転職は誰しもがうまくいくとは限らない。人によってはまったく決まらず、何社も面接を受けることがあるだろう。
その結果疲労やストレスが溜まり、負の連鎖が続き、なかなか転職できないこともある。そのため一旦気持ちをリセットして取り組む必要がある。とはいえ、最終的には転職を成功させなければいけない。
本記事では疲れた時の対処法と、うまくいかない原因を紹介する。
最後には成功させる方法を解説するため、ぜひ参考にしてほしい。
転職活動に疲れた時は
転職活動に疲れてうまくいかない場合は以下の2つを試してみてほしい。
リフレッシュして転職を忘れる
就職先が決まらないと焦ってしまうが、一度転職のことを忘れ、リフレッシュすることが大切だ。焦ってしまうと次の仕事が決まらないだけでなく、決まったとしても理想の会社ではないところに勤めるかもしれない。
さらに年収も前職より低くなるケースもあるため、一旦落ち着いて考えてほしい。リフレッシュは旅行や趣味など、転職のことを忘れるような方法が好ましい。
もちろん人それぞれ方法は異なるが、自宅でゆっくりすると、転職のことが脳裏によぎってしまうため、結果休めなくなるだろう。そのため何かに夢中になれること、集中できることを行い、リフレッシュするようにしてほしい。
友人に相談してみる
転職をしたことがある人や友人へ相談してみるのも一つの方法だ。
経験者の声は非常に参考になるが、人と話すことでスッキリし、転職について考え直すきっかけにもなる。さらに視野も広がり、企業の幅も広がるメリットがあるだろう。
もちろん相談する相手も肝心だ。適切なアドバイスをくれる方や親身になって話を聞いてくれなければ意味がない。否定的な人や自信がある人へ相談すると、余計ストレスが溜まってしまい、転職活動に影響を及ぼすため注意してほしい。
うまくいかない原因とは
リフレッシュや友人へ相談することで疲れや悩みは解決できるかもしれない。
しかし根本的な原因を理解しなければ、いくら面接を行っても成功しないだろう。ここでは転職がうまくいかない時の原因として挙げられる3つの要因について紹介する。
なんとなくで活動している
前職をなんとなく辞めた人は、なんとかなるという気持ちで活動している傾向にある。中途半端な気持ちが面接官にも伝わり、結果不採用となる原因になっているかもしれない。
多くの方は、「面接官にそのような気持であることはわからない」と思っているが、何人も面接してきているプロだ。人を見抜く能力には長けているため、中途半端な気持ちで行っていないか今一度考えてみてほしい。
大企業ばかり狙っている
給料の高さや知名度だけの理由で大手企業ばかりを狙っていても、ハードルが高く、転職がうまくいかない原因になっていることが多い。
大企業となると、応募者数も多く、より具体的な動機が求められる。単純に入りたいからと言ってはいれる企業ではないため、視野を広げて見ることが大切である。
活動方法が間違っている
たくさんの企業へ応募している方や積極的に行動している方は、丁寧さが掛けたり、慎重な判断ができなくなるため、うまくいかない原因になっている可能性もある。
例えば、履歴書に誤字脱字があったり、面接時にイレギュラーな質問が来た際に答えられない、社会人としてのマナーを理解していないなどが挙げられる。小さなミスは面接官にマイナスの印象を与えてしまうため、不採用に繋がりかねないだろう。
転職活動を成功させるためには
原因がわかったうえで、転職活動を成功させる方法を紹介する。方法は数多くあるが、特に何度も面接で落とされてしまうような人に対して3つの方法を紹介する。
改善策や解決策を箇条書きにする
問題に対して改善策をわかりやすくするために、箇条書きで書き出してみることをおすすめする。
書き出すことでどのような方法が挙げられるか明確となり、さらに原因の追究も可能だ。
例えば、やりたいことも決まっていない方は「何をしているとき楽しいのか・何が好きなのか」などを紐解いていくと、自分の好きな事と関連性のある職種を見つけることができる。
このように問題に対して改善策や解決策を書き出していくと「何が原因でダメだったのか」「そもそもなぜ転職しようと思ったのか」が浮き彫りとなり、「それに対してどうするべきか」の方法を見つけることができるだろう。
的を絞る
大手の企業や年収が高い企業などばかりを選ぶのではなく、どの業種で何の仕事をしたいのかに的を絞ることが大切だ。
やりたいこともなく間口を広げてしまうと、てきとうに企業を選ぶことになり、その感情が面接官にも伝わってしまう。結果就職先が決まらないということにもなりかねないため、的を絞って活動した方が良いだろう。
気持ちを切り替える
転職活動を成功させるために最も重要なことであり、なおかつ難しいのは「気持ち」だ。
何度も不採用となるとメンタルも落ち込み、うまくいかない気が強くなる。「どうせまた落とされる」「うまくいくはずない」というモチベーションで面接に挑んでも、面接官にも伝わってしまうだろう。
そのため気持ちを切り替え、再度チャレンジする心意気で活動することが大切だ。いつまでも落ち込んでいては転職先は決まらない。気持ちを切り替えることを意識してほしい。
まとめ
今回は転職活動に疲れた時の対処法と、うまくいかない原因を紹介してきた。
疲れた時は、転職のことをいったん忘れ、リフレッシュすることが大切だ。また友人に相談して話をきいてもらうことでスッキリするだろう。一度気持ちを落ち着かせ、何が原因でダメだったのかを考える必要がある。
原因は人それぞれであるものの、なんとなくで企業を選んだり、ハードルの高い大企業ばかりを狙っていると、失敗になる可能性も高い。
さらに転職活動の方法を間違えている方も多いため、的を絞って企業を選ぶことが大切だ。最後には気持ちの部分が大切だが、改善策などを箇条書きすると、次に何をすべきか分かるようになるだろう。