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FXの買い方とは?注文方法や取引の注意点を解説

近年はスマホからでもFXを始めることができるため、始めようと考えている人も多くいるため、金融機関にお勤めの方はお客様との話の中で出てくることもあるだろう。

しかし買い方や注意点など理解していないとリスクもあるため、注文方法について理解しておこう。

この記事では、FXの基本的な買い方から応用的な注文方法、取引の注意点について解説していく。FXに興味を持っている人はぜひ本記事を参考にFXの買い方についての理解を深めよう。

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目次

FXの基本的な買い方

FXとは、ある国の通貨と別の国の通貨を交換することでリターンを狙う投資手法のことを指す。

通貨同士の為替レートの変動を利用し、売買差益をリターンとして得る方法だ。

FX取引において基本となる買い方には、主に以下の3種類がある。

  • 成行注文
  • 指値注文
  • 逆指値注文

成行注文とは、注文時点の為替レートで発注する注文方法である。もっとも簡単に注文することができ、その場で約定できるという特徴を持つ注文方法だ。

例えば、「米ドル/日本円」の通貨ペアを売買する場合、為替レートが「1ドル=100円」のタイミングで発注すると、すぐに「1ドル=100円」で約定する。

特に希望する発注価格を決めていない場合には、スムーズに約定するためおすすめだ。ただし注文する際には、注文を出してから約定するまでの間にわずかにタイムラグが発生してしまう。相場が急激に変動しているようなケースでは、想定外の価格で約定するリスクがあることに注意が必要だ。思い立ったときにすぐに約定させたいケースでは、成行注文の利用が有効だろう。

指値注文とは、売買したい為替レートをあらかじめ指定して発注する注文方法である。現在の為替レートよりも安い価格で購入したい場合や、高い価格で売却したい場合に有効な注文方法だ。

例えば、「米ドル/日本円」の通貨ペアで売買するケースで、現在の為替レートが「1ドル=100円」の場合。

「1ドル=99円」で購入する指値注文を出せば、為替レートが「1ドル=99円」に変動するまで約定しない。あらかじめ購入価格や売却価格を予約できるため、希望する価格でのチャンスを逃さずに取引できる点が指値注文のメリットである。

逆指値注文とは、指値注文と同様に売買したい為替レートを予約する注文方法である。

指値注文と異なるのは、現在の為替レートよりも高い価格で購入、または安い価格で売却する注文方法である点だ。高い価格での購入や安い価格での売却は、一見すると不利に見えるがきちんと理由がある。為替レートにはトレンドがあり、ある価格を超えたタイミングで一気に上昇や下落に勢いがつくケースがあるためだ。

例えば、これまで「1ドル=105円」をなかなか超えずに推移していたのに、105円を突破すると一気に円安が加速するというのは少なくない。

この場合、「1ドル=105円」以上になったら購入するという逆指値注文を出しておくと、上昇トレンドを逃さずに取引できる。

また、特定の価格を割ったときに一気に下落トレンドに突入し、損失が拡大するというケースも多くある。大きな損失となることを防ぐために、逆指値注文を出しておくというパターンもあるのだ。「上昇トレンドを逃したくない」「損失の拡大を防ぎたい」という場合は、逆指値注文が有効となることを頭に入れておこう。

「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」は、それぞれ基本的な注文方法である。

FX取引を有利に進めるためにも、各注文方法の特徴やメリット・デメリットを理解しておこう。

FXで応用的な注文方法

FXの基本的な買い方を理解して取引に慣れてきたら、次は応用的な注文方法を理解していこう。

ここでは、以下の3つの注文方法について解説していく。

  • IFD注文
  • OCO注文
  • IFO注文

IFD注文とは、新規注文と同時に決済注文を出せる注文方法である。

例えば、「1ドル=95円で買い」という新規注文と、「1ドル=100円で売り」という決済注文を同時に発注できる。あらかじめ新規注文の価格と決済注文の価格を予約でき、注文後は自動で決済まで完了できるというメリットがある。IFD注文は、新規注文が成立しない限りは決済注文が発注されることはない。自動的に発注されることから、仕事などで忙しい場合に有効な注文方法だ。

