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転職おめでとう! 受け取れるかもしれないお金はしっかり獲得しておこう

転職おめでとう! ということで、めでたく転職が決まった人は、新天地に向けての希望と不安で胸をドキドキさせていることだろう。

しかしその前に一歩立ち止まって、「転職したことで受け取れるお金はないか?」について考えてみてほしい。またこの「転職をするときに受け取れるかもしれないお金」は、すでに転職が決まった人だけでなく、これから転職をしようと考えている人にとっても重要な情報だ。

転職のときに受け取れる可能性のあるお金は、

  • 公的なもの
  • 私的なもの

の二つに大別される。まず一つずつ見ていこう。

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就職促進給付が受け取れる可能性もあり

失業手当(正式な名称は「基本手当」。以下では「基本手当」に統一)などを受け取るために足を運ぶことになるハローワークだが、実はこのハローワークでは「就職促進給付」を行っている、と告知している。

これは、

  • 再就職手当
  • 就業促進定着手当
  • 就業手当
  • 常用就職支度手当

に分類されている。

再就職手当

基本手当の受給資格の残り期間3分の1以上ある人間が、安定した職業に就いた場合にもらえるお金のことを「再就職手当」という。詳しい計算式は省略するが、「基本手当が入ってきている時期にも関わらず、きちんと再就職をした人に対して支払われるお金」と考えるのがよいだろう。

就業促進定着手当

再就職手当を受けた人が、その勤務先で6か月間以上勤務しているにも関わらず、その1日の金額が離職前の賃金に比べて少ない場合に支払われるお金のことを「就業促進定着手当」という。

「早く転職・就職するために、多少条件の悪いところでも良いからと入った人に対して、その生活をサポートするために支払われるお金」と考えると分かりやすい。

就業手当

実は上で挙げた「再就職手当」の対象となるのは、「常用雇用(等)」に限られる。つまり、次の職場での雇用形態が、アルバイトやパートタイマーだとこれが支払われない。

そのため、その不公平さを少しでも補うべく提供されているのが「就業手当」の制度だ。ただし、もらえる金額は「再就職手当」に比べて少なくなる。

常用就職支度手当

高齢者や障害を抱えている人などのように、就職が難しい人が1年以上に渡る雇用が見込まれる企業に就職した際に支払われるお金のことを指すのが「常用就職支度手当」である。

ちなみにこれは「再就職手当」と対になる支援制度である。再就職手当の場合は受給資格期間が3分の1以上なければならないが、常用就職支度手当の場合は3分の1未満であっても支給される可能性がある。

このように、公的にも数多くの支援制度が実施されているため、一度「自分が該当するものはないか」を探してみるとよいだろう。

転職活動の方法によっては転職支度金を受け取れる

かつては、転職サイトなどで「転職成功したら〇万円をお渡しします!」などのようなキャンペーンがよく行われていた。特に、常に売り手市場である看護師の転職サイトなどでは、盛んにこの方法が喧伝されていたものである。

しかし2021年にこの状況は大きく変わる。

なぜなら2021年の4月に、国から、「祝い金などの名目で、求職者を誘い込むことを禁ずる」という法改正が為されたからだ。職業安定法の改正により制約を受けた転職サイトなどは、以前のような「転職成功したら〇万円のお祝い金を出します!」という謳い文句を使えなくなったわけだ。

なお法改正の理由として、「転職サイトなどが繰り返し手数料を得ようとして設けた制度であり、結果的にむしろ労働者の雇用の安定を妨害している」というものが挙げられた。

ただし現在でも、「企業側から、入職者に」支度金を渡すことについては禁じられていない。そのため、「入社支度金として30万円を準備する」などのように打ち出している企業はそれなりに多い。

上記では「売り手市場である看護師の転職サイトなどでは、この方法が盛んに使われていた」としたが、「企業側から、入職者に」渡される支援金制度は、医療業界以外もよく設けている。

支援金を受け取ることを目的として転職活動を行うのは少し危険

基本的には、お金はあって困るものではない。そのため、転職活動に際してもらえるお金があるのであればもらっておくにこしたことはないだろう。特に公的なサービスは安心感も強いものだ。

しかし、「支度金や支援金を受け取ること」を第一の目的として転職活動を行うのは少々危険である。「転職支度金」「転職支援金」の文字を見て、十分に企業を精査しないまま転職に踏み切ってしまうと、後々まで悔いが残る可能性もあるからだ。

転職支度金も転職支援金も、一時的な入金にすぎない。このときの数十万円よりも、その後にもずっと続く「年収」「労働条件」などを見て、冷静に判断した方がよいだろう。

もちろん、「転職支度金を用意している企業=ブラック企業」とは決して言えないが、それでも、目先のお金は一旦取り除いて、冷静に企業を見極める目は必要だ。転職したとしても、その後の「社会人としての人生」はずっと続いていくからである。

転職したときに受け取れるお金はいろいろある

「転職おめでとうございます」という言葉を聞くことで、ようやく方の荷が下りた……と感じる人は多いものだ。しかし、タイミングや条件によっては、公的機関からお金がもらえるかもしれない。

離職~転職にはなにかとお金がかかるものであるため、もらえるものはもらっておいた方がいい。また、「今から転職活動をする」という人も、公的機関の支援や、入社のための支度金のための知識をつけておくとよいだろう。

なお、キャリアコンサルタントは「冷静な職場選び」の手助けをしてくれる存在だ。現在のあなたの状況を踏まえたうえで、「あなたはどのような転職先を希望しているのか」「あなたの持っているスキルや資格、技術はどんなものなのか」「どんな履歴書を書き、どんな風邪に受け答えをするのか」などのチェックをすべて行ってくれる。

また、公的な支援金制度などについてもある程度知見があり、信頼がおける。分からないことはなんでも相談してみるとよいだろう。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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