転職サイトは数多くあり、どれに登録すればよいか分からない方も多い。
どれも一緒と思われがちだが、求人募集を出している業種や企業が大きく異なる。サポート内容にも相違があり、初めて転職する方は見極めが必要だ。
今回紹介するのは「doda」。近年利用者も増加傾向にあるが、実際に利用した人たちの意見と登録から面接までの流れを紹介する。
dodaとは
はじめに転職サイトの概要について解説する。
dodaの特徴
主に以下の3つの方法で、求職者のサポートを行っている。
- 転職サイト:求職者が登録し、自ら企業へ応募する方法
- 転職エージェント:担当者が求職者にあった企業の紹介とサポートをする方法
- スカウト:ヘッドハンターが求職者と企業をマッチさせる方法
転職エージェントは求職者の性格や要望からマッチする企業を紹介してくれる。
さらに履歴書の添削から職場環境などを教えてくれる特徴もある。入社して「思っていたのと違った」という失敗もあるが、エージェントを利用すれば、事前に職場環境や仕事内容などを入手できるため、後悔する可能性も低くなる。
さらに優秀な人材に関しては、ヘッドハンターから連絡が届く。企業側が求める人材と求職者が求める要望が合致すれば、スムーズに転職できる。
会社概要
会社名 | パーソルキャリア株式会社 |
上場市場 | JASDAQ(ジャスダック) |
本社所在地 | 〒100-6328東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F |
資本金 | 1,127百万円 |
事業内容 | 人材紹介サービス、求人メディアの運営、転職・就職支援、採用・経営支援、副業・兼業・フリーランス支援サービスの提供 |
dodaのメリット・デメリット
ここではdodaを使用するメリット・デメリットを2つずつ紹介する。
求人の質がハイクオリティ
掲載されている求人募集の質が高く、数も多いことからハイクオリティの転職サイトであることがわかる。
企業側が掲載料金が発生しているため、コストを支払える企業であることがわかる。会社の運営がうまくいかず、赤字経営の会社であれば、少しでもコストを抑えたいと思うことから掲載しない可能性も高い。
さらに、掲載するには審査をクリアしなければいけないため、dodaで求人募集をしている企業は、ハイクオリティの会社が多い。
求人数が多いため選べる企業が多い
2022年12月現在で、転職企業の公開求人数は173,296件と業界でもトップクラス。
数多くの求人があるだけでなく、非公開求人もあることから、選べる企業数が多いのが特徴である。
今の業界だけでなく、未経験の業種なども選択肢として選べる点は大きな魅力のひとつだろう。
担当者の能力がバラバラ
どの転職サイトでも同じであるが、サポートしてくれる担当者によっては意思疎通がうまくできず、転職が成功しなかったという事例もある。
自分の希望を伝えたつもりが、相手にうまく伝わらず、入社してから「思っていた会社ではない」「希望通りの年収ではなかった」と感じた人もいる。
一方で優秀な担当者も多く、「頼んでよかった」という声も多い。もちろん担当者を変更してもらうことは可能であるが、言いにくい人にとっては不利に働く可能性もあるだろう。
サポート期限は3か月
エージェントに転職のサポートをしてもらう場合、3か月という期限がある。
つまり期限内に転職活動を終わらせないといけないということでもある。転職する方の多くは、今の会社に勤めながら活動する。その結果予定通りに進められないこともある。
その結果3か月という期限内に転職活動ができなかったという事例もある。
一方で、集中して転職活動を行えば、最大限のサポートを受けながら進めることができるというわけだ。
doda登録してから面接までの流れ
最後に登録してから面接に行くまでの流れを紹介する。これからdodaを利用してみたいという方はぜひ参考にしてほしい。
登録からカウンセリングまでの流れ
会員登録から担当者との面談までは主に以下の3ステップとなる。
- 公式ホームページから会員登録を行う
- 希望エリア・職種・年収などの必要情報を入力する
- エージェントのカウンセリングを受ける
会員登録した後は、働きたい場所や業種、希望する年収などを入力する。
その情報をもとにエージェントとカウンセリングの予約を行い、受ける流れだ。カウンセリングはオンラインでも行える。転職サイトの場合は、会員登録が完了した後は、自身で企業を探すことになる。
応募から面接まで1人で行うことになるため、不安な方は利用した方が良いだろう。
企業の面接までの流れ
カウンセリングが完了した後は、以下の流れとなる。
- エージェントが企業を紹介
- 気に入った会社へエージェント経由で応募
- 履歴書の作成と添削
- 面接対策
- 面接
エージェントから紹介された企業が気に入った場合、担当者経由で応募する。
自身で応募しても構わないが、エージェントと人事は繋がっているため、多少面接が有利に働くこともある。応募が確定した後は履歴書の作成を行うが、不安にある方は、添削を依頼することも可能。
さらに面接対策も行ってくれるため、サポートを受けることが可能だ。最後は面接を行い、採用されれば完了となる。
まとめ
今回は「doda」の利用者たちの意見と登録から面接までの流れを紹介してきた。
登録者は「やりがいのある仕事を見つけることができた」「スカウトされて簡単に転職できた」という意見が多い。
一方で、時期的に合わず、担当者と意思疎通もできなかったという意見が挙げられるが、求職者の方でしっかり要望を伝えるべきだ。確かに繁忙期になると手が回らないことも多い。
しかし、中期的に考えているのであれば、1月〜3月を除けば親身に相談に乗ってくれるだろう。これから転職を考えている人は、まずは会員登録し、担当者とのカウンセリングを受けてみても良いだろう。