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軸がブレない転職をするための条件とメリットを紹介!

転職活動では「あれも良い・ここも良いかも」という企業が見つかり、応募に迷いが生じる。たくさんの面接を受けることは悪くはないが、時間効率や作業効率が低下してしまい、結果転職するまで時間がかかるケースも少なくない。

そのため、転職する際は一つブレない軸を設定することが必要だ。とはいえ、何を軸にすればいいか分からない方も多いだろう。

本記事では、転職時における軸に着目し、メリットや条件を紹介する。

目次

転職における軸とは

軸のイメージが難しい方に、3つの要素を紹介する。

決めたら変えない

自身がやりたいことを変えないのも一つの軸だ。

例えば事務職に転職すると決めたのにも関わらず、「営業職も良い」「IT関係にも興味がある」と複数候補になる状況。この結果計画性がなく、転職が失敗に終わってしまう可能性も高い。自分で一つ決めたらブレてはいけない。考え方を変える分は問題ないが、一度決めた後は変えない方が良い。何度も変わるのであれば、軸が定まっていない証拠だ。

優先順位が明確である

やりたいことの他に、優先順位が明確なのも軸のひとつ。軸となる条件は後ほど紹介するが、給与面を第一順位にするのか、休日面を優先するのかなどを決めておくべきだ。自分の希望条件がすべて揃う職場はなかなか見つからない。

そのため、どこか妥協しなければいけない点が出てくる可能性は高いため、優先順位をつけておくべきだ。

妥協点

「やりたかったけどやれなかった」では、転職が失敗に終わったのと同然である。たしかに妥協点は出てくるだろうが、優先順位がつけられていれば、正しい妥協点が見つかるはずだ。

後悔しない転職にするためにも、妥協する点と優先する点ははっきりしておいた方が良いだろう。

軸を決めたメリット

ここでは転職時に軸を決めた場合のメリットを3つ紹介する。

妥協しない会社を選べる

転職が決まらないと、焦って会社を決める人も多いが、軸があればその心配性は低くなる。軸は「自分にとって譲れないもの」だ。

例えば今の年収の500万円から、年収600万円を軸にして転職活動を行った場合、間違っても年収400万円のところには就職しなくなるだろう。もちろんケースバイケースであるが、軸を一つ決めることで、妥協する可能性は低くなる。

ミスマッチが起きない

入社して「イメージと違った」「もっと働きやすいと思っていた」というケースも少なくない。

しかし、軸にあった企業への入社だけを意識することで、想像と異なる会社への入社する確率は低くなる。一方でなんとなく入社すると、仕事や人間関係に不満を持つ方が多い。

目的も明確でないため仕事に対するやる気も起きず、結果再度転職する可能性も高くなる。

企業へアピールできる

軸は人によって異なるため、「軸=志望動機」とは言えがたいが、企業への入社の熱意を伝えるきっかけとなる。給与面や休暇面を動機であると企業側に伝えた際にプラス材料となるとは言えがたい。

しかし、仕事内容や将来のビジョンが軸であれば、面接時に大きなアピールとなる。

軸となる条件とは

ここでは軸となる5つの条件を紹介する。

仕事内容の条件

チャレンジしたい業種や自身のスキルアップのための仕事は大きな軸となる。さらに業種だけでなく部署なども決めておく。例えば建築業界に就きたいと思っていても、住宅を建築したい、賃貸住宅を建築したい、それともビルや商業施設なのかによって企業は異なる。

さらに営業なのか、技術系なのか、それとも品質管理なのかによって部署も異なる。業種だけでなく、より細かなところまで決めていたほうが軸として成り立つだろう。

給与面の条件

今より高い年収を希望して転職する方は、給与面を一つの軸としてよいだろう。転職して年収が上がる確率は、厚生労働省が発表している「-2019 年(令和元年)雇用動向調査結果の概況-」によると「34.2%」。残りの65.8%は減少した・変わらないという結果であった。そのため必ず年収が上がるというわけではないのである。とはいえ今の収入に満足していない方は、必ず年収が上がる企業へ転職するという軸を設けても良いだろう。

職場環境の条件

仕事のしやすさ、良好な人間関係である職場で働きたいのも一つの軸だ。

とはいえ、入社してみないと分からないのも事実だ。情報を得るには、勤めている人に確認するか、転職エージェントにヒアリングするしかない。エージェントは企業の人事と情報交換を行っているため、職場環境を理解している。

個人で転職活動をすると、企業の実態は把握できないが、エージェントを利用すれば確認でき、相談時には一つの軸であることを伝えておくと、見合った企業を紹介してくれる。

福利厚生の条件

家賃補助や休暇制度などの福利厚生を一つの軸としても良い。

例えば産休期間を設けている会社や、介護制度などを設けている会社などを選ぶことで、生活の補助を行ってくれる。福利厚生は各企業によって大きく異なる。

近年では以下のように変わった福利厚生を設けている企業も多い。

  • サイコロ給(サイコロの出目に応じた手当がつく)
  • 推しメン休暇制度(推しているメンバーの記念日に休暇がもらえる)
  • 失恋制度(失恋した時に1週間休暇がもらえる制度)
  • 語学力アップ支援(語学の受講料を負担してくれる)
  • 不妊治療制度(不妊治療の補助を行ってくれる制度)

さまざまな企業の福利厚生を確認し、気に入ったものを転職の軸としてもよい。

ただし短期的な福利厚生だけを意識して転職すると、制度が終了した時に転職することにもなりかねない。長期的に使える制度を選ぶべきだ。

通勤の条件

職場まで遠いとモチベーションが下がるため、近場で探すのも一つ。渋滞や満員電車などの通勤ラッシュと重なると、仕事場まで行くのに一苦労だ。とはいえ企業側には伝えてはいけない。

いわゆる「志望動機が近いから」という理由になってしまい、やる気を感じないからだ。内心にとどめて起き、他の理由を伝える必要がある。

まとめ

今回は転職時における軸に着目し、メリットや条件を紹介してきた。

軸を決めることで優先順位が明確となり、後悔しない転職となる。もちろん妥協する点は出てくるかもしれないが、一つ譲れない点を決めれば転職はうまくいく可能性が高い。

時期は給与面や職場環境、福利厚生などさまざまある。自分にとって何が軸となるか決めて転職活動を行ってほしい。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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