転職希望者には、転職サイトやエージェントはとて役立つ転職サポートツールである。
しかし、多数の転職サイトや転職エージェントがあって、どれを選べばよいのかわからない人も多いのではないだろうか。
本記事では、転職活動中やこれから始める人に、転職に役立つサイトやエージェントについて解説を行っていく。
転職活動をこれからする人も、現在転職活動中の人もぜひ参考にしていただきたい。
転職サイトランキングをご紹介
有名な大手求人雑誌が運営しているサイトや人材紹介会社が運営しているサイトなど、転職サイトは様々である。
ここでは、ハイクラス人材などクオリティが高い転職サイト、トップ3を紹介していく。
DODA X
DODA Xは、求人雑誌でおなじみDODAのハイクラス人材専門のサイトだ。
企業の重要なポジションを担うスカウトサービスのダイヤモンドスカウトがあるのが特徴である。DODA Xに登録してダイアモンドスカウトをされると、人材紹介会社のヘッドハンターが連絡する仕組みになっている。
DODA Xのメリット
職務経歴書に記入をして登録すると、ヘッドハンターからスカウトが届く仕組みになっている。
DODA Xには企業情報の詳細や業界の動向に詳しいヘッドハンター約4,500名もが登録している。
DODA Xは各分野を把握しているヘッドハンターが企業に適任者を紹介しているため、ミスマッチ転職が起こりにくいことが特徴である。
DODA Xのデメリット
一方、DODA Xのミスマッチは、年齢が若い人や、まだ余りスキルがない人の登録が向いていないというデメリットがある。
以下の条件と一致しない方は、他のサイトを利用した方がスムーズに転職を行うことができるだろう。
DODA Xが向いている人はこんな人
- 年収600万円以上のキャリア形成ができている人
- ハイクラス転職希望者
- じっくりと時間をかけて転職先を探したい人
- ヘッドハンターを利用して転職活動したい人
- 出典:DODA X公式サイト
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、就職サイト最大手のリクルートが運営するハイクラス人材サイトだ。
ターゲットにしている年齢層は幅広く、25歳~50歳の管理職など、圧倒的に首都圏の求人が多い。また、30代の条件にマッチした人の転職成功率が最も高いことが特徴である。
リクルートダイレクトスカウトのメリット
主な対象者は年収600万円以上の管理職や専門職経験者である。ヘッドハントされると年収が800万円~2,000万円と幅広く、転職者の平均年収は900万円と大幅アップを狙うことができるのである。
リクルートダイレクトスカウトのデメリット
リクルートダイレクトスカウトの求人件数は、非公開求人だけでも10万件にも及ぶ。
その一方で、転職市場価値が低い人にはなかなかスカウトがかからず待つことになるだろう。自分からスカウトを依頼する場合にも、自分では求人の質が判断しづらい点がデメリットである。
リクルートダイレクトスカウトが適している人はこんな人
- 現年収600万円以上の30代
- 資格や実績・経験のある30代
- 管理職経験のある30代
ビズリーチ
ハイクラス人材と聞くと、思い浮かぶのがビズリーチなのではないだろうか。
ビズリーチのハイクラス転職サイトでも、年齢層は30代~50代と広く、現年収が500万円以上の管理職経験者や専門職経験者が該当する。
さらに、登録時に審査があることが最大の特徴である。
ビズリーチのメリット
ビズリーチのハイクラス人材スカウトは、年収アップだけでなくスキルアップも見込まれるのだ。
さらに、ヘッドハンターを自分で探すことが可能である。自分が転職したい業界を把握しているヘッドハンターに自分からアプローチし、相談をすることが可能だ。ビズリーチへ登録するための最低年収は500万円であり、この年収額は必須となる。
ビズリーチのデメリット
ビズリーチのデメリットとしては、有料会員にならなければ利用できないサービスもあるという点である。
無料会員のままサイトを利用することも可能であるが、十分なサービスを受けたい場合には課金をする必要があるだろう。
ビズリーチが適しているのはこんな人
- 高い専門性・スキルがある
- 管理職・マネジメント経験がある
- 年収500万円以上
- 出典:ビズリーチ公式サイト
転職サイトのトップ3を比較
先ほど、ご紹介したトップ3社の特徴を一覧表にしてまとめて比較してみた。
DODA X | リクルートダイレクトスカウト | ビズリーチ | |
---|---|---|---|
ターゲット年齢層 | 25歳~40代 | 25歳~50代 | 30代~50代 |
対象地域 | 全国 首都圏が得意 | 全国 首都圏が得意 | 全国 首都圏が得意 |
得意職種 | T経営・管理コンタルタント | T経営・管理コンタルタント | T経営・管理コンタルタント |
対象者 | 年収600万円以上管理職経験者専門職経験者 | 年収600万以上管理職経験者専門職経験者 | 年収500万以上管理職経験者専門職経験者 |
求人特徴 | 年収800万円~2,000万円多数 | 年収800万円~2,000万円多数 | 1/3が年収1000万円以上 |
サイト特徴 | 年収1,000万円以上の求人が多い | 転職後の平均年齢900万円以上 | 最もハイクラス度が高い |
上記の表を見てわかる通り、ハイクラス転職サイトは、管理職経験者で実務経験が必須というのが3社の共通事項となっている。
人材紹介エージェントトップ3
次は人材紹介エージェントが運営している転職サイトトップ3をご紹介していく。
人材紹介エージェントの公式サイトなどに掲載されている人材案件は、求人にマッチすると面接に進む進度がスピーディーである。
パソナキャリア・ハイクラス転職支援サービス
パソナキャリア・ハイクラス転職支援サービスは、大手人材紹介会社パソナが運営するハイクラス転職サービスだ。
45,000件以上の豊富な求人を扱い、女性向けの案件も多数存在する。人材紹介会社のハイクラス案件は、面接対策などのサポートもしっかりしているという特徴がある。
人材紹介会社の転職サイトは、登録すると面接に直結しやすいため、転職活動の一環として検討することをおすすめする。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、30代~50代の技術、管理、専門職に強く、公式サイト以外にも多数の非公開求人が存在する。各業界、企業に精通したエキスパートが転職のコンサルタントを担当する。
年収が高い外資系企業だけではなく、日本の優良大手企業も求人案件に名を連ねている。
ランスタッド
オランダ発、世界中で名を知られているランスタッド。もともと人材紹介会社であるために、面接にスムーズに進む機会が多いと考えられる。ランスタッドでは、外資系企業を中心に年収1,000万円以上の求人案件が5,000件以上も存在するのだ。
また、ランスタッドだけの非公開案件も多数保有しているという特徴もある。
人材紹介会社の転職サイトの比較
最も実績が多い年齢 | 転職後の平均年収 | |
---|---|---|
パソナキャリア | 40~44歳 | 837~1015万円 |
JACリクルートメント | 35歳以上 | 800~1500万円 |
ランドスタッド | 40代~50代 | 800万円以上 |
転職サイトの求人情報雑誌系と人材紹介会社系は賢く使おう
転職サイトは、求人情報系の転職サイト、あるいは人材紹介会社系なのかによって面接に進む進行度が異なるものだ。
どちらもハイクラス人材の求人であるが、どちらかというと人材紹介会社系の方が面接に進むまでの進捗が早い傾向にあるようだ。
本記事を参考にぜひ転職活動を成功させてほしい。