キャリアアップや職場環境の問題で転職をする方は毎年多くいる。しかし、実際に転職をしようとすると
- どのように転職理由をかけばいいのか
- 転職では何をアピールするといいのか
- 志望するきっかけをどのように伝えれば良いのか
などと疑問に思う方が大半ではないか。
弊社はIFAの転職支援をしている。金融未経験者から金融営業経験者まで過去100名以上の転職支援実績を持っており、多くのケースを見てきた。そのため、転職に関する知見が広い。
この記事を最後まで読むことにより、自信をもって転職に踏み出せるようになるだろう。
そこで本稿では転職のきかっけや志望理由をうまく伝える方法、志望理由が思いつかない場合の対処法を紹介していく。
転職の理由を紹介!
転職活動のきっかけには、給与・キャリア・会社に対する不満などといったネガティブなものや、スキルアップをしたいなどといったポジティブなものがある。ほとんどの場合、不満や不安などのネガティブなことが要因で転職をするだろう。
しかし、ネガティブな要素を正直にそのまま書いたら採用される可能性は低くなる。なぜなら、また同じ理由で会社を辞められてしまうのではないかと思われるからだ。
会社は人を雇う際に人件費やその他のコストがかかる。すぐにやめられてしまうと、人件費や面接などにかかるコストが無駄になっていしまう。そのコストが無駄になってしまう可能性があるのに、すぐやめそうな人を採用する企業は少ない。
そこで、本音ではネガティブな理由でも、転職理由として前向きな姿勢を伝えよう。あなたを雇ったら会社側にメリットがあるとアピール出来るようなことを書かなければならない。
例えば、同じような仕事内容が飽きたことが理由と仮定する。その場合、「様々な仕事を通じてノウハウを蓄積し、会社に貢献できる職に就きたい」と伝えてみよう。このように、ネガティブな要素でも前向きな姿勢を加えることで面接官からの印象は大きく変わる。
前向きな姿勢だけでなく前の会社の実績を伝え、会社に貢献できることをアピールすると効果的だ。
志望理由をうまく伝える方法を紹介!
うまく伝えるとき次の二つを意識してほしい。
- 一貫性を持つ
- 企業独自の特徴を志望書に入れる
- 会社側にメリットがあることを伝える
一貫性を持つ
1つ目の方法はあなたの職歴、志望動機、スキルに一貫性を持たせることだ。
職を変えるごとに全く異なる業界に入って働いていると、この人が本当にやりたいこと、重視している軸は何なのだろうと面接官に疑問を持たれてしまう。
あなたの職歴、考え、スキルに一貫性を持たせ、会社にとって魅力的な人材だということや価値があるスキルを取得しているということをアピールしてみよう。そうすれば会社にとって即戦力になると思われ採用されやすくなるだろう。
企業独自の特徴を志望理由に入れる
2つ目は求人に応募する企業の独自の特徴を入れることだ。
企業にはそれぞれ特徴がある。その特徴を入れることで、この会社でないといけないという熱意が面接官に伝わりやすい。
どの企業にも当てはまるような特徴ではなく、その企業にしかない特徴を調べて書き加えよう。
会社側にメリットがあることを伝える
3つ目は志望理由では会社側にメリットがあることを伝えよう。
会社は人を雇うのにも人件費がかかる。そのコストを払ってでも働いてもらいたいという人物にならなければならない。
そこで、あなたを雇ったら会社側にメリットがあるということを書こう。前の会社での実績や自身のもつ専門的なスキルを話し、会社に貢献できることをアピールするといい。
転職に有利なスキルには2種類あり、ポータブルスキルとテクニカルスキルと言われている。
ポータブルスキルとはどの業界、会社でも活躍できるスキルのことで、テクニカルスキルは、専門的で高度な知識、技術を要するスキルだ。中途採用は即戦力になる人材を雇うために行っているものだ。
ポータブルスキルとテクニカルスキルがあることで会社の即戦力になることができる。これらのスキルをアピールすることで会社側に採用するメリットを伝えられる。
上記を参考にして、会社に興味を持ってもらえるような志望書、履歴書を作り、自分の希望に合った会社に内定をもらえるよう頑張ろう。
志望理由が思いつかない人の対処法!
志望理由が思いつかないときの対処法は、転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談することだ。
そんな転職エージェントについて簡単に紹介する。
転職エージェントは登録後、日程を決めてキャリアアドバイザーと面談をする。その面談に基づいてキャリアアドバイザーが一人一人に合った求人紹介や志望書の添削をしてくれる。
転職エージェントはこういった求職希望者のサポートをしてくれる会社だ。活用すれば転職するにあたって大きな力となってくれるだろう。
自分で志望動機が作れない人や苦手な人、面接練習をしてほしい方はぜひエージェントやキャリアコンサルタントを活用することをおすすめする。
まとめ
今回は志望理由をうまく伝える方法、思いつかないという人の対処法を紹介した。
- 転職では前向きな姿勢を伝えよう。
- 志望動機の効果的な伝え方は「一貫性を持つ・企業が持っている独自の特徴を入れる」こと。
- 思いつかない場合、転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談する。
また、転職エージェントではキャリアや職に関することについて相談できるだけでなく、面接の練習や内定後にある年収の交渉なども行ってもらえるので活用するメリットは大きい。
このように転職活動のプロの意見を聞くことで採用に1歩近づくだろう。難しいことからではなく簡単なことから試してみよう。