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転職用の履歴書は手書きが多い?企業の印象と作成ポイントを紹介

スマホやパソコンが当たり前となっている現代で、履歴書はやはり手書きで作成した方が良いのかと疑問に思う方も多い。自分の字の綺麗さに自信の無い方は、特にパソコンを使って作成したいと思っている方も多いのではないだろか。

とはいえ企業側にとっては評価の高い方がわからない。

そこで今回は、双方で作成した場合の企業側の印象と作成ポイントを紹介する。これから転職活動を始める方はぜひ参考にしてほしい。

目次

実際の評価

では実際どちらを評価しているのだろうか。

以下の表はリクナビNEXTが、各企業の人事担当者に「履歴書の作成方法についてどちらを評価しているか」のアンケートを取ったものである。

手書き29%
パソコン10%
特にない61%
引用:リクナビNEXT「転職活動の履歴書は、手書きとパソコンどちらが有利?」

見てわかる通り、半数以上が「特にない」という意見であった。つまり方法は求職者に任せているように捉えることもできる。とはいえ、手書きを評価している企業も約3割ある。ではそれぞれどのような印象を持ち合わせているのだろうか。

次の項で解説していく

手書きでの印象

手書きでの履歴書はどう感じるのだろうか。主に以下の3つに繋がるだろう。

字のきれいは大事

字のきれいな方は「丁寧」「慎重」というイメージを持たれる特徴がある。

丁寧に作成したと捉えられるため、プラス材料になりやすい。字が汚いと、内容を確認するのに手間がかかってしまう。場合によっては最後まで読まれないこともある。そのため、字のきれいさを意識して作成する必要がある。

とはいえ、履歴書で最も肝心なのは中身。多少字が汚くても、内容がまとまっているものや簡潔にわかりやすく作成された方が面接時にとってはプラスとなる。つまり字がきれいで内容も良ければ好印象となるだろう。

性格が伝わることも

採用担当者は数多くの方の履歴書を見てきており、字だけでどんな人かを判断される方も多い。

もちろん、きれいな字の人は「丁寧な人」という印象が持たれやすいが、字が汚いと「大雑把」「適当」などの性格の印象に繋がりやすい。一概には言えないものの、性格などがわかられやすいものだろうと認識しておこう。

語彙力・文章力・チェック能力を確認される

手書きは語彙力・文章力・チェック能力の確認材料だ。

パソコンで作成した場合、文章がおかしければ、校正・校閲機能で簡単にチェックすることができる。さらにワードでは「表記ゆれ」や「文法エラー」が自動的に表記されるだろう。

しかし、手書きでは文法や誤字脱字の確認は自分で行わなければいけない。間違えた文章で提出するわけにはいけないため、作成者のチェック能力を確認することもできる。

パソコンでの印象

一方パソコンで作成した場合、以下のような印象に繋がりやすい。

パソコンを使える印象を持たれる

最低限パソコンは使えるという印象を持たれる傾向にある。

近年のビジネスにおいてある程度使用できなければ仕事はできない状況だ。どの企業においても1人1台は用意されているだろう。履歴書は「ワード」や「エクセル」などを用いて作成するが、ビジネスにおいて最低限使用できなければいけないツールであることから、多少プラス材料として捉えられる場合もある。

効率性が高いと判断されることも

パソコンで作成した方が作成時間も短縮できるため、効率性が高いと判断される場合もある。

手書きで作成した場合、気持ちがこもっていると捉える方も多いが、近年ではその考えをする企業も少ない。ほとんどの企業は書類はパソコンで作成することが当たり前となっているだろう。

見やすいだけでなく時間効率も良いため、効率性を優先していると判断される場合もある。

コピーしていないかをチェックすることも

インターネットにはたくさんの「志望動機の例」が掲載されている。

パソコンで作成するとなると、コピー&ペーストができてしまうため、チェックされる場合もある。もちろんそのような事をした場合、入社希望者の意思が低いと判断されるため不採用にされるだろう。

パソコンでの作成は効率性が高い一方、楽に作成できる点はデメリットでもある。そのため志望動機などを本人の口から確認し、自分の意思で作成したかをチェックしている。

履歴書の作成方法のポイント

最後にどちらで作成するか悩んでいる方に向けて、作成方法のポイントを3つ解説する。

企業によっては指定されていることもある

企業によっては履歴書の作成方法が「手書き」か「パソコン」で指定されている場合もある。

そのため、募集要項などを確認しておかなければいけない。記載がない場合は、企業の人事担当者や転職エージェントなどに確認していたほうがよいだろう。

間違えた方法で作成すると、「しっかり確認しない人」と捉えられて、面接時にマイナスポイントとなるだろう。

デジタルに弱い企業や年齢層が高い面接官には手書きがおすすめ

先ほどもお伝えした通り、手書きでの作成を評価する企業も3割存在する。

特にデジタルに弱い企業や年齢層が高い面接官は、「履歴書と言ったら手書き」という考えももっているかもしれない。そのため転職エージェントに面接官の年齢層や雰囲気を確認してから作成するようにしてほしい。

IT関係はパソコンが通常

IT関係はパソコンを使った仕事であるため、手書きでの作成を募集している企業は少ない傾向にある。もちろん企業によって異なるため、募集要項を確認しておく必要がある。

とはいえ、パソコンをメインに使用する企業は見やすさを優先する場合が多いと認識していてもよいだろう。

まとめ

今回は、履歴書を手書きとパソコンの双方で作成した場合の企業側の印象と、作成ポイントを紹介してきた。

約6割の企業が気にしていないというものの、3割は手書きでの作成を評価している。手書きは「丁寧さ」や「チェック能力」「性格」などを文字から読み取る可能性がある。

一方、パソコンでの作成は「効率性」や「パソコン能力」を評価されるだろう。とはいえ作成する前に募集要項を確認しなければいけない。記載がない場合は直接企業に問い合わせるか、エージェントを経由して確認するかなど、柔軟な対応を取ってから作成してほしい。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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