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銀行の個人営業からの転職。活かせる強みや成功のコツは?

銀行の個人営業は、時に「つぶしがきない」といわれることがある。御用聞き営業のような側面があることから、「転職で役立つような専門性が身についていない」と不安に思っている人もいるかもしれない。

しかし、銀行の個人営業で得られるスキルは汎用性の高いものも多く、十分転職活動で活用することが可能だ。そこで本記事では、銀行の個人営業で得られるスキルや、転職を成功させるためのコツについて解説していく。

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目次

銀行の個人営業からの転職で活かせる強み

銀行の個人営業で得るスキルは転職活動でも活かせるものが多い。代表的なものとして、次のような例が挙げられる。

・営業スキル

・コミュニケーション能力

・潜在ニーズの発掘力

・金融に関する専門知識

それぞれ詳しく解説していこう。

営業スキル

銀行の個人営業で得られる営業スキルは、金融業界内はもちろん異業種へ転職する場合でも大いに役立つものだ。

銀行の個人営業で取り扱う商品は、投資信託や保険商品などの無形商材である。無形商材は、有形商材と違って商品の優位性や特性が視覚で伝わりにくいことから、「顧客へ商品の魅力を伝えるプレゼン力」や「顧客に信用してもらうための関係構築」が欠かせない。

また、金融商品は目に見えないだけでなく、リスクもつきものである。「もしかしたら損をするかもしれない」という商品を購入してもらうためには、「顧客のニーズに合った商品を選定するプランニング力」や「顧客の不安に寄り添う共感力」が求められる。

銀行の個人営業では、こうしたハードルをクリアしてようやく成約へと結びつく。金融商品という無形商材の中でも難しい商品を取り扱った営業経験は、転職先でも十分活用できるだろう。

コミュニケーション能力

銀行の個人営業では、コミュニケーション能力も大きな武器になる。

銀行の個人営業で取り扱う金融商品は、「この銀行でなければ買えない」という商品はほとんどない。言ってしまうなら、「どの銀行で購入してもそれほど差はない」商品ばかりだ。

それでも顧客がその銀行で金融商品を購入してくれるのは何故だろうか。もちろん「メインバンクで使い勝手がいいから」、「法人の与信取引があるから」といった理由もあるだろうが、一番は「銀行の担当者を信頼しているから」という理由が大きいだろう。

前述の通り、金融商品の販売には顧客との信頼関係が欠かせない。損失が発生する可能性がある商品を、信頼できない人から購入しようとは思わないはずだ。

個人営業として定期的な訪問を重ね、顧客とコミュニケーションを深めてきた結果、「あなたが勧める商品だったら購入してみよう」という行動に至らせたといえるだろう。

つまり、銀行の個人営業とは「自分のファン」の顧客を増やすことが求められる仕事で、そこで培われたコミュニケーション能力は、転職活動でも大いに役立つスキルである。

潜在ニーズの発掘力

銀行の個人営業では、潜在ニーズの発掘力も磨かれる。銀行の顧客の中には金融商品の知識も深く、自ら商品を選定できる人もいるが、「自分のライフプランに必要な商品が分からない」という人も多い。

個人営業の担当者は、顧客と何度も対話を行い、ライフイベントや家族構成、将来観などを把握したうえで金融商品の提案を行う。顧客が自分でも気付いていないような潜在ニーズを引き出す力も求められ、案件の組成力も必要となる仕事である。

顧客のニーズを引き出し、それに見合った商品を提案するスキルは、他業界でも活用できる汎用性の高いスキルといえるだろう。

金融に関する専門知識

銀行の個人営業で得た「金融に関する専門知識」を活かして転職することも可能だ。銀行の個人営業では、金融商品やマーケット、金利動向、貸金、税制など多くの専門知識が身につけられる。それらの知識を活かして転職したいという人は、他行や証券会社、保険会社、IFAなど金融業界内での転職がおすすめだ。

また、異業種に転職する場合でも、お金と関わらない仕事はないだろう。例えば不動産業界へ転職した場合でも、税制や不動産ローンなど銀行で身につけた知識が役に立つ。

金融に関する知識は幅広い業界で役に立つものであり、転職市場でも重宝されるスキルだ。

銀行の個人営業からの転職を成功させるためのポイント

銀行の個人営業からの転職を成功させるためには、次の3つのポイントが重要となる。

・銀行業務で得た強みを理解する

・長期のキャリアプランを描く

・転職エージェントを活用する

それぞれ詳しく解説していこう。

銀行業務で得た強みを理解する

転職活動を円滑に進めるためには、銀行の個人営業の業務で得た強みを把握しておくことが大切だ。自分の強みがきちんと理解できていれば、自ずと向いている職業や業界を絞ることもできる。

転職活動を始める前に、まずこれまでの銀行員生活を振り返って、「銀行業務を通じてこのような強みを得た」「自分のセールスポイントはここだ」など、自分だけの強みをしっかりと理解しておこう。

長期のキャリアプランを描く

転職活動では、長期のキャリアプランを描くことも重要だ。「早く銀行から転職したい」という気持ちで転職先を決めてしまうと、結局「思っていたような転職ができなかった」、「銀行を辞めなければよかった」という後悔にもつながりかねない。

早く転職したい気持ちはあっても、まずはしっかりと長期のキャリアプランを形成することに時間を割こう。キャリアプランがしっかりとしていれば、「どのような企業に転職すればよいのか」ということが見えてくるはずだ。

また、キャリアプランを形成するときには、転職先に求める条件をリストアップしておくこともおすすめである。例えば、「ワークライフバランスの取れた企業に転職したい」、「女性の役員比率が高い企業に勤めたい」といった条件が挙げられる。転職先に求める条件に沿って選定した企業であれば、転職後に「思っていた企業と違った」というギャップも感じにくいだろう。

転職エージェントを活用する

銀行の個人営業からの転職活動は、転職エージェントを活用することもおすすめだ。

転職エージェントでは、キャリアプラン形成のサポートをしてくれるだけでなく、意向に合った求人情報の紹介も行ってくれる。忙しい銀行業務と並行しながら転職活動を進めるためには、第三者のサポートを得ることも重要な選択だ。

転職エージェントは、非公開の好条件の求人情報を保有していることもあるため、キャリアアップを狙う銀行員はぜひ転職エージェントの活用を検討しよう。

強みを活かして転職活動に取り組もう

本記事では、銀行の個人営業で得られるスキルや、転職を成功させるためのコツについて解説してきた。銀行の個人営業は時に「つぶしがきかない」と言われることがあるが、実際は営業スキルや金融の専門知識、案件の組成力など多くのスキルが身につく仕事だ。

これらのスキルは金融業界内での転職はもちろん、異業種へ転職する場合でも大いに役立つものである。銀行業務で得た強みをしっかりと理解して、自信を持って転職活動に取り組もう。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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