弁護士の転職にエージェント選び方のポイントやおすすめのエージェント5選をご紹介

弁護士が転職をするとき、専門性が高く、一般企業の転職とは異なるためにどのように転職活動をしたらよいのが悩んでしまう人も多いのではないだろうか。転職エージェントを利用することが弁護士が転職するときにはおすすめだ。

本記事では弁護士が転職するときになぜ、専門に特化した転職エージェントを選ぶべきか、選ぶときのポイントやおすすめのエージェント5選も紹介していく。

弁護士で転職活動中やこれから転職活動を開始しようとしている人はぜひ参考にしていただきたい。

弁護士が転職をするときエージェントはどのように決めるべきか

転職エージェントは、一般企業なども含めて幅広い業種の転職を扱う企業の他、専門分野の求人だけを扱う企業の2タイプが存在する。

その際に、どのように転職エージェントを選ぶべきかについてのポイントが4つある。

弁護士業界に特化していること

弁護士の転職は一般の転職エージェントでは知識が高度すぎて、その業務内容を把握するには一般の転職業界のエージェントには難易度が高すぎてしまうのだ。

転職のための面談1つにしても、弁護士業界のことが理解できないエージェントと話しをしても弁護士の業務に対する希望が理解できないことがあり、結果としてミスマッチになったり話しが通じないために弁護士のストレスになることもある。

弁護士の転職は専門分野に特化した転職エージェントにすることで、スムーズに話しがすすみ、弁護士も自分が納得する転職が実現できる可能性が高くなるのだ。

法律事務所の求人の方が法務部よりも多いこと

転職エージェントによっては法律事務所よりも法務部の求人が多い企業があり、弁護士業界専門のエージェントでも起こることがある。

インハウスローヤーとしての求人を法律事務所で取り扱う転職エージェントを利用したほうが転職期間が短く、スムーズに行うことができるのである。

日本国内の企業は、社内の法務部に専属の弁護士を雇用するケースは約50％で、求人件数はさほど多くない。インハウスローヤーとしての求人を法律事務所で取り扱う転職エージェントを利用したほうが転職期間が短く、スムーズだ。

弁護士の転職事情に詳しいエージェントがいること

弁護士業界を把握しているエージェントは、弁護士を探している法律事務所の求人ニーズを適格に捉えられるため、ミスマッチが起こりにくく、双方にマッチングした弁護士を紹介することが可能だ。

書類選考から内定までのプロセスがスムーズに進み、弁護士側も、長く転職活動をする必要がないのである。エージェントも弁護士の依頼内容を正しく理解できるので、弁護士もストレスなく転職希望内容に合った転職の実現ができるのだ。

サポート体制が充実していること

転職エージェントによっては、求人を紹介するだけで履歴書や職務経歴書の書き方などのサポートは一切しない企業もある。しかし、どのような形式や内容でまとめられている応募書類が効果的だったかについては転職エージェントの方が熟知しているはずだ。

履歴書や職務経歴書の添削や面接を受けるときの注意点などをレクチャーしてもらえる転職エージェントは内定、採用に対してのモチベーションが高いといえるだろう。

転職エージェントの利用が適している人は

弁護士の転職で、転職エージェントの利用が向いているタイプは以下の７つである。

企業内の法務でインハウスローヤーとして勤務したい人

インハウスローヤーとは、企業の法務部に勤務する弁護士のことを示している。米国では大手企業はインハウスローヤーの雇用が100%ですが、近年、日本でも専任の弁護士を雇用する機会が増加している。

日本の大企業も外部の法律事務所に依頼するよりも、社内のことに精通した弁護士を雇用したいと望んでいるからである。

しかし、法律事務所への転職とインハウスローヤーの転職では、応募書類の作成方法が違うために、応募書類を強化してくれる転職エージェントの活用がスムーズでよい案件に出会える確立が高くなるのだ。さらに、業務内容なども異なるため、その辺りも正しく理解をしたうえで応募することが必要である。

