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【税理士】転職失敗の事例紹介と大切にしたい5つの視点

「転職したいが、失敗はしたくない」と考えている税理士の方。税理士は転職マーケットでは売り手市場と言われる職種の1つ。転職できないことは心配しないものの、自分の意図する企業・事務所に転職ができるかどうかは誰しも不安になるものだ。

知り合いを通じたリファラル採用でもない限り、社風や役員・社員の人柄など把握することは難しい。実際の仕事の進め方であってもイメージと違うことは往々に起こる。

今回は優秀な税理士であっても転職に失敗した事例を最初に紹介する。次にイメージ違いの転職など、失敗転職にならないための注意点を挙げ、最後にその解決策として転職エージェントの利用を記載する。

最後まで読むことでイメージ違いの転職に陥る確率を確実に下げられるだろう。

目次

年収UPより、中小企業の社長さんをサポートしたい

【税理士】転職失敗の事例紹介と大切にしたい5つの視点

チャンネル登録者数33万人のYouTubeチャンネル「税理士YouTuberチャンネル!! / ヒロ税理士」を運営するヒロ税理士。彼の会計人生の始まりは、友人のお父様が経営する会計事務所からスタートする。事務所のモットーは『現場に足を運んでヒト・モノ・カネの経営の三要素を見る』。

この事務所に勤務する中で、「税理士の仕事がいかに遣り甲斐があり素晴らしいものであるかを学んだ」とヒロ税理士は語る。その後、Big4の一角、外資系大手会計事務所へ転職する。

『自分の力を試したい、もっと大きな仕事、国際的な仕事がしたい!!』との思いからの転職。大手会計事務所では優秀な同僚に囲まれながら、国際税務業務を手掛ける充実の日々。しかし、後年、この転職をヒロ税理士は「若気の至り」と語る。

外資系の大手会計事務所に勤務する中で、とある想いが湧き上がってきた。『もっとお客様の顔が見える仕事がしたい、親身になって仕事がしたい、日々命を懸けて戦っておられる中小企業の社長や、企業家の方々と自分も一緒に戦いたい!』

結果として外資系大手会計事務所を3年程で退職。29歳の時独立して事務所を構えた。

現在、事務所はスタッフ7名を抱え、2022年10月に法人化。前述のとおりYouTubeチャンネル登録者33万人、Twitterフォロワー2万人超の税理士として活躍中だ。

税理士が転職に失敗しないための注意点 転職に何を求めているのか5つの視点

【税理士】転職失敗の事例紹介と大切にしたい5つの視点

自分のやりたい仕事は何か?

ヒロ税理士のキャリアは、個人会計事務所が振り出し。そこからBig4の1つ外資系大手会計事務所への転職を経て独立して事務所を構えている。個人事務所から外資系大手会計事務所への転職は年収も上がり、一般的にみれば「転職成功」の事例だ。

しかし、自己評価では「若気の至り」とのこと。ネームバリューや年収よりも「自分のやりたいこと」「自分のミッション」を大切にすることが大切だった事例だろう。

税理士は転職そのものは比較的容易だ。だからこそ「自分のやりたい仕事」「働くうえで大切にしたいこと」を意識して

限定的な分野を深く追求したいのか? 幅広い分野を担当したいのか?

一般的に大手会計事務所は、特定分野を極めスペシャリストを目指したい人に向いている。なぜなら、大手会計事務所の顧客は大手企業が中心。業務は縦割りでチームごとに担当することが多いからだ。特定の分野に集中した仕事ができる。

一方で包括的に税務アドバイスをしたい場合は中小の会計事務所に転職した方がよい。特に小規模の会計事務所の場合は、経営者のビジョンに合わせた会計処理を行う業務なども含まれる。

社内では誰とのコミュニケーションを大切にしたいのか?

数名の少人数から数百人まで、税理士法人の規模は様々だ。多くの税理士事務所は小規模で運営されている。小規模税理士事務所は、所長の影響力が大きい。勤務スタイル、担当業務、評価などすべてに渡り、所長次第という事務所が大半だろう。

小規模税理士事務所の場合は所長とのコミュニケーションが重要だ。「所長の考えに共感できること」が小規模事務所へのポイントになる。

一方、大規模税理士法人はチーム単位で仕事を進めることが多くなる。密にコミュニケーションが必要なのは同じチームのメンバーだ。面接の場で所属が予定されているチームのメンバーについてできる範囲で情報を得ることをおすすめする。

この場合は「チームメンバーの男女比を教えてください」「メンバーの前職はどのようなキャリアの方が多いですか?」「過去、介護休暇を取得した人はいますか?」このような質問であれば、面接官も回答しやすいはずだ。質問をする際には、「なぜ、自分がそのような質問をするのか」の背景を伝えよう。より積極的な勤務姿勢をアピールできるはずだ。

残業をいとわず高収入を目指したいのか?

【税理士】転職失敗の事例紹介と大切にしたい5つの視点

残業や休日勤務を嫌がらずにはたらき高収入を目指したいのか。それとも定時に仕事を終え、スキルアップやプライベートを大事にしたいのか。このポイントも重要だ。

「同じような仕事をしている人の残業時間は月何時間程度ですか?」定時に仕事を終えることが最優先の場合は、面接でこのように質問してみよう。

カウンターパーティーは経営者?経理担当者?

ヒロ税理士の転職事例にもあるように、クライアントのカウンターパーティーが、主に経営者なのか、経理担当者であるのかも確認しておきたい。

経営者が多い場合は、先方の話しに傾聴することや、専門用語をわかりやすく伝えるスキルが求められる。時にはアドバイザー的な役回りが必要とされるだろう。一方経理担当者が中心の事務所の場合はよりスピーディーな作業が求められるだろう。

税理士は、失敗転職の予防にエージェントを利用しよう

【税理士】転職失敗の事例紹介と大切にしたい5つの視点

冒頭のとおり、税理士は他の職種と比較して転職は比較的容易だ。しかし納得いく転職を果たすためにも、転職エージェントを利用することをおすすめする。

転職エージェントを利用することで、非公開案件を紹介してもらえる。冒頭に記載のとおり、税理士はほかの職種と比べて転職そのものは容易とされる。もちろん、職務経歴書や履歴書の添削もしてもらえるし、面接対策も行なってくれる。さらにスキルアップや、当社のように転職後の営業サポートまで行うエージェントもある。転職エージェントを味方につけて、理想の新天地をみつけてほしい。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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