ウィークリーセミナー
新卒で入社した会社に少しずつ慣れてくると、違うキャリアの可能性を考えたり、今の会社で本当にやりたいことができるのか疑問に感じたりするだろう。
石の上にも三年とはいうものの、人生は一度きりだし、20代で培った経験は今後のキャリアを大きく左右する。しかし、20代におすすめの転職サイトを調べるとサイトが多すぎて、結局転職活動が進まないという人もいるのではないだろうか。
そこで本記事では、20代が利用すべき転職サイトを男女別で合計6社厳選した。また、転職サイトを選ぶポイントなどもまとめたので、転職を成功させたい人はぜひ最後まで見てほしい。
20代向け転職サイトを選ぶ際のポイント3選
20代向けの転職サイトを選ぶ際は、以下の3つの基準で比較検討しよう。
- 求人数が多い転職サイト
- エージェント型のサイト
- アドバイザーの質
求人数が多い転職サイト
転職サイトを選ぶ際は、求人数の多さに着目しよう。求人数は転職サイトによって大きく異なり、当然ながら、取り扱う求人が多いほど自身に合った企業が見つかる可能性は高まる。
求人の少ない転職サイトでは、希望する条件を満たす企業が見つからない可能性もある。
20代の貴重な期間で後悔しないためにも、まずは求人数が多い転職サイトを利用するのが必須だ。
エージェント型のサイト
転職活動で利用するのは、「転職サイト」と「転職エージェント」の2つに分けられる。転職サイトは応募から面接、条件交渉までの全てを自ら行うものだ。一方、転職エージェントは、専門のアドバイザーが全てサポートしてくれる。
20代のビジネスパーソンであれば、多くが初めての転職活動だろう。その場合には、エージェント型の転職サイトを利用すべきだ。転職活動の進め方に迷わなくなるし、面接の日程調整なども代行してくれる。
しかし、アドバイザーの相性やサポートの質は千差万別である。そのため複数のサイトに登録し、サポートの質や担当者との相性を見極めよう。
スムーズに転職活動を進めたいなら、エージェント型のサイトを利用すべきである。
アドバイザーの質
エージェント型のサイトの中で、アドバイザーの質は必ずチェックしよう。
初めての転職活動は、ふとしたことにも悩みが生じる。そうした悩みに時間を奪われないよう、アドバイザーの力を借りれるだけ借りて、転職活動を優位に進めよう。
口コミサイトを見れば各社のアドバイザーのサポート力も簡単に比較できる。
最も相性のよいアドバイザーにサポートしてもらうほうが、余計なストレスがかかることもないだろう。
20代転職を成功させる3つのポイント
20代の転職を成功させるには、以下3つのポイントを意識しよう。
- 自己分析をしてキャリアプランを明確にする
- 現職で働きながら転職先を探す
- フットワークを軽くして早めの転職も検討
自己分析をしてキャリアプランを明確にする
自己分析をして、キャリアプランを明確にするのは必要不可欠だ。転職サイトの診断サービスを使ってもよいし、新卒からの印象的な出来事を時系列で振り返ってもよい。
どんな仕事にやりがいを感じるのか、没頭できることはなにか、どんな仕事をしたいかなど、将来像が具体的になるほど、転職先は絞り込みやすくなる。
アドバイザーにキャリア相談をしてもよいし、まずは自分を見つめ直そう。
現職で働きながら転職先を探す
転職活動の進め方だが、基本的には現職で働きながら転職先を探そう。
現職を辞めてから転職活動をすると、どうしても焦りが生じる。その結果、希望する転職先が見つからない可能性もあるし、離職期間が長引いてマイナスな評価を受けかねない。
もちろん、鬱になるほどストレスを感じるような場合は、先に辞めてしまったほうが健全だ。
基本戦略として、退路を断って追い込むのではなく、次の道を作ってから今の仕事に終止符を打つようにしよう。
フットワークを軽くして早めの転職も検討
「石の上にも三年」「少なくとも3年は同じ会社に勤めたほうがよい」などと言われるが、必ずしもそうとは限らない。
20代ビジネスパーソンはあらゆる可能性を秘めており、「新たな挑戦をしたい」などの気持ちがあるなら、3年を待たずして行動すべきだ。
場合によっては第二新卒同様の扱いになるし、フレッシュな人材のほうが、採用する企業としても教育しがいがあるのだ。
もちろん、会社を辞める理由や転職先の希望などは、ポジティブな内容を伝えられるのが大前提。20代のうちはフットワークを軽くして、早めに転職するのも選択肢として持っておこう。
【男女別】20代におすすめの転職サイト6選
