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転職理由として「スキルアップ」を挙げた人の割合とその考え方

どのようなかたちであれ、「働く」という選択肢を選んだ人は、多かれ少なかれスキルアップという言葉とは無縁ではいられない。また、人によってはスキルアップを目的として転職を考える人もいるだろう。ここではそんな人のために、

  • スキルアップを目的として転職する人はそもそもどれくらいいるのか
  • スキルアップを目的とした転職のデメリット
  • スキルアップを目的とした転職のメリット

について解説していく。

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目次

スキルアップを目的として転職をした人は4人に1人

大手の求人・転職サイトであるdoda(デューダ)が、2020年の7月から2021年の1月にかけて転職した人のデータを取りまとめたランキングがある。これは「あなたの転職の理由は何ですか」と問うたものだ。

この理由のなかで1位になっているのは、「現在の給与が低い・給料アップが見込めない」であり、2位は「昇進やキャリアアップが見込めない」、3位は「会社の評定基準に納得がいかなかった」である。

今回取り上げたい「スキルアップ」についての回答は、第6位に「スキルアップがしたかった」というかたちで入っている。上位の3つのように「現状に不満があったから転職する」のではなく、より成長したいという前向きな理由で転職した人が4人に1人いるという計算になる。

なお「キャリアアップ」と「スキルアップ」は、似て非なるものである。キャリアアップとは昇進などのようにステップアップしていくことをいい、スキルアップとは個人の技能・能力が上昇することをいう。

ただしこの2つは密接に関わっているものであり、キャリアアップを考えるうえではスキルアップが必須であるし、スキルアップすることによってキャリアアップが可能になる可能性が極めて高いといえる。

スキルアップを目的とした転職のデメリット

スキルアップを目的とした転職には、デメリットもあればデメリットもある。上記のデータを踏まえたうえで、まずは「スキルアップを目的とした転職のデメリット」について解説していく。

「すぐに辞めそう」という印象を抱かれやすい

まず一つ目は、企業側に「どうせうちの会社もすぐに辞めるのでは」というマイナスの印象を抱かれてしまう可能性がある、という点が挙げられる。

スキルアップを目的としてほかの会社に移るやり方は、個人のキャリアを考えるうえでは有意義な選択肢のうちの一つといえる。しかしこれを全面に押し出しすぎると、転職先の会社からも「それならうちの会社を踏み台にして、また別の会社に行ってしまうのでは? 安定した働き方をしてもらえそうにないなら、教育に時間とお金をかけるのももったいないし、ほかの人材を取りたい」と考えられてしまいかねないのである。

アピールが下手だと逆効果になる

またスキルアップを目的とした転職の場合は、それを上手くアピールする手腕も必要不可欠になる。安易に「志望動機:スキルアップ」としてしまうと、「それなら転職ではなくて、個人で資格を取る方がよいのでは?」「スキルアップが目的としているが、前職と畑違いの弊社を志望したのはなぜ?」「同じ業種はたくさんあるのに、なぜ弊社を受けたのか」と突っ込まれる可能性は十二分にある。

そしてこのような質問に対してきちんと反論できる材料を持っていないと、不採用になってしまう確率が著しく高くなる。

スキルアップを目的とした転職のメリット

スキルアップを目的とした転職にはデメリットもあるが、もちろんメリットもある。

  • 前向きな理由であるため、転職が成功しやすい
  • より高い立場に就くための足がかりとなる
  • 将来的に独立などもしやすくなる

それぞれ見ていこう。

前向きな理由であるため、転職が成功しやすい

転職先にアピールする志望動機は、内心はどうあれ、前向きなものであることが望ましい。「前の会社には将来性がなかったから」「以前の職場は、社員のスキルアップなど考えてくれなかったから」などのように書いてしまうと、他罰的な印象を抱かれてしまいかねないからだ(※ただし、事実を簡単に伝えるだけならば大きな問題はない)。

また、転職活動に限ったことではないが、物事の動機は万事前向きな方がモチベーションが保ちやすい。

「今の会社にも不満はないが、より良い明日のために転職を考えている」というスタンスを持つことで転職活動に前向きに取り組めるようになるし、またこれをアピールすることで採用の可能性も高くなるだろう。

より高い立場に就くための足がかりとなる

仕事をする目的は人によって異なるが、「より高い立場で仕事をすること」「より高い年収を得ること」を労働の目的とする人もいるだろう。

そのような人にとって、よりスキルアップの機会が多いであろう企業への入職を目指すのはごく当たり前のことといえる。
新しい会社でより多くのスキルを学べば、さらに高い役職に就きやすくなるし、待遇も良くなりやすいだろう。

そしてこのような変化は、「働きやすさ」だけでなく、「自己実現」にもつながってくる。自分の能力が伸び、人に求められ認められるということで、自己肯定感も高まり、人生をポジティブにとらえられやすくなるというメリットがあるのだ。

将来的に独立などもしやすくなる

将来的には独立をしたいと考えているのであれば、会社員時代により多くの、より高度なスキルを身に着けておくことは必須といえる。独立のかたちは人によって異なるが、どんなかたちであるにせよ、独立すれば「自分1人にかかる責任」は増えるからである。

会社員時代よりも高いトラブルシューティング能力が求められるうえ、業務・業界によっては持っているスキルで働ける場所・働ける範囲が異なってくることもある。また、高いスキルを持っている人には仕事も集まりやすいため、経営を軌道に乗せやすくなる。

独立を最終的な目的とする場合は、若いころからスキルアップに励んでおくことをお勧めする。

転職理由がスキルアップなら、専門家にも相談したい

スキルアップを目的とした転職を考える場合は、自分自身である程度今後の道筋を定める必要がある。そうでなければ、どのような方向にスキルを積んでいくかで迷子になってしまうからである。

なお今後の道筋をどのように引こうか迷っている場合は、キャリアコンサルタントなどに相談してみよう。最適なキャリアアップ・スキルアップの道筋を定めるためのアドバイスをしてくれるはずだ。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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