OCO注文とは、2つの注文を同時に発注して、一方の注文が成立したらもう一方がキャンセルされる注文方法である。

例えば、現在の為替レートが「1ドル=100円」のときにOCO注文を行う場合。

「1ドル=101円になったら新規の売り注文」「99円になったら新規の買い注文」を出しておけば、為替レートが上がれば売りポジション、下がれば買いポジションを保有することができる。

また、「1ドル=100円」のタイミングで新規の買いポジションを保有した場合。

「101円になったら利益確定」「99円になったら損切り」というOCO注文を出しておくと、為替レートが上がれば利益確定のチャンスを逃すことがなく、下がれば損失拡大前に損切りができる。

このようにリスクをコントロールしながら発注できるのが、OCO注文の特徴だ。IFO注文とは、IFD注文とOCO注文の特徴を組み合わせた注文方法である。

つまり、新規注文と利益確定の指値注文、損切りの逆指値注文の3つを同時に発注できるということだ。

例えば、「1ドル=100円で新規で買い、購入後は102円まで上がったら利益確定で売り、99円まで下がったら損切りで売り」という注文をまとめて出すことができる。すべての注文を自動で出せるIFD注文の魅力に加え、利益確定と損切りの注文を同時に出してリスクをコントロールできるOCO注文の特徴も兼ね備えているのがIFO注文だ。こうした応用的な注文方法を把握しておくと、FX取引の幅が大きく広がる。

基本的な買い方に慣れてきたら、少しずつ新たな注文方法を活用してみよう。

FX取引の注意点

FX取引にはさまざまな注文方法があって便利ではあるが、その反面注意しなければならない点も存在する。

ここでは、以下の3つの注意点について解説していく。

  • 注文内容にミスがないかチェック
  • 損切りラインを決めておく
  • レバレッジのリスクに注意

1つ目は、発注時に注文内容のミスがないかを慎重にチェックするという点だ。FXでは、取引通貨や「買い」と「売り」の選択、注文数量や希望する売買レートなどを注文する。こうした内容にミスがあると、想定外の損失が発生したり、利益を得るチャンスを逃したりする可能性があるため注意しておこう。特に、スマホで取引の操作をする場合、気軽に注文できることからケアレスミスが発生しやすい。注文内容に誤りがないかを慎重に確認しながら、注文手続きを進めよう。

2つ目は、取引の損切りルールをあらかじめ決めておくという点である。為替相場は常に変動しており、確実に予測することはプロのトレーダーであっても不可能だ。そのため、予想通りに相場が変動しなかった場合に備えて、大きな損失を回避する準備をしておく必要がある。自分自身で損切りラインを設定しても、実際に価格がラインに達したときに「まだ上がるかも」という期待を抱いてしまうリスクがある。逆指値注文やOCO注文、IFO注文などを活用し、機械的に損切りができるようにしておこう。

3つ目は、FX取引におけるレバレッジのリスクに注意が必要であるという点だ。FXでは、資金を借り入れることで投資効果を高める「レバレッジ」を活用した取引が実現できる。

資金を借り入れるということは、その分投資のリスクも高まるため注意が必要だ。例えば、100万円の取引をしていて3%の損失が発生した場合、損失額は3万円となる。しかし3倍のレバレッジを掛けて取引をしていたら、損失額も3倍の9万円まで増えてしまう。

レバレッジを掛けて取引をする際には、リスクについても正しく理解しておこう。

まとめ

FXの注文方法には、基本的なものから応用的なものまでさまざまな種類がある。それぞれの特徴を理解し、希望に沿った注文方法を選べるようにしておこう。

また、FX取引をする際には注文内容を慎重に確認し、損切りラインやレバレッジリスクに注意が必要だ。

本記事で解説した注意点に気を付けて理解を深められたらいい。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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