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【2022年版】IFAの業界調査 IFAが利用する証券会社とは

近年、存在感が高まってきているIFA。

アドバイザーナビ株式会社では2022年に全国の金融商品仲介業者を対象に業界統計のアンケートを実施し、203名から回答を得た。本コラムではその結果を基に、IFA業界の実態について解説していく。

シリーズ第2弾となる今回はIFAの活動に着目する。

※本アンケート結果が必ずしもIFA業界全体を表すものではない旨ご留意頂きますようお願い申し上げます。また、本ページ概要はアンケート実施会社の私見であり、その正確性や網羅性等を保証するものではない旨ご了承頂きますようお願い申し上げます。

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目次

証券会社の複数利用

複数の証券会社を利用している回答者は、全体の65%、利用していない回答者は、全体の35%だった。

IFAは、1つの証券会社に縛られることなく、自由に商品を選択し、顧客に提案することができる。そのため、取り扱う商品ラインナップを拡充したいIFAは、複数の証券会社を利用することが多い。

一方、各証券会社は、取扱商品を拡充・充実させており、1つの証券会社で必要十分と考えるIFAもいる。

加えて、IFA(IFA法人)との取引量に応じて手数料体系を決定している証券会社が多いこともあり、複数の証券会社を利用しているIFAであっても、メインの証券会社とそうでない証券会社を分けているものと考えられる。

証券会社を複数利用する理由

複数の証券会社を利用する理由としてもっとも多かったのは、「商品ラインナップの違い」だった。IFAは、証券会社から独立しており、利用する証券会社からノルマを課されることもない。そのため、IFAは、複数の証券会社の商品から、顧客にマッチするものを選択し、提案することができる。

次に多かった理由は、「顧客からの要望」だった。これは顧客が既に持っている口座や手数料の違いなどによるものと考えられる。

「コンプライアンスの違い」を挙げた回答者もいた。IFAは金融商品取引法等の規制の下で活動しているが、IFAは法令遵守が自身のライセンスに関わる重要な要素であることを認識している。

利用する証券会社

楽天証券(約56%)、SBI証券(約55%)が昨年に引き続き、上位を占める結果となった。

上位2社に続いて、あかつき証券の(約41%)、エース証券(約11%)が続く結果となった。

その他、東海東京証券(約8%)、 PWM日本証券(約6%)、マネックス証券(約5%)となった。

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複数の証券会社を利用しない理由

複数の証券会社を利用しない理由としてもっとも多かったのは、「口座開設の手続きが大変」だった。これは、開設までにかかる日数や証券会社ごとの開設方法の違いなどによるものと考えられる。

次に多かった理由は、「お客さまが不便に感じるから」だった。主に口座開設の手続きや損益通算等の煩雑さ、税金等を想定したものと考えられる。

その他、「所属のIFA法人が扱っていないから」や「1社で間に合っている」、「複数証券会社取り扱いを検討中」という理由が挙げられた。

利用する証券会社とのトラブル経験

証券会社とのトラブルを経験した回答者は、全体の5%だった。

IFAの人数は年々増加しているが、これに伴いIFAが担当する顧客の口座開設や預り資産も増加している(IFA口座を取り扱う証券会社の開示資料)。

この流れは、今後、IFAの社会的認知度やIFAの有用性が高まることにより、より加速していくものと考えられる。現在はIFA口座を取り扱っていない証券会社でも、取り扱いを開始したり、既に取り扱っている証券会社が利便性を向上させる等の動きが生ずるものと考えられる。

おわりに

IFAになる際に、基本的にはどこかの法人に所属する形を取ることになる。
しかし、全国には約650社ものIFA法人があり、情報を取ることや比較することが難しい。

また、

「どのぐらい収益があれば生活が安定するのか?」

「皆どのようなビジネスをしているのか?」

等、IFAになること自体に対する不安の声も多い。
IFAへの転職に悩んでいる方は、ぜひIFA特化型の転職エージェント「アドバイザーナビ」に相談してみて欲しい。
外資系プライベートバンカー、大手・中堅証券会社のリテール、銀行の資産運用担当者(FA・FP)の方まで多数の支援実績があり、業界のことを非常に熟知している。
また、弊社のメンバーは大手証券出身者であるため実務に関しても非常に詳しい。まずは情報収集をしたいといったカジュアルな形からでも無料で面談ができるので、お気軽に相談してみてほしい。

最近は異動時期や賞与の時期が近いということもあり、毎日多くのご相談をいただいている。
現在、弊社代表も現場に出て転職エージェントとして面談をしているが、面談予約枠に限りがあるので早めの申し込みをおすすめする。

面談のお申し込みは下記フォームからお申し込みを。

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この記事を書いた人

IFA転職を運営し、IFA専門転職支援サービスを展開。創業から100名以上のIFAへの転職を支援。また、アドバイザーナビ経由でのIFAになった方の転職者のコミュニティ「Club IFA」も運営しており、IFA業界の転職市場に精通している。

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