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転職活動中、書類選考が通らない……その理由とは

「転職活動中をしているが、なかなか書類選考が通らない……」
「面接対策以前に、まず書類選考段階で落とされる……」
「10社に応募したのに、どれも第一次審査の書類選考にさえ通らなかった……」

転職活動中に、このような悩みを抱えたことがある人もいるのではないだろうか。

ここでは、そのような「書類選考に通らない理由」を明らかにしたうえで、「それではどうすれば通ようになるか」について考えていく。

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目次

条件が分不相応であったり、企業側が求める人材の条件をクリアしていなかったりする

書類選考に落ちる原因は、大別すると

  • 企業側から見て、採用条件にマッチしていない
  • 書き方が悪い

の2点である。まずは上の「企業側から見て、採用条件にマッチしていない」の方から見ていこう。

転職希望者は、転職活動をしていくうえで「働きたい条件」を設定して、それに合う企業を洗い出していくことになる。これは転職活動中にだれもが行うものであり、大切な行動でもある。

ただこのときに、たとえば「年収1000万円以上で、土日は休みで、残業はなく、福利厚生も整っており、自宅から通える範囲」などのような条件を設定してしまったとしたらどうだろうか。これらの条件をクリアできる職場もないわけではないだろうが、そのような好条件の職場には多くの人が応募してくる。

そのような状況のなかでライバルを退けて内定を取るためには、当然それができるだけのスキルや資格、実績、能力が求められる。人事採用者は毎日多くの応募書類を見ることになるため、書類選考の段階で早々に「足きり」を行う必要がある。「面接まで進めばきっとアピールできる!」と思っていたとしても、そもそも最初の書類選考の段階で「不要」と判断されてしまうのだ。分不相応の企業に応募していた場合は、このようなケースに陥りやすい。

また、「能力はあるものの、企業が求める人物像とマッチしていない」と判断された場合も書類選考の段階で落とされることになる。たとえば、「情報通信分野において非常に強く、資格も持っている」という人が営業職に応募した場合、「優秀ではあるけれど、ウチの求める人材ではない」として退けられるのが一般的だ。

ここでは分かりやすくするために極端な例を挙げたが、「企業にとって求める人材ではない応募者」が作った書類は、選考段階で足きりの対象となることは覚えておくべきだろう。応募者が企業側を選ぶように、企業側もまた応募者を選ぶのである。

書き方が悪い

書類選考で落ちる理由のうちのもう1つである「書き方が悪い」について解説していこう。

これは、

  • そもそも書類の内容に不備がある
  • 魅力的な伝え方ができていない

の2点に分けられる。

「書類の内容の不備」は、おそらく理解がしやすいものだろう。たとえば学歴を書くところで卒業年を間違っていたり、書くべきところが空欄になっていたりする状態だ。「このような細かいヌケなどくらいは気にしない」という採用担当者もいるかもしれないが、応募者が多数で「落とすための書類選考」を行っている企業の場合はこの段階で不採用を決定する確率が高い。

もう1つの「魅力的な伝え方ができていない」は、より深刻である。これは特に「志望動機」などの欄に現れやすいのだが、本当は受かるだけのポテンシャルがあるにも関わらず、それが上手く表現できていないときに起こりえる。

通り一辺倒なことしか書かれていなかったり、相手から見ると失礼な書き方になっていたり、身勝手なようにしか見えない書き方になっていたり……という状態だ。

このような書き方をしてしまった場合、面接でフォローすることもできないまま、書類選考の段階で落とされる確率が非常に高くなるだろう。

「書き方の悪さ」は改善できる

それではこのような問題はどうすればいいのだろうか。

「相手から見て、希望の条件に合致しない人間であると判断されたことによる不採用」の方は、「自分の能力やスキル、実績、特性にあった職場を探し直すこと」にあるだろう。自分の能力と特性に合致した職場を探してアタックし直せば、採用確率はぐっと高くなるはずだ。

「書き方が悪い」が原因の場合は、書き方を改善すれば状況が変わるかもしれない。
ケアレスミスをなくすために、まずは注意深く書類作成を行い、完成した後は必ず見返すようにしよう。間違えやすい卒業年度などは、一度表にしておくといいかもしれない。また、家族やキャリアコンサルタントに見直しをしてもらうのもおすすめだ。

「志望動機などの書き方が魅力的ではない」に関しては、「魅力的に見える書き方」を学び、それを反映するやり方を取るようにするべきだ。

たとえば、「条件に合う会社だと考えて応募しました。私の持っているスキルは、御社の求める条件に合っていると思います」と書くよりも、「御社の掲げる『IT技術は、人を支える』という社訓は、私がIT技術を学ぼうと考えたときの理想と一致するものでした。前職で培ってきたスキルを生かして〇〇分野で尽力し、ともに社会貢献をしたいと考えています」のように書く方が受かりやすい。

場合によっては、書き方ひとつで、「条件に合わない人材である」という判断を覆せるかもしれない。

「書類選考が通らない!」の悩みを解消するためには、手近な問題からアタックする

書類選考は、転職における最初のステップである。ここをクリアしないと、面接などの次のステップにたどり着くこともできない。そのため、まずは書類作成をきちんと行うことから始めなければならない。そのためには、ケアレスミスをなくしたり、魅力的な書き方を学んだりといった手近なところから取り組むことが重要だ。

なお、キャリアコンサルタントに相談すれば、このような書類作成も手伝ってもらえる。彼らは履歴書(特に志望動機)をより魅力的に、よりアピールしやすい文面に作り変えることのアドバイスもしてくれる。彼らのアドバイスは非常に有用であるため、一緒に書類を作成していくようにするとよいだろう。

たとえあなたがどれほどすばらしい経歴を持っていたとしても、またどれほどすばらしい話術を持っていたとしても、書類選考の段階で足切りにあってしまっては、能力を発揮することは難しい。転職活動における「第一の関門」を突破するべく、プロの手を借りよう。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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