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だれでも辛い思いをしている~転職活動の辛かったことについて

「転職活動が辛い」という思いは、だれもが一度は抱いたことがあるのではないだろうか。

「転職したいが、理想の転職先が見つからない」「たくさんの企業に応募しているのに、すべてお断りされる」と、打ちのめされた人は非常に多いものだ。

しかしこのような悩みを抱えているのは、あなた一人だけではない。

多くの人がこのような悩みを抱えているし、そしてその悩みは長く続かないことも統計が証明している。

  • 転職活動が辛いと感じる人は、どんなことを辛いと感じていたのか
  • 転職活動が辛いという感情は、いつまで続くか
  • 転職活動の辛さを乗り越えるためにできること

を解説していく。

目次

多くの人が転職活動で辛い思いをしてきた

株式会社ビズヒッツが、転職活動の経験のある男女500人に聞いたデータがある。これは、「転職活動で辛かったのはどのようなものか」を聞いたものだ。

この1位になっているのは、やはり「不採用が続いた」で、これが89人を占めている。そして僅差で後を追うのが、「自分の希望に合う求人情報がなかった」の87人である。

3位は「現在の仕事と、転職活動を両立させるのが辛かった」で、81人がこれを転職活動の辛さとして挙げている。

80人以上の得票数を獲得したのはこの3つだけだが、それ以降、「書類を準備するのがつらかった」「自分のスキルや資格の不足を突きつけられた」「『無職期間である』ということそれそのものが辛かった」という回答が続いている。

非常に興味深いのは、1位の「不採用が続いた」とリンクする「面接が上手くいかなかった」を辛さとして上げた人が23人、「退職理由の説明に困った」が18人いることだ。さらに、「自分に合う転職先選びが難しかった」と「希望に合う求人がなかった」と通じる理由を挙げている人も16人もいる点にも注目したい。

このことを合わせて考えれば、「不採用が続いた」の悩みを抱いていた人は5人に1人以上いることになるし、「自分に合う転職先がなかった」の悩みを抱いていた人も5人に1人程度いることになる。

転職活動の辛さは長くは続かない

転職活動を続けていくと、「このまま決まらないのではないか」「自分はどこにも採用してもらえないのではないか」「自分に合う求人はもう出てこないのではないか」と不安に思いがちである。

しかし、実は「転職活動の辛さ」は長くは続かないという明るいデータも出ている。

厚生労働省のまとめた「令和2年転職者実態調査の概況」によれば、転職者が前職を辞めてから次の会社に入るまでの期間で一番多かったのは「1か月未満」で27.6%、「離職期間はそもそもなかった」が26.1%、そして「1か月以上2か月未満」が13.3%であると示されている。つまり「次の就職先が決まらない不安」を抱えている人のうちの3人に2人以上は、早々にその辛さを脱しているのである。

このことから、「転職活動は確かに辛いことも多いが、その辛さは永遠に続くものではなく、かなり早い段階で解消する」といえる。

転職活動の辛さを乗り越えるためにできること

もっとも、「転職活動の辛さはそれほど長くは続かない」と思っていても、「自分が『3人に1人』にあてはまったらどうしよう」と不安になることもあるだろう。

このような場合は、「それでは、転職活動の辛さを乗り越えるためにはどうしたらいいか」を考える方がよいだろう。

  1. 「返答があればラッキー」くらいのメンタルを持っておく

転職活動を続けていると、「不採用」「そもそも返答がない」ということはよくある。しかし毎回落ち込んでいては、時間の無駄である。

そのため、「返答があればラッキー」「一次面接に引っかかれば御の字」くらいのメンタルを持つことをおすすめする。
これは一見するとマイナス思考のように思えるが、このメンタルを持つだけで、「落ち込むことでかかる時間」をカットすることができる。

  1. 求人の幅を広げる

「理想の求人がない」という場合は、求人の幅を広げるのが一番手っ取り早い。

たとえば、「年収は妥協できないが、勤務地は妥協する」「残業ゼロは絶対だが、土日の出勤は受け入れる」などだ。このときには、「どの条件ならば譲れて、どの条件は譲れないか」を自分のなかで明確にしておくとスムーズに行きやすい。

  1. 資格を取得する

資格やスキルの不足に悩んでいるのであれば、思い切って資格取得に向けて動くのもひとつの手だ。ハローワークなどでは、無料あるいは格安で資格取得のサポートも行っている(※ただし条件が設けられている場合もある)。

「現在の職場に不満はないが、より良い転職先があれば転職したい」と考えている人や、「今すぐ就職しなくても、経済的には困らない」という人ならば、この方法は長期的なキャリアアップを目指すうえでも有用である。

  1. 人に相談する

転職活動に限ったことではないが、自分一人で悩んでいると、人間はさらに落ち込みやすくなってしまう。よく言われることだが、悩みは人に打ち明けることである程度軽くすることができる。

そのため、人に相談することもおすすめだ。ただ話すだけでも気持ちは楽になるし、気持ちが楽になれば転職活動をする意欲もまた湧き上がってくるだろう。

「人への相談」は専門家にするのがベスト

上でも述べたが、転職活動に辛さを感じている人は、人に相談するのがおすすめだ。このときの相談相手は身近な友人でももちろん構わないが、「より良い転職のための相談をしたい」と考えているのであれば、キャリアコンサルタントなどの専門家を選ぶことをおすすめする。彼らはプロとしてあなたの転職活動をサポートしてくれるし、多くの知識も与えてくれるからだ。

また、「転職活動で辛い思いをしていた先輩諸氏」の多くは「面接の対策をした」と語っているが、キャリアコンサルタントならば模擬面接も行ってくれる。より効率よく、転職活動にまつわる悩みを解消したいのであれば、彼らの手助けを借りてみるのがよいだろう。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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