20代が利用すべき転職サイトに関して、男女に分けて合計6つ紹介する。それぞれに該当する転職サイトに登録し、使い勝手を比較しながら転職活動を進めよう。
【男性】20代におすすめの転職サイト3選
20代男性が利用すべき転職サイトは、以下の3つだ。
- doda
- リクルートエージェント
- ビズリーチ
doda
「doda」は、さまざまな業種で転職を検討したい男性ビジネスパーソンは登録必須の転職サイト。
求人数は10万件以上で、後述するリクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る。求人の質が高い上に、dodaのアドバイザーはサポート力の高さに定評がある。
それぞれに合わせた求人の提案はもちろん、面接対策が特に優れているという口コミが多数寄せられている。
転職の方向性があまり定まっていない人は、ひとまずdodaに登録してアドバイザーのサポートを受けることをおすすめしたい。
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は30万件近い求人数を誇る、業界最大手の転職サイト（エージェント）だ。
doda同様、幅広い業界・職種の求人を紹介しているため、視野を広げて転職活動を進められるだろう。また、履歴書・職務経歴書の作成サポートや面接対策など、アドバイザーによるサポートも安心できるポイントだ。
都心部に限らず全国に拠点があるため、地方での転職活動も不自由なくできるだろう。
ビズリーチ
「ビズリーチ」は、年収600万円以上のハイクラス求人を多数扱う転職サイト。他の転職サイト同様、自ら求人に応募するだけでなく、企業やエージェントからスカウトが届くのも大きな特徴だ。
20代ビジネスパーソンの場合、実績やスキルが物足りなくても、ポテンシャルの高さで採用される可能性は十分ある。登録しておくだけでスカウトが届くこともあるため、利用しない手はないだろう。
求人数は8万件ほどで十分な数が用意されているので、キャリアアップを積極的にしていきたいと考えるビジネスパーソンは、ビズリーチにぜひ登録しよう。
【女性】20代におすすめの転職サイト3選
20代女性が利用すべき転職サイトは、以下の3つだ。
- パソナキャリア
- 女の転職type
- リブズキャリア
パソナキャリア
「パソナキャリア」は、人材業界大手のパソナグループが運営する転職サイトだ。
グループが長年培ったノウハウを活かしたアドバイザーのスキルの高さが、多くの支持を集めている。求人数は5万件以上で、パソナキャリアを利用して転職を成功させた人の約65％が年収アップに成功しているのも見逃せない。
また、パソナキャリアでは学びのコンテンツを提供し、入社から1年間は無料のeラーニング教材で学習できる。
入社後まで手厚いサポートを用意されているパソナキャリアは、ぜひ登録しておこう。
女の転職type
「女の転職type」は、女性の転職に特化した転職サイトだ。ライフステージに合わせた働きやすい職場・求人をメインに扱い、事務・人事・経理に関する求人が3割以上を占めている。
取り扱う求人数は少ないものの、育児との両立ができるなど、女性が活躍できる求人を多数扱っている点は大きな特徴だ。
「女性の転職ノウハウ」といったコラムも充実しており、安定した働き方を目指したい人、福利厚生を重視したい人は、「女の転職type」の利用が必須だろう。
リブズキャリア
「リブズキャリア」も、女性向けの求人が厳選された転職サイトだ。「ママ社員活躍」「育休の復職支援」などの、女性の希望を反映した検索機能が充実している点は特徴的である。
ほかにも、企業からあなたに連絡が届き、採用担当と直接やりとりできるため、効率的な転職活動ができるだろう。
しかし、求人は都心部が中心で地方の求人は少ないこと、ハイクラスな求人も少ないという点は覚えておこう。
今の仕事に少しでも疑問や不満があるなら行動しよう
20代のビジネスパーソンは、30代や40代に比べて希望に溢れている。現状に少しでも満足していないなら、積極的に転職を検討しよう。
会社のやり方・進め方に染まっていないほうが採用する企業も好都合であることが多いため、挑戦したい仕事があるなら、その気持ちに正直になることをおすすめしたい。
20代の転職は、多くの人が初めてだろう。そのため、転職エージェントに登録し、アドバイザーから客観的なアドバイスを受ければ、効率よく転職活動を進められるはずだ。
自身の市場価値を把握するという意味でも、転職活動だけならノーリスクだからぜひチャレンジしてみよう。
