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公認会計士の転職にはエージェント利用すべき タイプ別おすすめエージェントも紹介

転職エージェントなんて結局どこも似たり寄ったりだよ
エージェントなんて使わなくたって転職はできる。迷うだけ時間のムダ

と思っている公認会計士の方。

たしかにエージェントを使わなくても転職はできるが、利用した方が圧倒的に効率的だ。なぜならエージェントは求職者の希望に沿う案件を紹介してくれるからだ。業界の特徴や、その会社の社風、年収や入職日など面倒な交渉事も担当してくれる。有給休暇や各種福利厚生など聞きにくいこともエージェント経由であれば気兼ねなく質問できる。

リサーチ、スケジュール調整、対策、交渉。これら一連の作業を働きながら行うのは負担が大きい。まして忙しい公認会計士であればなおさらだ。そのため、効率的な転職活動には転職エージェントを利用した方がよい。

この記事では、タイプ別におすすめの転職エージェントを紹介する。効率的な転職活動の一助にしていただきたい。

目次

公認会計士の転職に、エージェント選びは重要

公認会計士の転職にエージェントは必要

転職エージェント選びは、思いのほか転職結果に影響を与える。下のエピソードは、エージェントとの折り合いが悪かったことを発端に、キャリアチェンジに失敗してしまった事例である。

寺島さんは、公認会計士試験合格後に大手監査法人に就職。その後、上場会社の子会社への出向を経て、自動車会社に移籍した。しかし、この自動車会社への移籍が失敗だったと振り返る。

寺島さんは、管理の立場から業績に貢献したくキャリアチェンジした。しかし実際の業務内容はイメージとはまったく異なったものだった。また、Vorkers、転職会議、キャリコネなどの口コミサイトを入念にチェックしたものの社風も合わなかった。

こうした事態に至った経緯を、寺島さんは以下のように説明する。

案件数が多いだろうという理由から大手転職エージェントに登録。担当のアドバイザーは単なる「取次屋」のような働きぶりに感じた。
転職エージェントが信用できなくなり、採用サイトから自ら応募した案件を最終的に選んだ。

直接的な原因は寺島さんのリサーチ不足にあるのだろう。しかし相性のよい転職アドバイザーと巡り合っていれば、このようなミスマッチにならなかっただろうと思うと、大変残念な気持ちになる。

タイプ別 公認会計におすすめしたい転職エージェント

良質な情報をインプットしたい方 ~ジャスネットキャリア

ジャスネットキャリアは、会計分野に強い転職エージェントだ。

サイト内のコンテンツ「アカウンタンツマガジン」は転職活動をしている人は必見。それぞれのキャリアの軌跡や、働くうえで大切にしていること、業界ニュースなどが網羅されている。

他にも「年収診断サービス」「働き方診断サービス」などサイト内のコンテンツが充実している。年収診断サービスは、過去5,000人のキャリアチェンジに立ち会った際のデータの蓄積から算出されている。

また「働き方診断サービス」は「自分にはどの業界・職種に適性があるのか、いまひとつ確信がもてない」人に回答を提示するサービスだ。

コンテンツが充実しているジャスネットキャリアは、良質な情報のインプットを大切にしている人におすすめしたい転職エージェントだ。ジャスネットキャリアについて詳しく知りたい方はこちらの記事をごらんいただきたい。

会計業界専門のエージェントを希望する方 ~マイナビ会計士

マイナビ会計士は、会計士・試験合格者・USCPAホルダーに対象を限定した転職エージェントだ。
さらに、サイト内では「はじめての転職の方へ」「2回目以降の転職の方へ」と対象を分けている。

求職者の資格要件を3つに限定している点に加え、転職回数で対応を分けることでより細やかなフォローができるような体制になっている。

また、隔週ではあるものの、個別セミナーを土曜日に開催している。平日は転職活動に充てられない人は、土曜の個別相談を積極的に活用するとよいだろう。

担当アドバイザーを選びたい方 ~エリートネットワーク

エリートネットワークは、アドバイザーを指定してカウンセリングを受けられる。サイトには1,400件以上の転職体験記が掲載されている。各体験記の下部には「この転職者を担当したカウンセラーに転職相談したい」のバナーがある。この入り口から相談依頼すると原則として転職体験記を担当したアドバイザーに相談できる。

転職エージェントの肝は、アドバイザ―の質と言っても過言ではないだろう。類似事例を担当したアドバイザ―を指名したい人にはエリートネットワークをおすすめしたい。

転職エージェントを使う場合の注意点

公認会計士の転職にはエージェント利用が必要

複数のエージェントを並行して利用しよう

エージェントはそれぞれ特徴がある。事業法人の案件が多いエージェントもあるし、監査法人に強いエージェントもある。また、CFOなどハイクラス案件を得意としているエージェントもある。適度に選択肢を広げるために、転職エージェントは複数利用した方がよい。案件の幅を広げることはもちろん、セカンドオピニオン的にも利用できる。

ただし、別のエージェントから同一案件にエントリーすることなどないように案件管理には注意することが大切だ。

必要があれば躊躇せずにアドバイザーの変更依頼しよう

転職エージェントの魅力はアドバイザーの質が大きく影響する。キャリアチェンジの成功・失敗についてもアドバイザーの腕にかかってくる点が大きい。

仮に担当アドバイザーが優秀だったとしよう。しかしどうしても、フィーリングが合わないアドバイザーであれば連絡の度に不快な気持ちを抱くことになる。そうなれば、アドバイザーのアドバイスはもはやノイズでしかない。

相性がよくないアドバイザーが担当になった場合は、躊躇せずに変更の依頼をしよう。人間同士なので相性は多少なりともあって当然だからだ。「他の方の意見も聞いてみたいので、別のアドバイザーを紹介してください」と依頼すればよい。

目的は、転職だ。アドバイザーとの良好なリレーションはキャリアチェンジを叶える手段でしかない。
必要があれば、速やかにアドバイザーの変更を行うことが転職エージェントを利用する上では重要である。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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