大手法律事務所に転職希望

いわゆる5大法律事務所とよばれる法律事務所や他の大手法律事務所は中でも応募倍率が高くなり、弁護士同士でも熾烈な競争となる。

大手法律事務所への転職を成功させるためには、応募書類の作成や面接対策などをアドバイスを受け、転職活動を戦略的にすることが求められる。

年収アップや維持をしたい人

転職を希望する理由の1つに年収アップが挙げられるだろう。さらに、自分のスキルアップのために、年収を維持したままで新たな業務を手がけたい理由もあると考えられる。

このような人は、転職エージェントを利用することで年収アップが実現する可能性も考えられる。法律事務所によっては、その人のスキルや経験を高く評価するところもあり、そのような法律事務所と弁護士を上手にマッチングすることで年収アップが叶うのである。

さらに、インハウスローヤーを希望して転職する場合には、それまで法律事務所での弁護士としての年収より企業の水準に合わせるため年収が下がるケースもある。このような場合にも転職エージェントは企業に年収維持の交渉をしてくれる。

業界での自分の市場価値を把握したい人

転職活動を自分だけで行っている人は、自分が業界内でどのような市場価値なのかを適切に把握するこは困難だ。そのため、自分の希望している転職先にめぐり会えなかったりする理由で転職期間が長引いてしまったり、自分に合った転職先を見つけるのが難しくなってしまう。

転職エージェントを活用することで、自分の市場でのポジションが明確になり、希望通りの転職先が見つかりやすくなる。さらに、正当な評価につながるために年収アップをすることもあるのだ。

ワークバランスを実現したい人

これまで法律事務所勤務で、なかなか自分のプライベートな時間を取れなかった人は、インハウスローヤーに応募することで企業の就業時間内の業務になるためにワークバランスを実現することが可能だ。

企業のインハウスローヤーへの転職は転職エージェントを活用して効率的に活動を行うことがおすすめである。転職エージェントは、自社のコネクションなどを利用してインハウスローヤーの求人を扱っていることもある。

新しいことにチャレンジしたい人

弁護士にも得意領域があり、同じ法律事務所での勤務の場合には、なかなか新たなことにチャレンジする機会に恵まれにくいのではないだろうか。

いままでの自分の経験を活かしながら、さらに新たなことにチャレンジしたい人には転職エージェントを利用した転職活動は適している。

経験したことがない領域への転職を希望する場合には、なぜそのことを希望するのかを応募書類に効果的にまとめることが大切だ。面接対策を含めて転職エージェントにサポートしてもらいながら、強い転職活動をすることが可能である。

弁護士が転職するときにおすすめ転職エージェント5選

ここからは弁護士の転職活動に役立つおすすめの転職エージェントを5社紹介していく。法律事務所に強い転職エージェントとインハウスローヤーとしての転職に強い転職エージェントである。

NO-LIMIT(ノーリミット)

NO-LIMIT(ノーリミット)は、法律事務所の転職に強みをもつ転職エージェントである。法律事務所だけでなく、インハウスローヤーの求人も扱っているので、どちらにも対応が可能だ。

SACTリーガルキャリアナビ

SACTリーガルキャリアナビは、多彩な求人を扱う転職エージェントだ。弁護士に特化した求人なので希望する転職がスムーズに実現するだろう。

ExE(エグゼ)

ExE(エグゼ)は、弁護士特化の転職エージェントの関連サービスである。ベンチャー企業から大手企業のインハウスローヤーへの転職にも対応している。

MS Agent

MS Agentは、弁護士など士業に強い転職エージェントだ。トレンドリサーチでは転職エージェントNo.1※になった実績もある実力派である。

• 2021年11月実施

BEET-AGENT

BEET-AGENTは、多彩なスキルや経験者を求める求人が多いBEET-AGENTは新たな分野へチャレンジしたい人向きの転職エージェントだ。

弁護士の転職はポイントを知り転職エージェントの活用を

弁護士の転職は専門性が高いため、法曹業界に詳しい専門の転職エージェントがおすすめである。

この類の転職エージェントは複数あるため、書類作成や面接対策などもサポートしてくれるエージェントで転職を成功させてほしい。