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IFAになるには資格は必要?証券外務員資格とその他関連資格について解説

2020.07.31.Fri 就職・転職・独立

IFAは独立系ファイナンシャルアドバイザーと呼ばれ、高い金融知識でお客様の資産運用のアドバイスを行います。

IFAとして活動を行うためにはどういった資格が必要になるのでしょうか?必要な資格の概要とその試験概要について解説していきます。

証券外務員資格と証券外務員登録

IFAとして株式、債券、投資信託などの金融商品の仲介業を行うためには、証券外務員資格試験に合格し、日本証券業協会の協会員となっている団体を通じて外務員登録をする必要があります。

一方で、IFA法人に勤務していたとしても、金融商品の仲介業を行わない場合は、証券外務員の登録は必要ありません。

証券外務員の登録をせずに金融商品の仲介業を行った場合はもちろん、金融商品の勧誘、募集行為を行った場合でも、金融商品取引法の違反となり、懲役もしくは罰金の対象になり得ますのでご注意ください

証券外務員登録とは

証券外務員資格保有者が、金融商品の取り扱いをするものとして金融庁に登録することを証券外務員登録と言います。

登録手続きは、所属のIFA法人から、金融庁の委託を受けた日本証券業協会へ届出を出すことによって行います。

証券外務員資格とは

証券外務員資格とは、国内において金融商品を取り扱うための証券外務員資格試験に合格した人に与えられる資格です。

この資格試験は、証券会社及び登録金融機関により設立された自主規制機関である日本証券業協会が主催しています。

転職時の資格の取り扱い

法令違反等での資格取り消しがない限り、資格自体は有効です。既に証券会社や銀行で資格を取得済みの場合は、転職後も資格を活用できます。

ただし、実際の業務に際しては、勤務先を通じて外務員登録を行い180日以内に資格更新研修を受講する必要があるので注意が必要です。

証券外務員資格試験の概要

上記の通り一種外務員資格は二種外務員資格と比較して、取り扱い可能な金融商品の幅が広範囲に渡りますので、資格試験の内容も難易度が上がります。

証券外務員資格試験の受験方法

既にIFA法人に勤務している場合は会社を通じて受験申し込みが可能です。まだ勤務前の場合は、日本証券業協会の試験実施委託先であるプロメトリック(株)のウェブサイトから受験申し込みが可能です。

試験内容

法令・諸規則 商品業務 関連科目
・金融商品取引法及び関係法令

・金融商品の勧誘・販売に関係する法律

・協会定款・諸規則

・取引所定款・諸規則

・株式業務

・債券業務

・投資信託及び投資法人に関する業務

・付随業務

・デリバティブ取引

・証券市場の基礎知識

・株式会社法概論

・経済・金融・財政の常識

・財務諸表と企業分析

・証券税制

・セールス業務

上記科目についての専門的または実務的知識が問われます。その他、一種外務員資格試験では、コンプライアンス関連の基本的かつ重要な内容について出題されます。

出題形式

パソコン画面での回答入力で、〇✕方式及び五肢選択方式(語句選択方式、計算問題)です。

受験資格

年齢・学歴・経歴関係なく、どなたでも受験が可能です。平成24年から二種外務員試験の合格者でなくても一種外務員資格の受験が可能になりました。

二種外務員資格

取り扱いが可能な金融商品

二種外務員は基本的な金融商品(公社債・投資信託の取引、株式の現物取引等)の仲介が可能です。

試験概要

2時間40分。合計100問、440点満点中7割(308点)以上の得点で合格。

合格基準

300点満点の7割(210点)以上得点

受検者と合格者

2018年度 2019年度
受験者 3,870名 3,131名
合格者 2,573名 2,042名
合格率 66.50% 65.20%

目安の勉強時間

金融機関で働いている人の場合3日から1週間

一種外務員資格

取り扱いが可能な金融商品

一種外務員は、二種外務員の取り扱い範囲に加えて、株式の信用取引や仕組み債などのデリバティブ金融商品など、より複雑な金融商品の仲介が可能です。

受験資格

年齢・学歴・経歴関係なく、どなたでも受験が可能です。

試験内容

2時間40分。合計100問、440点満点中7割(308点)以上の得点で合格。

合格基準

440点満点の7割(308点)以上得点

受検者と合格者

2018年度 2019年度
受験者 4,782名 4,633名
合格者 3,160名 3,132名
合格率 66.10% 67.60%

目安の勉強時間

※二種を取ったあとで2~3週間かけて50~70時間

証券外務員資格が無くてもIFA法人で働ける理由

証券外務員資格を持っていない場合でもIFA法人に勤務することは可能です。

その理由は、多くのIFA法人が、証券外務員資格が必要な金融商品仲介業(株式、債券、投資信託の仲介)を担う以外に、生命保険の販売、不動産仲介、M&Aなどの多岐にわたるサービスを提供しているからです。

そのため、IFA法人に勤務しながらも金融商品仲介業以外の業務で活躍される方も多くいます。

また、前職の資格や経験を生かしながら、徐々に取り扱いサービスを広げていけることもIFA法人で働く魅力です。

IFA法人の営業以外の仕事

金融商品仲介業には様々な資料作成や事務手続きがありますので、事務スタッフや管理部門として働く方も多くいます。

そのため、金融業界以外から転職をして、営業事務や総務として入社して、働きながら資格取得を目指す方も多くいます。

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