転職で引っ越しする場合の引っ越し費用や費用をおさえる方法を解説

転職活動では、企業分析や自己分析をベースに、応募書類を準備したり、面接での回答を考えたりとやるべきことは多い。転職先によっては、引っ越ししなければならないこともあるだろう。

引っ越しを伴う転職の場合、転職をしてから引っ越すか、引っ越してから転職をするかは、状況による。また引っ越しはお金がかかるので、できるだけ安く済ませ、負担を軽減したい。

そこでこの記事では、引っ越し費用を算出し、引っ越しを伴う転職ではどのような影響があるか解説する。

転職で引っ越し！引っ越し費用を算出

転職で引っ越さなければならない場合、引っ越し費用を見積もり、準備しておかなければならない。ここでは引っ越し費用の目安を算出する。引っ越し費用は、距離と時期、荷物の多さによって変わる。

引っ越し費用

毎年2月～4月は、引っ越し希望者が増えるため、引っ越し料金は高くなる。この時期に引っ越しを予定している場合は、早めに予約をしなければならない。また荷物の多さや距離によって引っ越し料金は変動するが、単身で関東地方内であれば5万円前後、中部地方から関東地方への引っ越しとなると、10万円前後かかる可能性がある。

引っ越し料金については、引っ越し先が決まれば見積依頼ができるため、早めに依頼するとよいだろう。

入居費用（賃貸）

賃貸物件に入居する場合、さまざまな費用がかかる。1ヶ月分の家賃のほか、敷金・礼金、仲介手数料が必要だ。敷金・礼金4ヶ月分、仲介手数料1ヶ月分とし、家賃7万円なら、42万円かかる。

家電・家具などの費用

引っ越しに伴い、家電や家具などの家財を買い換える場合は、その費用分の資金も準備しておかなければならない。

このように、転居する際の引っ越し費用は、状況によって変わるが、ある程度まとまった資金が必要となる。転職と合わせて、少し余裕をもって取り掛かろう。

引っ越しを伴う転職に備えて考えておくべきこと

転職先によっては、引っ越さなければならない場合がある。もともと居住地を変えたくて転職する人もいれば、転職先がなく条件を広げた結果、引っ越しせざるを得ない人もいるだろう。引っ越しを伴う転職では、「引っ越してから転職先を探す場合」と、「転職先を決めてから引っ越す場合」がある。それぞれのケースについてまとめる。

引っ越してから転職先を探す場合

先に退職し、引っ越してから転職先を探す場合、退職してすぐの引っ越しであれば、引っ越し費用の負担はあまり重く感じないかもしれない。また転居したい地域が決まっているが、遠い場合、面接などで何度も足を運ぶのは時間的にも金銭的にも負担となり、長く続けば精神的負担も重なる。これを避けるために、引っ越ししてから転職活動すれば、集中して取り組める。特に地方から都心に転職する場合には、この方法を選ぶだろう。

この方法で転職活動を進める場合、ある程度の余裕資金が必要である。たとえば転職活動で半年必要と判断すれば、少なくとも半年の生活費を確保しておかなければならない。予定通り半年で転職先が見つかり収入を得られればよいが、計画通り行かないことも考えられる。あらかじめ求人情報を確認して、需要があるかどうかを見極め、転職活動に必要な期間を想定し、資金準備ができたら行動に移そう。

転職してから引っ越す場合

転職先が決まってから引っ越す場合、キャリアは中断せず転職でき、収入は安定しているため、引っ越し費用を負担できるだろう。今の会社には来年の３月に辞める旨を伝えており、転職先での勤務が来年の4月からとなるケースなどで考えられる。毎月の給料のほとんどは生活費でなくなり、貯蓄が思うようにできない人にも向いている。

この場合、働きながら転職活動をするため、仕事が休みの日にしか活動できない。たとえば中部地方から関東地方へ面接に行くなど遠い場合は、それだけで1日が終わる。活動量を増やしたい人にとっては、ストレスに感じる可能性がある。一方で収入を得ながらの活動であるため、支出は増える。しかし退職して引っ越してから転職活動するより、金銭的負担は軽減できるだろう。今すぐにでも転職活動をして転職先を見つけたい人などに向いている。

引っ越し費用の負担は転職活動に影響する

引っ越し費用は、金額によっては転職活動に影響する。転職できるかどうかわからないうえ、引っ越し費用の負担があると、転職にしり込みするかもしれない。転職したいときに転職できるよう、引っ越し費用の負担を軽減するための方法をまとめる。

レンタカーを使って引っ越す

自分で運転して引っ越せば、引っ越し費用をおさえられる。2tトラックで1万円～1万5千円、荷物が少なく軽バンやライトバンで十分なら1万円以内で借りられる。運転免許がなければ友人に運転をお願いする方法もある。

繁忙期を避ける

タイミングを合わせるのは難しいかもしれないが、繁忙期は引っ越し料金が割高になるため、時期をずらすと引っ越し料金をおさえられる。中途採用は年中行われているため、不可能な方法ではないだろう。

荷物を減らす

荷物が多ければ、引っ越し料金は高くなる。不用品は処分して、荷物を少なくすれば引っ越し料金をおさえられる。ただし、処分しすぎて、転居先で買い換えにより費用負担が増えることがあるので注意しよう。

複数の引越会社から見積もりをとる

繁忙期には引っ越し料金が割高になるのはどの会社でも同じだが、料金は引越会社によって異なる。遠いほど割安になる会社や荷物が多いほど割高になる会社など、比較して初めて気づくことがある。

そのため、3～5社から見積もりをとり、比較検討すれば費用をおさえられる可能性がある。

引っ越しを伴う転職では十分な事前準備を

一般的に転職だけでも、金銭的に不安定になることがある。そのため引っ越しを伴う場合には、十分な事前準備をしなければならない。

ただ、引っ越しをするつもりはなくても転居せざるを得ないケースも考えられる。この場合、繁忙期を避けるのは難しいかもしれないが、レンタカーを使う、荷物を減らすなどの工夫はできる。費用をおさえたい人は参考にしよう。

また早めに転職先を見つけることも重要である。金融機関への転職を考えている場合、IFA転職から相談すれば、専門家に対応してもらえる。サービス内容などを問い合わせてみよう。