MENU

証券会社からIFAに転職する人が多い理由とは?証券会社の将来が不安視される背景

IFAとして働く方の人数はここ数年増加を続けており、今後もIFAは徐々に増えていく事が予想されています。
IFAに転職する人には、前職が金融機関という人が最も多く、それ以外には不動産会社や主婦の方など、様々な経歴を持った人が幅広く仕事をしています。


その中でも、最も多数を占めている前職が証券会社というデータがあります。


この記事では、「証券会社からIFAに転職する人が増えている理由とは一体なにか?」など、証券会社からIFAに転職するかどうか迷っている人に向けて解説していきます。

IFAを検討する際のおすすめの転職サイト

アドバイザーナビ株式会社が運営するIFA特化の転職エージェント。野村證券出身者が立ち上げたサービスで、IFAへの転職利用満足度No.1、金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1を獲得。

会員数8万名以上、日本最大級のハイクラス転職サイト。テレビ・新聞・雑誌など多くのメディアで紹介されている。

目次

IFAに転職した人の前職

IFAに転職する人は金融機関出身者だけでなく、それぞれ異なるバックグラウンドを持っています。

証券会社出身者が最多数

昨年弊社が全国の金融商品仲介業社向けにアンケートを取った結果が以下の図でございます。


IFA 回答者の前職は、証券系が68%、銀行系が7%、保険系が15%で、金融系で90%を占める結果となりました。IFAのビジネスは多様であるものの、その中心は金融資産の運用アドバイスであるため、知識や経験が豊富な金融機関出身者に優位性があるものと考えられます。


 大手証券会社出身者が、全体の49%を占めていることに注目すると、大手証券会社は待遇や知名度から人材を集めやすく、相対的に育成環境やインフラが充実しています。そのため、知識・経験の獲得機会が多く、IFAとして活躍する素質を自然と得ているものと考えられます。


 一般企業出身者は全体の6%、不動産業出身者は2%、税理士は2%と少数でした。

銀行出身者、保険代理店、保険会社出身者が20%強を占める

証券会社出身者が多いということがわかりました。その他の金融機関勤務者に焦点を当てると、保険系が15%で銀行系が7%という結果になっています。

昨今、金融商品仲介業社の中でも、必ずしも証券会社出身者のみを雇用するというわけではない。その理由としては、投資家様のニーズは資産運用に限らず、銀行融資や住宅ローン、バランスシートの見直しなど多岐に渡るからです。また、来店型の資産運用窓口を設ける金融商品仲介業社であれば、顧客を自分で開拓をするという能力よりもむしろお客様に沿ったポートフォリオ提案を中心に行うことが必須です。


現状、日本の家計金融資産の50%程度が預金としてお預かりがあり今後「貯蓄から投資」の機運が高まる際に一辺倒に投資に関するアドバイスをするだけでは物足りないということです。


保険系の方々も同様に保険を含めた資産形成を提供できるスキルや知識が求められています。また、保険の代理店が金融商品仲介業の登録を進めているという背景からも投資家の資産コンサルティングニーズは有価証券運用のみならず、保険や融資・ローンなど幅広くなってきていることがわかります。

IFAに転職が増えている理由

ではなぜ、実際にIFAへの転職が増えているのかについて述べていきます。

IFA回答者の「IFAになるときの最重視ポイント

こちらも同じく昨年のアンケートデータを元に解説していきます。

以下の図は現IFAが所属している金融商品仲介業社に求めるポイントをまとめたデータです。言い換えると転職希望者が何を求めてIFAに転身しているのかが読み取ることができます。


 IFAになるときの最重視ポイントとしてもっとも多かった回答は、「自由さ」で約半分を占めました。この自由さは、単に自分勝手にやりたい、自分の好きなように働きたいという意味ではなく、さまざまな意味を含んでいます。


 IFAには、前職等において収益目標が課されこれを必達する働き方をしてきた者が少なくありません。このようなノルマや営業方針は、ときに顧客のためにならないものがあり、徐々に自らの自由意思で、自らが考える提案をもって顧客に向き合いたいと考えるようになります。「自由さ」が上位となったことは、このようなIFAが多いことを示唆するものであると考えております。


 その他の回答については、転職理由として挙げられるものが多いですが、「インセンティブ率等の報酬面」は、全体の9%と低いことは注目に値するでしょう。

転職を希望する方との面談を通しても、現職の収益目標やノルマ、会社の都合で販売しなければ商品など決められた商品の提案を課されることが多くあるとご相談をいただきます。また、転勤制度や社内でのポジション、顧客を主語としない営業体制なども挙げられます。


他方、成長できる環境を求めてIFAへの転職を決める方も多くいます。現職では引き継いだお客様に対して資産運用コンサルティングを行い、会社で定める商品やサービスを提供するという方針に自身の成長を感じられず、顧客の全資産に対して証券会社から独立した金融アドバイザーとして関わりたいとのご相談も多く存在します。


前章でも述べたように、証券会社出身者が多い理由のひとつにもなっています。ある程度、知識や経験のある金融機関勤務者は自由さを求める一方で成長できる環境を求めてIFAに転職する方が多いです。これまで以上に顧客を主語とした資産アドバイスやサービスの提供を志す人が増えてきていることもIFAへの転職が増えている理由の一つだと考えます。

IFAを検討する際のおすすめの転職サイト

アドバイザーナビ株式会社が運営するIFA特化の転職エージェント。野村證券出身者が立ち上げたサービスで、IFAへの転職利用満足度No.1、金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1を獲得。

会員数8万名以上、日本最大級のハイクラス転職サイト。テレビ・新聞・雑誌など多くのメディアで紹介されている。

まとめ


以上のように、IFAへの理由は多岐に渡ります。

ご自身がIFAへのご転職をお考えであれば、まずは「なぜIFAになりたいのか」「自分自身はどうなりたいのか」をお考えいただきその選択肢がIFAということであればぜひご相談をいただければと思います。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

目次