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転職時の一次面接の通過率は?通過するための回答ポイントを紹介

中途面接は2回や3回と、複数回行われることもある。しかし一次面接さえ不安に思う方もいるだろう。一般的に通過率は企業によって異なるものの、30%弱と言われていることから事前に対策が必要となる。

とはいえどのような対策をすればよいか分からない人もいるため、一次面接で聞かれる質問事項と回答方法、事前準備を紹介する。これから一次面接を控えている方はぜひ参考にしてほしい。

目次

一次面接と通過率と質問事項

はじめに一次面接の通過率と、聞かれる質問事項について解説する。

通過率は30%弱

中途採用の一次面接の通過率は30%前後と言われている。新卒採用の場合、50%〜70%と言われていることから、非常に通過率は低下している傾向にある。この背景には、企業は将来性がある若い社員の採用を積極的に行っている一方で、中途採用はスキルや経験が豊富な人材だけを募集しているからである。

とはいえもちろん企業によって通過率は異なる。設立して年数が数年程度の会社であれば、即戦力になる中途採用だけを行っている場合もあるだろう。そのため7割の人が必ず一次面接で落ちるとは言えず、応募する企業によって通過率は異なるということだ。

志望動機や退職理由が聞かれる

一次面接では志望動機や退職理由が100%聞かれる。もちろん企業によって面接する回数も異なるため、二次面接や三次面接を設けていない場合もある。

その場合は、一次面接で今後のビジョンなどが確認されることもある。とはいえ、志望動機と退職理由を聞かない企業がないと言っても過言ではないほど、一次面接では必ず質問されるだろう。

その他の質問

以下の表は転職サイト「ビズリーチ」がまとめた「初回の面談または面接での質問内容」のランキングである。

第1位転職する理由
第2位これまでの経験やスキル
第3位候補者からの質問
第4位今後のキャリアについて
第5位志望動機
第6位希望する条件(給料や部署)
第7位他に受けている企業の面接状況
第8位自己PR
第9位現職または前職に就職した理由
第10位趣味・特技
参考:転職・中途採用の1次面接、よく聞かれる質問と対策を紹介 | ビズリーチ (bizreach.jp)

志望動機や転職理由の他に、前職での経験や仕事内容、スキルが確認される。また優秀な人材であれば、他に選考を受けている企業状況も確認されるだろう。

とはいえ上記の表はランキングであり、質問事項は下記企業によって異なる。そのため、的を絞った回答だけを用意すると、イレギュラーな質問が来たときに答えられなくなるため、次の項で紹介する「通過率を高める回答方法」を意識してほしい。

通過率を高めるための回答とは

ここでは一次面接での通過率を高める回答にするためのポイントを3つ紹介する。

自分の考えをまとめておく

先ほどもお伝えした通り、イレギュラーな質問が来ても答えられるようにしなければいけない。対策としては「自分の考えをまとめておく」ことだ。志望動機や退職理由などの定番な質問以外にも、「今後この業界はどうなると思いますか」「将来は管理職になった際、どうマネジメントしますか」など想定外の質問も来るだろう。

しかし事前に仕事に対する考えや将来のことを考慮しておくと、うまく回答できるようになる。

ポジティブな考えを伝える

一次面接ではさまざまな質問がされるが、ポジティブな内容に変換して伝えなければいけない。

例えば転職理由であれば、前職を辞めた理由だけを伝えるのではなく、その後に企業に入社したい思いや今後のビジョンなどをプラスαで伝えることが望ましい。ポジティブな考えを伝えておくと、面接官は企業に対する熱意や将来の計画性などを持ち合わせている人と判断してもらえるためだ。

そのため全ての質問に対してポジティブな考えを伝えられるほどにしてほしい。

わかりやすさを意識する

質問された際に、ダラダラと長く回答すると面接においてはマイナスに働くため、分かりやすく簡潔に話すことを意識することが大切だ。

社会人であれば「結論から伝える」というのが当たり前であるように、面接においても結論から伝え、その後に理由を伝えるようにしてほしい。もちろん質問内容によっては結論から伝えるのが難しい場合もあるため、臨機応変に対応する必要がある。

一次面接をする前の事前準備

最後に一次面接の通過率を高めるために行う事前準備について紹介する。

考えをまとめてから履歴書を作成

面接時の回答と履歴書の内容に相違があると面接では不利に働くため、事前に考えをまとめてから履歴書を作成してほしい。多くの方は、すぐに履歴書の作成を行い、志望動機などをその場のタイミングで考えてしまいがちだ。その結果自分がどんな理由を書いたのか覚えていない方もいる。

しかし事前に考えをまとめてから履歴書を作成すると、面接時にしっかりとした答えを伝えることができるだろう。履歴書について詳しく知りたい方は「転職用の履歴書の書き方を分かりやすく解説!初心者が間違えないマナーも紹介」を確認してほしい。

起承転結に伝える準備をする

先ほどもお伝えした通り、「結論から伝える」という話し方が苦手な方は、起承転結で伝えられる練習をしてほしい。ダラダラと回答すると面接だけでなく、採用後の職場でも悪い印象を与えてしまう。

採用後のことも考え、起承転結で伝えるようにしておいた方が良いだろう。

転職エージェントと練習する

転職エージェントを利用して転職する場合、内定をもらえるまでサポートしてくれる会社もある。面接の練習や、履歴書の添削など、求職者が無事一次面接をクリアするために補助してもらうことが可能だ。

さらにエージェントから企業を紹介してもらえると、信頼度が高まるため、一次面接の通過率が高くなる傾向にある。

その他にも転職エージェントを利用するメリットは数多く挙げられるため、詳しく知りたい方は「転職エージェントとの面談は何をする?利用するメリットと準備する3つのポイントとは」を確認してほしい。

まとめ

今回は、一次面接の通過率と聞かれる質問事項、回答方法と事前準備を紹介した。通過率は30%弱と言われているものの、応募する企業によって異なるため、気にしなくても良い。

とはいえ誰でも簡単に通過するとは言えないため、事前準備や練習が必要となる。自分の考えをまとめてからおき、質問に対して、相違のない履歴書を作成するようにしてほしい。また話し方などもポイントとなるため、転職エージェントを利用して面接対策を行うようにした方が良いだろう。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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