今の職場に不満を持っている人は多い。そのため、転職しようか迷っている人もいるだろう。
しかし、転職を考える中で、
- 他の人の転職理由は何だろう
- 転職するか迷っているがどうすればいいのか
などと疑問に思う方が大半ではないか。
そこで本稿では転職した人の主な理由と転職するか迷った際の対処法を紹介していく。
弊社はIFAの転職支援をしている。金融未経験者から金融営業経験者まで過去100名以上の転職支援実績を持っており、多くのケースを見てきた。そのため、転職に関する知見が広い。
この記事を最後まで読むことにより、これからどうすればいいかイメージがつくだろう。
転職するかどうか迷っている人の理由をご紹介!
実際に転職した人の理由を聞いたアンケート調査があるので紹介していく。
その調査は転職エージェント会社大手のdodaが実施したアンケート調査だ。dodaは2020年7月から2021年6月に転職した人にアンケート調査を実施した。
- 1位は「給与が低い」「 昇給が見込めない」で35%
- 2位は「昇進できない」「キャリアアップが望めない」で29.4%
- 3位は「会社の評価方法に不満があった」で 26.8%
- 4位は「社内の雰囲気が悪い」で26.7%
このアンケート結果を見ると転職するかどうか迷っている人の特徴は2つある。
今の会社の給料に納得がいっていない
1つ目の特徴は今の会社の給料に納得がいっていないことだ。
上記のdodaのアンケートによると、20代から40代の転職理由の1位が「給与が低い]「 昇給が見込めない」という結果だった。
給料に不満を持っている人が多数いることがアンケートから分かる。能力やスキルが正当に認められていないと感じる人も多いのだろう。十分なスキルや経験があれば転職してキャリアアップや給料増加が望まれる。
しかし、能力やスキルもないのに転職しようとして給料をアップさせようと考えている人がいたらやめたほうが良い。
キャリアアップや会社に不満がある
2つ目の特徴は、キャリアアップや会社への不満があることだ。
2位に「キャリアアップが望めない」3位に「会社の評価方法に不満があった」があることからも分かるが、スキルアップ、キャリアアップをしたいという方や会社に不満を持っている人は非常に多い。
ただ、転職をすることで今の状況よりも悪くなる可能性があることも頭の隅に置いておいていただきたい。
これらの情報を考えたうえで、転職しようと決断した人には転職エージェントをおすすめしたい。
転職エージェントを活用することで希望に沿った企業を紹介してもらえる。
それに加えて、書類の添削や面接の対策を行ってもらえる。対策が難しい面接もきちんと指導してくれるので採用に近づくことができる。
また、多数の求職者を担当してきた方ばかりなので多くのノウハウを持っている。そのため、的確なアドバイスをしてくれるはずだ。サイトには掲載されていない非公開求人が多くあることもメリットだ。
これらのメリットは大きいのでぜひ検討してみてはどうだろうか。
昇給する方法
転職を決断した人の理由で給料が低いというのが1位になっている。転職しか給料を上げられる方法はないのだろうか。実際はそうでもない。
転職以外にも昇給の仕方があるので紹介する。
昇給制度
1つ目は、昇給制度だ。
多くの会社が定期昇給制度を採用している。会社によって違うが年1回か2回程度昇給するという制度だ。中には採用していない会社もあるので注意が必要である。
スキルを身に着ける
2つ目は、スキルを身に着けることである。
スキルはどの会社でも必要なポータブルスキルと専門的なスキルはテクニカルスキルに分けられる。身に着けると転職や会社で昇進するときに有利になる。
ポータブルスキルは身に着けやすいが会社での昇給にはあまり有効ではない。
それに対し、業務に役立つ資格や管理職に必要なマネジメント能力、リーダーシップなどのテクニカルスキルを身に着けることで現在の会社で給与をアップさせることも可能だ。今の会社で昇給を狙うのであれば専門的なスキルを身に着けることが有効である。スキルを取得したら会社と交渉しよう。そうすれば昇給してもらえる可能性は高い。
このように給料を上げる方法は転職だけではない。たくさんの方法を試してみよう。
次に転職をするか迷っている人の対処法について紹介する。
一人で考え込まず、転職エージェントに相談しよう!
一人で迷っていても解決できないこともたくさんあるだろう。
1人で抱え込むのではなく、誰かに話しを聞いてもらって情報を整理することが重要だ。
そうすることで頭の中が整理されて最適解が出てくる。話し相手には家族、友人、信頼できる同僚などに頼ろう。
他の選択肢として、キャリアコンサルタントに相談することもおすすめだ。
キャリアコンサルタントは、依頼者の人生設計などについて適切な支援を行うことが仕事だ。
キャリアコンサルタントは国家資格を取得した人しかできない。また、 キャリアコンサルタントの人数は日本に約6万人いるといわれている。
一人で悩むのではなく、誰かに話しを聞いてもらって自分の悩みを整理するというのはとても重要なことだ。悩みや相談を聞いてもらうことによって、自身の気持ちが楽になる。ぜひやってみてもらいたい。
まとめ
今回は、転職するかどうか迷っている人の特徴やキャリアコンサルタントについて紹介した。
まとめると、転職しようか迷っている人の特徴は
- 今の会社の給料や待遇に満足していない人
- キャリアアップや会社に不満がある人
である。人生の半分以上を仕事に費やす人が大半だ。人生という長い軸で考えたら会社に不満があったり、会社が合わないと思ったらすぐにでも転職したほうが良い場合のほうが多い。
転職のような人生を左右する問題は一人で考え込まず、相談するほうが自分の中で整理もできて結果的に良い方向に向かうだろう。一度の人生なので、より良い方向に進む選択肢を選んでほしい。
キャリアコンサルタントは、多数の相談実績があるのであなたのそうだんにも的確なアドバイスをしてくれるはずだ。
ただ、相談相手の回答を真に受けすぎるのもあまりよくないので、参考程度で聞いておこう。
転職活動をしようと決めた方にはぜひ頑張っていただきたい。あなたの人生がよりよくなるように行動を起こそう。