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未経験で転職活動をする際の志望動機のポイントとは

転職市場が活発になっている昨今では、経験をしたことがない業種や職種に転職することもそれほど珍しいことではない。未経験の業種や職種に転職を希望して活動を検討している際、どのような企業の採用が多いのか、企業側が未経験者を採用する場合、期待していること等を知っておこう。

目次

未経験の業種、職種へ応募することは可能?

キャリアアップや、夢のために、これまで経験したことがない業種や職種にチャレンジしてみたい、と考える人もいるだろう。未経験の業種や職種に応募することは可能かどうか、どのような業種が未経験者を多く採用している傾向があるのかについてあらかじめ知っておこう。

未経験者でも応募はできる

未経験の業種や職種であっても応募することは可能だ。転職者向けの求人サイトや求人票をチェックしてみよう。未経験の人材を採用していることを強調している企業、さらに”歓迎”といった前向きな表記を用いている企業も多いことが分かるだろう。

企業には、その分野の経験者だけでなく、間口を広げることによって多様な人材を集めたいという狙いがあるため、歓迎という表記を使って募集をかけている。

経験は持ってなくても、違う業種に挑戦したいと考える場合には、未経験者にも敷居を低くして応募者を募っている未経験者歓迎と謳っている求人に応募するのがおすすめだ。

未経験者でも多く採用している業界は?

業績が好調で人手が不足している業界や、将来多くの需要が見込まれる成長産業は、未経験であっても、比較的応募しやすいと言えるだろう。

具体的な業種としては飲食、IT関連、不動産、建築等が挙げられる。未経験の人材の方が育てやすいと考えている企業もある。飲食業は、比較的業務内容を覚えやすいことと、人材が慢性的に不足していることもあって、経験がない人も喜んで迎える企業も多い。

そして、介護や福祉業界、医療関連の業界なども、超高齢化社会のため、今後もニーズが高く発展が見込まれる。そのため未経験者からも広く募集している企業が多い傾向にある。

未経験者でも応募しやすい職種は?

未経験者を積極的に採用している職種は、企業にもよるが、販売職、事務職、営業職等は、応募が可能というところが多い。ただし特殊な技術やスキル、知識や経験がどうしても必要となる資格職の募集は少ないと言える。

年齢が若いほど有利

応募時点での年齢が若いと、経験も少なく未経験なのは当たり前で、珍しいことではない。若ければ若いほど、柔軟性に富んでいることから企業にとっては、知識やスキルを吸収して、働きながら慣れて経験を積んでいって欲しいと考えているためだ。

反対にある程度年齢を重ねると、企業側としては育てづらいと感じてしまう。また年齢が高い人は長く働くことができないこともあり、企業としてはどうしても採用を敬遠しがちだ。また、年齢が若いと、その分人件費も抑えることができる。年齢が若いとその分有利になるため、早めに転職活動を進めていきたい。

企業側が未経験者を採用する意図とは?

企業が未経験者を採用するのは、どういった意図があるのだろうか。中途採用の人材に期待することを企業側の視点から見てみよう。

新しい風を入れたい

違った経験を持っている中途人材を採用することで、企業側としては、いわば社内に風穴を開け、新しい空気を取り入れられることを期待していることもある。

前職での勤務経験や知識、スキルを活かし、それまでにはなかった新しい考え、斬新なアイデアを出して、社内を革新してもらいたいと考えている。

新しい部署や事業を立ち上げる戦力のため

企業内で分野が違う新たな部署やプロジェクトを作りたい、新商品を開発、販売を予定している、畑違いの事業に進出することが決まっている等、その企業にとって新たな挑戦のための戦力となることを期待しているケースもある。

企業の新たなニーズと合致すれば、違う分野で働いていた経験を活かすことができる。

意欲や成長性に期待している

応募者のまったく違う業界、職種で働きたい、という意欲を評価して採用につながる場合もある。志望動機で、仕事へ意欲的に取り組みたいという積極的な姿勢が伝われば、未経験であっても採用してみたい、と前向きに考える採用担当者も少なくないだろう。

またその業界、企業独自のルールや慣習を知らないため、固定観念にとらわれずに働けるということも、むしろプラスに働く場合もある。

新卒よりも教育にかける時間を短縮できる

転職活動での”未経験”とは、その業界や職種で働いた経験が、これまでにはないことを指す。つまり、ビジネス文書の書き方や言葉遣い、名刺の渡し方、来客や電話での対応、基本的なパソコン操作やメールの書き方など、社会人として基本となる教養やマナー等、必要なスキルは身についているとみなされている。これらの基礎的なスキルは、どのような業種、職種に就いたとしても、満遍なく必要とされ共通のものだ。

新卒を採用した場合には、学生だった新人に対して研修を長時間行い、社会人として基礎から教育する必要がある。そのためにはある程度まとまった時間とコストがかかる上、新人を教育するための人員も割かなければならない。業界での経験がそれほど重視されない企業では、新人教育のために必要な時間とコストを削減できる。

即戦力を期待している

中途採用の場合、その業界での経験を持っていなくても、それほど影響がないケースもある。たとえば未経験分野の営業職を希望して応募する場合には、採用側は、扱っている商材が違うものの、営業という仕事の内容、流れはほぼ同じだと考えているので、未経験の業界でも問題ないと捉えられるだろう。

未経験者が応募する際の志望動機のポイント

上記のように、企業側にも未経験者を採用するにはさまざまな思惑がある。まずは、応募をしたい企業が、中途人材に期待していることを把握しよう。その上で、企業が期待していることと、自分が持っているこれまでの経験、スキルとの共通項はどこか探してみよう。志望動機では、その共通項を強調してアピールするのがコツだ。

これまでの勤務によって培われたコミュニケーション能力、調整能力、接客の知識など、アピールできるポイントをできるだけたくさん見つけて志望動機に取り入れ、積極性を示すようにしよう。

志望動機をきちんと固めよう

将来を見据えてキャリアアップしたい、現在の仕事が合わない等で転職を検討する際は、経験したことがない分野、職種へ挑戦することも視野に入れる場合もあるだろう。転職市場では、未経験者の採用を前向きに考えている企業も多い。

企業サイドは前職での勤務経験スキルを活かしてもらえること、そして今後の伸びしろや積極性にもメリットを感じて、採用につながっている。転職は若ければさらに有利となるため、早めの転職活動が望ましい。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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