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銀行から海外金融業界への転職。成功させるポイントは?

銀行からの転職には様々な選択肢があるが、海外金融業界へのチャレンジもそのひとつだ。簡単なハードルではないものの、英語力や金融知識を活かしたキャリアアップにはおすすめの転職先である。

そこで本記事では、銀行から転職できる海外金融業界について解説していく。海外への転職を成功させるためのポイントについても解説していくため、ぜひ転職を検討するときの参考にしていただきたい。

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目次

銀行から転職できる海外金融業界

国内銀行から転職できる海外金融業界には、次のような選択肢が挙げられる。

・メガバンクの国際業務部門

・メガバンクの市場金融部門

・外資系投資銀行

・ファンド運用会社

それぞれ詳しく解説していこう。

メガバンクの国際業務部門

銀行から海外金融業界へ転職する選択肢として、メガバンクの国際業務部門でのキャリア採用が挙げられる。メガバンクはどこも海外戦略に力を入れており、中には海外勤務を命ぜられる場合もある。

参考までに三井住友銀行の海外戦略企画の募集要項を見てみよう。

部署グローバル戦略統括部
職務内容・グローバルバンキング部門の戦略企画
・予算設定
・資源配分の立案
登録資格(経験)・金融機関・商社・コンサルティングファームなどでの戦略策定・管理会計・予算設定、投融資業務などに従事した経験のある方
・銀行にて、企画・法人営業の実務経験のある方
【尚可】海外駐在/海外業務経験のある方は優遇
登録資格(スキル・資格)【必須】英語:ビジネスレベルの英語力(TOEIC800以上)
【尚可】高度なデータベース管理、市場調査、プレゼンテーション・スライド作成
勤務地東京(海外勤務の可能性あり)
参考:三井住友銀行「職務詳細(【グローバル戦略統括部】海外戦略企画)」

銀行で経営企画や法人営業の経験がある人は、スキルを活かしたキャリアアップが狙える可能性がある。

ただし、メガバンクを通じての海外勤務は、将来的には人事異動によって日本国内での勤務となる可能性があることを理解しておこう。また、海外勤務の場合は赴任地を選べない可能性もある。「香港の金融業界で働きたい」など明確なキャリアプランがある場合にはおすすめできない選択肢である。

メガバンクの市場金融部門

メガバンクでは、市場金融部門のキャリア採用でも海外勤務が想定される。エコノミストや市場分析などに関わる専門人材は海外の主要都市にも駐在しているため、銀行の市場金融部門での業務経験がある人はキャリアを活かせる可能性がある。

ここでは、三菱UFJ銀行の市場系ストラクチャラーの募集要項を紹介しよう。

職種市場系ストラクチャラー
職務内容市場および顧客動向を踏まえた市場性商品・スキーム・ビジネスアイデアの発掘から組成、セットアップおよびその展開を、国内/海外、MUFG社内/社外の様々な関係者と連携し推進
応募資格【必須】
・銀行・証券会社等にて金利・為替系デリバティブ業務(営業・商品開発等)の経験が3年以上ある方(応相談)
・市場環境、規制動向等のダイナミックな変化に対し興味があり、社内外において積極的かつ円滑にコミュニケ―ションを取り、必要な社内外リレーションシップを構築できる方
・顧客ニーズ、社内システムインフラ・管理枠組等の各種制約含め、困難な局面にも解決策を考え粘り強く取組む意思のある方

【推奨】
・金融工学、法務/ドキュメンテーション、各種ファイナンス業務、証券業務や各種規制等のうち、いずれかの専門知見をお持ちの方
・業務遂行に必要な英語力があれば尚可(TOEIC730点以上) 
勤務地東京都千代田区大手町
※将来的には海外(当チームのアジア・米州デスク等)含めた転勤の可能性あり 
参考:三菱UFJ銀行「市場系ストラクチャラー」

ただし、上記の求人情報については海外勤務が今後の人事異動によるものであるため、「すぐに海外で働きたい」という人には向かないかもしれない。反対に、「まずはメガバンクに転職してキャリアを磨きたい」という人にはおすすめの選択肢である。

外資系投資銀行

銀行から海外金融業界への転職には、外資系投資銀行を選択する人も多い。法人顧客の資金調達やM&Aのサポート、証券引受業務などを手掛ける外資系投資銀行では、銀行での経験を活かしてキャリアアップを狙うことも可能だ。特に、M&A業務や市場金融業務の経験がある場合は、高く評価される期待がある。

まずは国内拠点に配属されるケースも多いが、主要都市のジャパンデスクは拡大傾向にあり、将来的には海外転勤も十分あり得るだろう。

ファンド運用会社

銀行から海外金融業界への転職は、ファンド運用会社もおすすめである。香港やシンガポールなどの金融都市はヘッジファンドの数も多く、中には日本を投資対象としたファンドも多くある。

これまで紹介したキャリアプランは、どれも「国内拠点→海外転勤」の道筋であったが、海外ヘッジファンドへの転職であれば、現地採用となるためすぐに海外で働き始められるメリットもある。

働きたい国が決まっている場合や、市場金融業務の経験を活かしてキャリアアップを狙いたい場合にはおすすめの選択肢だ。

銀行から海外金融業界への転職を成功させるためには

銀行から海外金融業界への転職を成功させるためには、次の3点が重要なポイントである。

・ビジネスレベルの英語力は必須

・履歴書・面接対策を行う

・転職エージェントを利用する

それぞれ詳しく解説していこう。

ビジネスレベルの英語力は必須

海外勤務となれば、当然ながらビジネスレベルの英語力は必須だ。募集要項にもTOEICの基準点を設けている場合があり、相応の英語力が求められる。

金融業界では専門用語も多く飛び交うため、英語力に自信がある人でも改めてビジネス英語を学んでおく方がよいだろう。

履歴書・面接対策を行う

転職活動では、履歴書・面接対策も重要なポイントだが、外資系企業や海外法人への転職となればなおさらだ。「面接は何語で行われるのか」「英語での履歴書作成のポイント」など、事前にしっかりと対策を行っておく必要がある。

場合によっては日本語と英語の両方での職務経歴書を求められる場合もあるため、よく確認しておこう。

転職エージェントを利用する

銀行から海外金融業界への転職にチャレンジする場合、転職エージェントを利用することがおすすめだ。

海外への転職は、通常の国内企業への転職よりも対策すべきことが多いため、効率よく情報収集を行うことが求められる。転職エージェントでは、担当のキャリアコンサルタントが意向に沿った情報をピックアップして提供してくれることから、自ら転職活動を進める場合よりもスムーズに情報収集が行える。

特に海外勤務の場合は、求人情報が一般公開されていない場合もある。条件の良い求人は転職エージェントが非公開情報として保有していることも多いため、ぜひキャリアアップのためにもエージェントの利用を検討するとよいだろう。

転職エージェントを活用して情報収集をしよう

本記事では、銀行から海外金融業界への転職事情について解説してきた。海外勤務へのステップには、大きく分けて「国内法人から海外転勤するパターン」と「現地法人に直接採用してもらうパターン」の2種類がある。

どちらの道筋を選ぶとしても、転職活動には相応の準備が必要だ。効率よく転職活動を進めるためには、ぜひ転職エージェントの利用を検討しよう。

本サイト「IFA転職」では、金融業界での転職をサポートしております。非公開の求人情報も多く保有しておりますので、銀行から転職を検討されている方はどうぞお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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