系銀行への転職活動では、次のようなポイントに気を付けたい。
- 語学力を示せる資格を受験する
- キャリア展望を明確にする
- 転職エージェントを活用する
それぞれ詳しく解説していこう。
語学力を示せる資格を受験する
外資系銀行への転職では、語学力を示す資格を取得しておきたい。特にミドルオフィスやバックオフィスで働く場合は、本社とのやり取りや情報収集に語学力が必要となる。
実際の業務では専門用語も多く扱われるため、資格取得と並行して金融業界で使う専門用語についても勉強しておきたい。
ポジションや職種によってはそれほど語学力が必要ない場合もあるが、TOEICやTOFELなどは受験しておいて損はないだろう。
キャリア展望を明確にする
外資系銀行へ転職する際は、長期のキャリア展望を描いておくことが重要だ。
積極的にキャリア採用を行う外資系銀行では、プロパーの社員とキャリア採用の社員のキャリアコースにあまり差がない。プロパーの社員と同様のキャリアを築いていくことも可能であるため、定年まで働き続ける道もある。
また、外資系銀行での経験を活かして、さらにキャリアアップを狙うこともひとつの選択肢だ。海外支店での駐在勤務が経験できれば、海外現地の金融業界でキャリアを築く道もあるだろう。
転職活動を行う際は、なんとなく外資系銀行を選ぶのではなく、「10年後、20年後にどんなキャリアを築きたいか」ということを明確にすることが大切である。
転職エージェントを活用する
外資系銀行への転職では、エージェントの活用も欠かせない。エージェントは自分にマッチした求人情報を紹介してくれることに加えて、企業とのやり取りも全て代行してくれる。
現職の仕事と並行して転職活動を進めると、忙しい仕事の合間を縫って企業と日程調整をしたり、雇用条件の交渉をしたりしなければならない。連絡は主に平日の昼間が多いため、「仕事が忙しくて、なかなか先方からの電話に出られない」ということもあるだろう。
その点、エージェントでは企業とのやり取りを代行してくれるため、効率よく転職活動を進めることが可能だ。
次項では、転職エージェントを活用するメリットについて、さらに詳しく見ていこう。
外資系銀行への転職でエージェントを活用するメリット
外資系銀行への転職でエージェントを利用するメリットとして、次の3点が挙げられる。
- 非公開の求人情報を紹介してもらえる
- 面接指導や応募書類の添削が受けられる
- 業界出身のキャリアアドバイザーが在籍している
それぞれ詳しく解説していこう。
非公開の求人情報を紹介してもらえる
エージェントでは、非公開の求人情報を多く保有している。そもそも外資系銀行は公募での求人募集が少ないことから、一般の求人サイトなどに情報が掲載されることがあまりない。
好条件の求人情報は、エージェントを通じて条件がマッチする一部の人に紹介される仕組みだ。自分のスキルや希望条件にマッチした転職先を探すためには、ぜひ積極的にエージェントの活用をしたい。
面接指導や応募書類の添削が受けられる
エージェントのメリットとして、面接指導や応募書類の添削が受けられることが挙げられる。
外資系銀行への転職を成功させるためには、これまでのキャリアを上手にアピールすることが必要不可欠だ。特に転職活動の経験が浅い人は、プロの助言を受けながら書類作成や面接の対策を行う必要がある。
また、転職先によっては英語での履歴書提出を求められる場合もある。日本語での履歴書とは様式が異なることが多いため、「どうやって書けばいいか分からない」と戸惑うこともあるだろう。エージェントの中には、英語での書類添削を行っているところもあるため、ぜひ積極的にサービスを活用しよう。
業界出身のキャリアアドバイザーが在籍している
業界に特化したエージェントでは、その業界出身のキャリアアドバイザーが在籍していることも魅力のひとつだ。
業界に精通したキャリアアドバイザーから直接助言をもらえるため、自ら情報収集するよりも実情に即した知識が得られる。
また、ひとくちに外資系銀行といっても、さまざまな職種やポジションがある。キャリアアドバイザーと相談しながら転職活動を進めることで、「自分にはどんな職種が向いているのか」といった自己分析にも役立つだろう。
外資系銀行への転職でキャリアアップを実現しよう
外資系銀行への転職には、「年収アップが狙える」「自分の実力を試せる」などさまざまなメリットがある。これまでのキャリアを活かしたステップアップを狙いたい人は、ぜひ外資系銀行への転職を検討してみよう。
また、転職活動を行う際はエージェントの活用がおすすめだ。特に外資系銀行の場合は、非公開で求人募集が行われることが多いため、エージェントを通じて求人情報を集める必要がある。効率よく転職活動を進めるためには、エージェントの活用が必要不可欠だ。
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