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【転職の面接】志望動機の考え方と作成方法を徹底解説

面接

「志望動機が思いつかない」
「面接で受かる志望動機のポイントを知りたい」
「周りと差がつく志望動機のつくりかたを知りたい」

転職の際に必要とされる「エントリーシート」などの資料を作成する際、上記のような悩みや疑問を持つ人は多い。

今回は、転職で内定が取れるレベルの志望動機の考え方・作成方法について解説していく。この記事を最後まで読んで内容を理解すれば、応募した企業の採用担当者に評価される提出資料が作成できるようになるはずだ。

目次

志望動機で面接官が評価するポイントは2つ

転職=中途採用において、面接官は志望動機を特に重視している。そこで志望動機を考える前に、その評価ポイントについて解説する。どんな点が評価されるのかを正確に抑えておくことで転職を有利に進めることができるだろう。

長期的に活躍してくれるか

転職において、志望動機のゴールは「長く働くための証明」である。なぜなら、面接官が採用に当たって最も重視しているポイントは、採用した社員が入社後にすぐ辞めないことであるからだ。

一般的に企業が転職サイトに広告を出し、中途を1人採用するためには100万円ほどの金額がかかる。

そこで面接官は、あなたが入社後も長期的に活躍してくれるかどうかを注視する。面接官に意欲をアピールするためには、事前に会社のホームページなどから、事業内容・理念・ビジョンを把握し、なぜこの業界・この職種・この会社を選ぶ必要性があるのかを根拠を持って証明することが大切だ。

経験・スキルからどのように貢献してくれそうか

面接官はあなたの経験やスキルから、どのように組織や事業に貢献してくれるのかを見ている。つまり、あなたを採用することが会社の利益に繋がるかという点である。100万円以上もの採用費、教育費をかけて人材に投資をするため、会社にとってメリットのある人材を欲することは当然と言える。

そのため「頑張りたい、活躍したい」ではなく、自分の経験やスキルを活かすことで志望企業にどのようなメリットがあるのかを面接官に説明し納得させる必要がある。

そこで志望動機に説得力を持たせるには、自分がこれまで培ってきた経験やスキルを言語化できることが肝要である。また、それらをどこで活かせるのかを把握するために、会社のホームページなどで事業内容を正しく理解しておくことが大切だろう。

転職の面接で評価される志望動機の作成ノウハウ

転職で面接官が思わず採用したくなる、模範的な志望動機を4つのポイントに分けて以下に解説する。

自分のなりたい将来像を明確にする

あなたが人生をかけて成し遂げたいことは何なのか。自分のなりたい将来像を考えるうえで、大小は関係ない。自分自身がこれから先の人生でどんなことを達成させたいのかを考えることが重要だ。

現在の自分を分析する

次に行うのは、現状の経験やスキルを言語化することである。これまでにどんな成果を生み出してきたのか、どんな能力が身に付いたのかをリストアップすることをすすめる。

成果や能力が思いつかない人は、日々の仕事を思い出し、どんな業務に携わってきたか・どんな業務であれば苦に感じることなく行えていたかを振り返ると良い。自分は何が得意で何が苦手なのかを分析すると能力やスキルが見つかるものだ。

志望企業の魅力を知る

企業の魅力を知るうえで大切なのは、ポジティブな面だけでなくネガティブな面まで調べることだ。

  • この会社がどんなビジョンを掲げているのか
  • そのビジョンを達成するためにどんな事業を行っているのか
  • ビジョンを達成するために、どこに課題を抱えているのか


これらをしっかりと把握したうえで面接に挑む必要がある。企業の魅力を知る方法を3つに絞ると以下のようになる。

働いている人に直接聞く

働いている人に聞く方法は、説明会や面接の際に直接担当者に話を聞くやり方だ。実際に会社がどんなことを大事にしているのかを聞くことができるだろう。

また中途採用の面接では、面接官を担当するのは応募職種の役職者である場合が多い。そのため、具体的な事業内容や求められるスキルなどを聞き出すことができるだろう。

ネットで調べる

企業の情報を調べる時に会社のホームページから求人情報を閲覧する人は多い。この際、特におすすめなのはIR情報を調べることだ。

IR情報とは、企業が投資家に向けて発信する経営状況や財務状況、業績動向に関する情報である。IR情報を調べるうえで注目すべきことは「今後どのような領域に投資しようとしているか」「どのような点に経営課題を抱えているか」の2点である。この2つの要点を理解すれば会社のビジョンがより把握できるはずである。

また、ネットにはその会社で働く社員のインタビューが掲載されていることがある。インタビューからは、実際に働く人がどんなキャリアを歩んできたのか・どんな目標を持って働いているのかが分かるため働くイメージがつかみやすいだろう。

会社を知る人に聞く

会社を知る人とは、その会社のOB・OGとその会社の業界に詳しい「転職エージェント」を指す。OB・OGの場合は、実際に彼らが勤める会社を訪問する方法を取る。

そこで、実際に自分が配属される職種や、自分が目指している職種の社員の方に話を聞くことが望ましい。具体的な業務内容を聞くことで、自分の経験やスキルがどのように業務で活かすことができるのかの判断材料になるだろう。

転職エージェントには自ら転職サイト経由で相談を持ちかける。そうすれば、転職のプロから直接、有益な情報が収集できる。また会社の内部情報など、ホームページには記載されていない情報も得ることができるのも魅力である。

転職エージェントに相談する

転職エージェントでは、アドバイザーが就き、経験やスキルにマッチした求人を紹介してくれる。また面接対策も行ってくれるため、志望動機などを徹底的にブラッシュアップできるだろう。

条件交渉や、面接の日程調整なども代理で行ってくれる。日々の業務で忙しくなかなか転職活動が進まない人は転職エージェントを検討するのも良いだろう。

自分のなりたい将来像と企業の魅力を結びつける

自分のなりたい将来像と企業の魅力を結びつけることで、説得力のある自分独自の志望動機が完成する。その際、自分のなりたい将来像から逆算し、3年後(短期的)・10年後(中期的)にその会社でどんな人材になっていたいかを言語化できると良い。

面接官はあなたが会社でどのように活躍してくれるのかイメージしやすいからだ。

以下に実際に、「将来像」「スキル」「志望企業の魅力」の3つのワードを用いた例文を紹介する。

私が御社を志望した理由は、自身の〇〇という将来像を叶えるためです。前職では〇〇という事業に携わり、〇〇スキルが身に付きました。御社は現在〇〇ビジョンに向かって〇〇という事業に力を入れています。そこで、自身のスキルを活かして〇〇といった課題解決に貢献したい、そしてなりたい自分の将来像を叶えたいと思います。

このように自分軸と企業軸に立って志望動機を伝えることで、長期的に企業に貢献してくれる人材に感じられるはずだ。

ポイントをしっかり押さえよう

この記事では、転職時の面接において効果的な志望動機の考え方について解説してきた。

面接官の評価ポイントをしっかりと理解し、記事を参考に手順を決めて考えると、内定が取れる志望動機の完成に限りなく近づくだろう。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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