業界によっても異なるが、転職するときには専門的なスキルが必要になる。
しかし、どのようなスキルが価値を持っていて、企業が求めているのかわからない人も多いだろう。
基本的にスキルは、ポータブルスキルとテクニカルスキルに分けられる。
本記事ではポータブルスキルとテクニカルスキル、スキルがない人の対処方法、転職エージェントの活用について詳しく解説していく。
転職を考えている人はぜひ参考にしていただきたい。
転職に必要なスキルの種類を紹介!
転職に必要な能力はポータブルスキルとテクニカルスキルの2種類に分けられる。
ポータブルスキル
ポータブルスキルとは、汎用性が高いスキルで、どの業界・会社でも活躍できる能力のことだ。
具体的なポータブルスキルを3つ紹介する。
コミュニケーション能力
1つ目は、コミュニケーションの能力・社内対応力、社外対応力だ。
社内対応力、社外対応力・コミュニケーション能力はほとんどすべての会社で必要になるスキルだ。
企業で仕事をしていくうえで1番大切なスキルはコミュニケーション能力だという人も多い。
コミュニケーションがうまく取れないと仕事が進みづらくなるだろう。コミュニケーション能力は円滑に業務を進めていくうえでなくてはならない重要なスキルである。
コミュニケーションが苦手だという人の対処法を紹介する。
- 挨拶をしっかりすること
- 相手の話にしっかり耳を傾けること
- 簡潔に話すこと
- 相手の気持ちを考えること
- アイコンタクトを積極的にとること
このような5つのことでコミュニケーション能力が向上していく。簡単なことから始められるため、徐々にコミュニケーション能力を高めていってほしい。
マネジメント能力
2つ目はマネジメント能力だ。
マネジメントには、「他者に対するもの」と「自分に対するもの」がある。
他者に対するマネジメント能力は、仕事の進行や部下に指示を出して育成することである。目標を設定し、人材や物などを使ってその設定した目標を達成することがマネジメントともいえる。
このようにマネジメント能力といっても人材育成や管理、リーダーシップを発揮しなければいけないなど様々な能力が必要になってくる。
簡単に言うと、マネジメントの大部分の仕事は人や業務が進んでいるかなどを管理することだ。
課題発見力、課題解決力
3つ目は「課題発見力、課題解決力」だ。
課題発見力とは、今必要な課題は何なのかを見つけることだ。大きな課題を見つけることは比較的簡単だが、小さな課題を見つけることは難しい。そうした課題を見つけられる能力は非常に貴重であり価値がある。
一方で、課題解決力とは、判明した課題をどうやって解決していくかを考え素早く実行し解決していく能力である。
この課題発見力、課題解決力のどちらかあればよいということではない。両方の能力を持ち合わせていることで会社の役に立つことができるため、課題発見力や課題解決力をアピールしたい人は片方ではなく両方身に着けるようにしてほしい。
テクニカルスキル
テクニカルスキルとは、業務をこなす上で必要になってくる専門的なものだ。専門的な技能を取得することで、その人にしかできない仕事を任される。
求められる専門的な技能は職種やポジションによって異なるため、会社が求めているテクニカルスキルを探して習得しよう。
分からない場合には転職エージェントなどの転職のプロに相談してみるのも良いだろう。
スキルがない人の対処方法!
ポータブルスキルもテクニカルスキルも持ってないという人もいるかもしれない。
スキルを持ってない人がしたほうが良い方法を3つ紹介する。
現在の会社でできることを探す
1つ目は今の職場で取れるスキルを探すことだ。
会社に貢献できない人材を企業が採用することは、未経験歓迎の求人以外では極めて珍しいだろう。
能力がない中で転職活動するのではなく、身に着けてから職を変えるという方法をとることをお勧めする。ポータブルスキルや資格は比較的取得しやすいといえるだろう。
自己分析
2つ目は志望理由や面接で自分の強みを積極的にアピールすることだ。
アピールできる強みを持っていないという人は、強みとは言えないが自分が人よりも秀でている部分が誰にでもあるため、その部分を積極的にアピールしてみると良いだろう。
面接では求職者のスキルだけでなく人間性も同時に見られているため、会社に入って貢献してくれそうだと判断されれば能力がなくとも採用される可能性はあるだろう。
転職エージェント
3つ目は転職エージェントに相談してみることだ。
転職エージェントは知識や経験が豊富なアドバイザーが多数在籍している。アドバイザーに相談することで目指している業界に有利になることなどを教えてくれるだろう。
転職エージェントを活用しよう
転職エージェントは転職支援サービスだ。登録した後、日程を決めて担当者と面談をする。
その後、その面談に基づいて担当者が一人一人に合った求人紹介や書類添削を行ってもらうことが可能だ。内定した後は入社日の交渉や年収の交渉まで行ってくれる。
このように転職が初めての人でも手取り足取りサポートをしてもらえるので安心だ。
自身の強みを活かした求職活動をしてより良い人生を歩もう。
まとめ
ポータブルスキルとテクニカルスキルの違いについて理解していただけただろうか。
どの業界、会社でも活躍できるものがポータブルスキルだ。主なものには
- コミュニケーション能力
- マネジメント能力
- 課題発見力・課題解決力
がある。
業務をこなす上で必要になってくる専門的な技能をテクニカルスキルという。
これらがあると有利に選考をすすめられるだろう。
またスキルがないという人も転職エージェントを活用すればアピールポイントが見つかるだろう。特定の業界に転職したいと思っているのであればその業界に特化したエージェントを探してみてほしい。
ITやゲーム、金融、アパレル、WEBなど様々な業界に特化したエージェントがある。その業界のことに関してはリクルートなどの総合型エージェントよりも特化型の会社のほうが詳しいだろう。
転職を考えている方は転職エージェントなどを積極的に活用し、効率よく転職活動を行ってほしい。