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転職した場合の給料が上がる確率は30%?確実に上げる方法とは?

転職する際は、次の会社の給料が気になるところ。できれば今の職場より高い金額が欲しいと思うのは必然だ。しかし転職して給料が上がったという方は3割強しかいない。そのため、事前に給料が上がる転職方法を理解しておく必要がある。

しかし、上がらない要因も把握しておかなければいけない。本記事では転職して年収が上がる確率を紹介する。重ねて上がらない要因と、上げる方法について解説するため、参考にしてほしい。

目次

転職しても年収が上がる確率

ここでは統計データを用いて年収が上がる確率と退職理由について紹介する。

厚生労働省のデータでは約3割

以下の図は厚生労働省が発表している「2020 年(令和2年)雇用動向調査結果の概況」の転職入職者の賃金変動状況である。

出典:厚生労働省「2020 年(令和2年)雇用動向調査結果の概況」

見てわかる通り、賃金が増加したという方の割合は、平均で「34.9%」。一方で減少したという方の割合は、「35.9%」という数値となっている。つまり「転職=年収アップ」ということではない。

しかし、19歳以下から49歳までの転職は、年収が増加したという方の割合が多く、50歳以上の転職となると、減少の方の割合が大きくなる傾向にある。

離職理由

同じく以下の図は厚生労働省が発表している「2020 年(令和2年)雇用動向調査結果の概況」の転職入職者が前職を辞めた理由の割合だ。

出典:厚生労働省「2020 年(令和2年)雇用動向調査結果の概況」

男性の場合、定年退職やその他の理由を除くと給与面が理由で退職する方が最も多い。一方女性の場合、男性同様その他の理由以外では人間関係が要因で退職している傾向にある。とはいえ、給料面に不満を抱いて退職する方は、全体の1割程度いる。

給料が上がらない要因

転職しても給料が上がらない要因は、主に以下の4つのいずれかに該当していることが多い。

事前調査不足

応募する企業の調査不足が一つの要因として挙げられる。特に前職を退職し、無職の状態で転職活動をしている人は、急いで収入を確保しないという考えから「とりあえず就職しよう」という気持ちが強くなる。その結果応募する会社のことをしっかり調べず、給料が上がらなかったというケースが多い。

例えば基本給は前職で同じくらいだったが、ボーナスやインセンティブの割合が低かったケースや、残業代がほとんど出ない場合などが挙げられる。入社してみたものの、前職の方が収入が高かったということにつながりかねないため、事前調査は徹底的に行う必要がある。

元々の年収が高い

元々年収が高かった人が未経験の業界に転職した場合、年収が下がる傾向にある。例えば、前職では管理職や役員のポジションであった方が、異業種に転職し、一般社員として入社した場合などが挙げられる。

もちろん経験がないため、給料は下がる傾向にあるだろう。とはいえ、未経験の業種であっても経験を活かして管理職などの役割を与えられることもあるため、一概に年収が下がるとは言えがたい。

急いで仕事を決めている

先ほどもお伝えした通り、急いで仕事を決めてしまうと企業の調査を怠ってしまうことから給料が下がる傾向にある。

さらに収入がない期間が長引くと、より決める速度は早まる傾向にあり、失敗したというケースも多い。職が決まらないと収入源が無くなってしまうことから、在職中に行うことが望ましい。

応募数が少ない企業へ応募している

応募している方が少ない企業へ応募しても、給料が上がるとは言えがたい。給料が高いということは、それなりに応募者数も多くなる。しかし誰も応募していない企業は、採用の条件が悪いことを示している可能性も高い

。ある程度条件が悪くても給料が高ければ応募する人もいるだろうが、1人も応募していない会社は控えた方が良いだろう。もちろんやりたい職種や仕事であれば、個人の自由であるが、給料面は必ずチェックしてほしい。

給料を上げるためには

ここでは転職して給料を上げるための方法を3つ紹介する。

同じ業種に転職する

未経験の業界への転職であれば給料が下がる要因となるが、同じ業種であれば年収が上がる可能性が高い。前職で培ったスキルや経験を活かせる職場であれば、能力が買われ、給料が上がることも多い。もちろん応募する企業の調査を行ったうえでとなる。

しかし面接時に年収に関して確認されるだろう。面接官から「現在の年収はいくらですか?」「希望する年収はありますか」と確認された際は採用が近づいていることでもあるため、しっかり確認しておこう。ただし高すぎる年収を伝えると不採用にもなりかねないため注意してほしい。

エージェント経由で交渉する

エージェントから斡旋してもらった企業、もしくは経由した企業であれば、給料の交渉が可能である。給料は自分から企業に伝えにくいため、代わりに申し出てくれるのは大きいだろう。もちろん無理のない金額であることが条件であるが、職種によっては固定給や歩合制を選ぶこともできる。

営業職であればインセンティブが仕事の醍醐味であるが、未経験の業界であれば、すぐに実績が出せないため、固定給にして安定した収入を確保しても良いだろう。その他にもさまざまな利点があるため「転職エージェントとの面談は何をする?利用するメリットと準備する3つのポイントとは」を確認してみてほしい。

ハイクラス転職を利用する

転職サイトの中には高い給料を得られる求人がたくさんある。今の給料に満足していない人、年収が高い仕事にチャレンジしたい人に向いている。もちろん給料が高い分、難易度が高い仕事や専門性の高い仕事が多い。

とはいえ未経験者でも始められる仕事もたくさんある。とはいえハイクラス転職を取り扱っているサイトは数多くあるため、「転職エージェント会社を比較!20代30代におすすめできる6社と選び方を紹介」を参考にしてほしい。

まとめ

今回は、転職して年収が上がる確率と、給料が上がらない要因と、上がる方法について解説してきた。給料は約34.9%の方は上がったという意見がある一方、35.9%の方が下がったという意見がある。とはいえ19歳以下から49歳までであれば、高い確率で給料アップができる転職が可能だ。

しかし事前の企業の調査を行うことは必須。怠ると給料が低い会社へ就職することにもなりかねないだろう。確実に挙げたい方は、ハイクラス転職やエージェントの利用を検討してみても良いだろう。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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